LU2.雲門(うんもん)

取穴部位:鎖骨下窩にあり、烏口突起の内縁、腋窩動脈拍動部

筋肉:三角筋大胸筋の間

運動神経:胸筋神経腋窩神経

知覚神経:鎖骨上神経

血管:腋窩動脈


由来
「雲」とは霧をいい、「門」は出入りする門のこと。
体内で肺気がちょうど霧のように始めて出てくる門ということから雲門と命名された。
「雲」は雲霧のようにたちのぼる気が天気と交わり、気が出入りするところ「門」から十二経脈をめぐり全身に栄養を与えることから「雲門」といわれる。

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雲門穴は体の前面で胸部にある太陰肺経のツボです。
呼吸疾患だけでなく、肩の付け根辺りにあるツボですので肩の運動痛、腕へのしびれ、痛みに対しても使われます。

風邪の症状、肩痛、胸痛など・・・
息苦しさや風邪の症状、五十肩、肩関節の運動痛、腕のしびれなどに役立ちます。

胸痛や肩の痛みの治療

体表から雲門を押すと烏口突起という肩甲骨の突起があります。
肩甲骨は背中側にある骨ですが、前面の鎖骨下の奥まで突起として伸びていて、小胸筋や上腕二頭筋などの筋肉や靱帯がここに付いています。
筋肉だけでなく近くに神経や血管も多くありますので、上肢(腕)の痛みやしびれの治療にも使われます。


三角筋

三角筋

ラテン語

Musculus deltoideus

英語

Deltoid muscle

グレイの解剖学

書籍中の説明(英語)

起始

肩甲棘、肩峰、鎖骨の外側部の1/3

停止

上腕骨外側面(三角筋粗面)

動脈

後上腕回旋動脈

神経

腋窩神経C5C6

作用

の外転、屈曲、伸展

拮抗筋

広背筋

骨格筋 > 体肢筋 > 上肢の筋 > 上肢帯筋 > 三角筋

三角筋(さんかくきん)は人間の上肢の筋。

三角筋の肩甲棘部は肩甲棘から、肩峰部は肩峰から、鎖骨部は鎖骨の外側部の1/3からそれぞれ起始し肩関節を覆う様に外下方へと走り上腕骨三角筋粗面に停止する。運動は肩関節を支点にして肩甲棘部が上腕を伸展・内転・外旋させ、肩峰部が上腕を外転させ、鎖骨部が上腕を屈曲・内転・内旋させる。支配神経は腕神経叢腋窩神経レベルがC4)・56である。

三角筋の筋力トレーニング

「投げる」ことに関係の深い筋肉であり、投擲系のスポーツでは特に重要視される。ボディビルなどでもこの筋肉の発達が不十分だと幅が狭くなり、が相対的に大きくなって格好悪くなるのでトレーニングを必要とする。腕立て伏せベンチプレスなどを行なうことでも充分に鍛えられる筋肉だが、専門的な筋力トレーニングを必要とするのであればフロント・レイズサイド・レイズなどのレイズ系の種目、もしくはショルダー・プレスなどが有効。

腋窩神経

神経: 腋窩神経

The suprascapular, axillary, and radial nerves

ラテン語

nervus axillaris

グレイの解剖学

書籍中の説明(英語)

起始

後神経束

分岐

上外側上腕皮神経

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腋窩神経(えきかしんけい)は腕神経叢から出る上腕部に走行する末梢神経で、上肢の背側を走行し、上腕部で、停止する。主な神経支配筋肉は、三角筋で、上腕の伸展運動を司っている。上外側上腕皮神経に分枝する。

主にC5C6に由来する。上腕骨近位端骨折の80%を占める上腕骨頸部骨折の合併症として腋窩神経障害が挙げられる。

支配筋

·         三角筋

·         小円筋 

烏口骨

ダチョウの肩帯。図中の2が烏口骨(前烏口骨)

烏口骨(うこうこつ、coracoid)は、四肢動物肩帯を構成するの一つである。烏喙骨(うかいこつ)、烏啄骨(うたくこつ)とも呼ばれる。

目次

1 進化

2 前烏口骨

3 烏口突起

4 烏口突起の名称の変遷

進化

魚類から両生類に進化するに当たって、肩甲骨の腹側に化骨中心が形成され、肩甲骨と新たに形成された骨との交点に上腕骨との関節窩が形成されるようになった。爬虫類になるとその骨の後方にさらに化骨中心が形成され、肩帯の構成要素の一員となる。広義にはこの二つの骨をまとめて烏口骨(それぞれ anterior coracoid / posterior coracoid とされる)と呼ぶ。ただし狭義には烏口骨と呼ばれるのは爬虫類になって付加された後部の骨だけで、前部の骨は前烏口骨(ぜんうこうこつ、procoracoid)と呼ばれて区別される。

