ザゼンソウ
(サトイモ科ザゼンソウ属:多年草:草丈 〜40センチ:花期 〜5月)
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薬効
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毒虫の虫刺されの外用 |
皮膚の痒み |
救荒食 |
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分布生育場所 |
科名:サトイモ科/属名:ザゼンソウ属
和名:座禅草/別名:ダルマソウ/学名:Symplocarpus renifolius
北海道、本州の日本海側の高地や寒冷地の湿地、夏季に太陽が当たらない日陰に自生
中国、サハリン、アムール、朝鮮半島にも分布
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見分け方・特徴
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寒冷地の湿地に自生する多年草で茎の下から太い根が出て多肉質
葉は、根元から多数生えて、長い大きな柄があり、長さ幅が30〜40センチもある大型の円心形の葉が出る
花は、早春3〜5月頃、葉が伸びないうちに開花する
袋状の暗褐色をした仏炎苞(ぶつえんほう)が地上に出て、中に楕円形で長さ2〜4センチ、1個の花序がある
花序の表面には、多数の小花がつき、両性花、花被4、雄しべ4、雌しべ1
花後、初夏に果実が熟す、全草に特有の悪臭があり、馬も食べないという
サトイモ科のその他の植物、ザゼンソウ、ミズバショウ、コンニャク、カラスビシャク
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採集と調整
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随時葉、葉柄を採取して生のまま用いる
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薬効・用い方
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毒虫に刺されたとき、皮膚が痒(かゆ)いときに、葉・葉柄を潰した汁を直接患部に塗布する
奥飛騨地方では、ザゼンソウをアカゴ、ミズバショウをシロゴと呼び、葉柄を茹でて、乾燥して食べたとう
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その他 |
名の由来は、花の咲く様子が、僧が岩穴で座禅を組んでいるように見立てたことから、ザゼンソウの名になった
ヒメザゼンソウは、ザゼンソウより小型で、数も少ないく、葉が枯れるころに花がつく
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