伝統中国医学における太陽病(たいようびょう)は、三陰三陽病の一つで一番はじめに起こる外感性疾病。六経病では太陽経病である。
傷寒論では、「太陽の病たる、浮脈、頭項強痛して悪寒す」といわれ発病の初期で、悪寒あるいは悪風、発熱(微熱)、頭痛、項強、脈浮という症候の時期の病態である。
太陽病の主要な治療法は、発汗(解表剤)である。
· 桂枝湯
桂枝湯 適応症 · かぜの初期(体力虚弱で汗が出る者) · 太陽病 組成 副作用 次の副作用がある[2]。 · 重大な副作用 - 偽アルドステロン症、ミオパシー 注意事項 高齢者は生理機能が低下し、妊産婦、小児は安全性が未確立であり、注意が必要である[2]。 次の薬剤との併用により、偽アルドステロン症、ミオパシーが出現しやすくなる[2]。 1. 甘草含有製剤 2. グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤 関連する方剤 |
· 麻黄湯
麻黄湯ツムラ麻黄湯エキス剤(医療用) ツムラ麻黄湯(医療用)を開封し顆粒を示したところ 概要発汗作用を持つ、代表的解表剤の一種。 効能風邪の初期で、頭痛・悪寒・発熱・腰痛・関節痛・咳・喘息などの症状の改善に用いられる。 臨床では、初期のインフルエンザ[1]や各種感染症・気管支炎・気管支喘息の発作期・アレルギー性鼻炎の発作期・夜尿症などに応用する。 インフルエンザの治療において抗ウイルス薬のタミフルと同じ程度の症状軽減効果があるという研究結果が福岡大学病院の鍋島茂樹・総合診療部長らによって発表されている[2]。 組成以下の生薬が処方されており、煎じて服用する。 慎重投与次の患者には慎重に投与する[3]。
相互作用併用注意[編集]
副作用次の副作用がある[3]。 重大な副作用[編集]偽アルドステロン症、ミオパシー その他発疹、発赤、掻痒、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮、肝機能異常、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、排尿障害 注意事項高齢者は生理機能の低下、妊産婦、小児は安全性未確立のため注意[3]。 |
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大青龍湯