コンニャク (サトイモ科コンニャク属:多年草:草丈 〜50センチ:花期 〜 月)
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薬効
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温湿布
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食品原料
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分布生育場所 |
科名:サトイモ科/属名:コンニャク属
和名:蒟蒻/学名:Amorphophalus Konjac C.Koch
インドネシア半島原産、日本各地でコンニャクイモとして栽培
サトイモ科クワズイモ属クワズイモ(食わず芋)
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見分け方・特徴
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春に、コンニャクイモを植えて、5月ころに、球根の頂部から円錐状のヘビに似た葉柄を出し高さ約50センチになる
葉柄の先端は、3裂して、羽状に小葉をつける
球根が生育すると、葉柄に代わりに、花柄を伸ばして先端に、暗紫色の仏炎苞(ぶつえんぽう)の花をつけ、花は異臭がする
サトイモ科のその他の植物、ザゼンソウ、ミズバショウ、コンニャク、カラスビシャク |
採集と調整
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普通は、3年目の10月ころ葉が枯れたころに、充分肥大した地下球茎を掘り取る
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薬効・用い方
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有効成分:コンニャクマンナン、粗蛋白質、粗脂肪、炭水化物、粗繊維、灰分
民間では、うがい薬として、生のコンニャクイモを刻み、10グラムと水0.6リットルを半量まで煮詰めて、上部のかすを除いて、うがいをする
はれものに、生のコンニャクイモを、摩り下ろして患部に塗布すると、膿が吸い出されるという
また、肺炎などで胸が苦しいときには、食用コンニャクを温めて、患部に温湿布すると、痛みが柔らぐという
コンニャク
収穫した球茎を、水洗いして、ひげ根を除き、薄切りにして5〜7日陰干しにて乾燥する
乾燥した球茎を、粗く砕いたものを荒粉と呼び、製粉してマンナン粒にした微粉を精粉と呼ぶ
精粉を水で溶かして、石灰を加えて凝固させて、熱湯に30〜40分入れると、浮きあがり、食用のコンニャクになります
食用のコンニャクは、水分が97%もあり、栄養価がほとんど無いので、食べすぎの肥満体、糖尿病、動脈硬化症などの人の食事療法に用いられる
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その他 |
名の由来は、日本に渡来したとされる大和時代以前ころの、英名コニャク(古名)/コンヤクから転訛(てんか)して、コンニャクになったという
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