前烏口骨

両生類で現れた広義の烏口骨は狭義には前烏口骨であり、ながらく肩帯の腹側成分として機能していた。爬虫類になって狭義の烏口骨が現れたが、単弓類以外の多くの系統でその狭義の烏口骨は退化してしまい、現生の爬虫類や鳥類で『烏口骨』と呼ばれているものは狭義の呼称では前烏口骨である。

ヒトの肩甲骨。左上が烏口突起

哺乳類として原始的な形質を残している単孔類では、前烏口骨・烏口骨ともに残存しているが、有袋類有胎盤類では前烏口骨は完全に消滅し、烏口骨は肩甲骨と癒合してその一部となっている。ヒトの肩甲骨などに残る烏口突起coracoid process)がそれで、かつての烏口骨の名残である。ヒトなどでは鳥のくちばしのような形をしているためにその名が付いた。

烏口突起の名称の変遷

杉田玄白はオランダ語のRaavendeksを訳してカラスの嘴を意味する「烏喙」という名称に翻訳した。杉田玄白がいた当時は「喙」という漢字はポピュラーであったが、時代がくだり「喙」という漢字は徐々に使われなくなった。昭和になり石川啄木の影響もあり誤って「喙」を「啄」と間違え烏啄骨(うたくこつ)と呼ばれることが増えた。あまりにもその勢力がふえたため、昭和16年に日本解剖学会の用語委員会は烏喙骨(うかいこつ)から烏啄骨(うたくこつ)に改定した。しばらくその用語が使われていたが、戦後の漢字簡略化の動きで用語委員会は「喙」という言葉を捨てて「烏口突起」を正式に採用した。

角筋

ラテン語

Musculus deltoideus

英語

Deltoid muscle

グレイの解剖学

書籍中の説明(英語)

起始

肩甲棘、肩峰、鎖骨の外側部の1/3

停止

上腕骨外側面(三角筋粗面)

動脈

後上腕回旋動脈

神経

腋窩神経(C5C6

作用

肩の外転、屈曲、伸展

拮抗筋

広背筋

三角筋

骨格筋 > 体肢筋 > 上肢の筋 > 上肢帯筋 > 三角筋

三角筋(さんかくきん)は人間の上肢の筋。

三角筋の肩甲棘部は肩甲棘から、肩峰部は肩峰から、鎖骨部は鎖骨の外側部の1/3からそれぞれ起始し肩関節を覆う様に外下方へと走り上腕骨三角筋粗面に停止する。運動は肩関節を支点にして肩甲棘部が上腕を伸展・内転・外旋させ、肩峰部が上腕を外転させ、鎖骨部が上腕を屈曲・内転・内旋させる。支配神経は腕神経叢腋窩神経レベルがC4)・56である。

三角筋の筋力トレーニング

「投げる」ことに関係の深い筋肉であり、投擲系のスポーツでは特に重要視される。ボディビルなどでもこの筋肉の発達が不十分だと幅が狭くなり、が相対的に大きくなって格好悪くなるのでトレーニングを必要とする。腕立て伏せベンチプレスなどを行なうことでも充分に鍛えられる筋肉だが、専門的な筋力トレーニングを必要とするのであればフロント・レイズサイド・レイズなどのレイズ系の種目、もしくはショルダー・プレスなどが有効

肩関節

肩関節(肩甲上腕関節)。円内図の右が肩甲骨、左が上腕骨

棘上筋による肩関節の動き

肩関節(けんかんせつ)は、にある関節。一般的には肩甲上腕関節(第一肩関節)の事を指し(肩甲骨上腕骨をつなぐ間の部分で、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭で形成された関節部分)、これを狭義の肩関節という。広義の肩関節は、肩甲骨、上腕骨、鎖骨胸骨胸郭に関連する5つの関節(文献によっては、肩甲上腕関節・肩鎖関節・胸鎖関節の3つの場合もある)で構成されており、肩複合体と呼ばれることもある。

広義の肩関節5つは以下の通り。

·         肩甲上腕関節(第一肩関節)

·         第二肩関節

·         肩鎖関節 - 肩峰関節面と鎖骨肩峰端にある関節面との間の平面関節

·         胸鎖関節 - 胸骨と鎖骨との間の関節(形態学的には鞍関節、機能的(運動学的)には球関節)

·         肩甲胸郭関節 - 肩甲骨と胸郭との間の関節

·          

これらは解剖学的関節と機能的関節に分けられることもある。 骨格筋 > 体肢筋 > 上肢の筋 > 上肢帯筋 > 三角筋

三角筋(さんかくきん)は人間の上肢の筋。

三角筋の肩甲棘部は肩甲棘から、肩峰部は肩峰から、鎖骨部は鎖骨の外側部の1/3からそれぞれ起始し肩関節を覆う様に外下方へと走り上腕骨三角筋粗面に停止する。運動は肩関節を支点にして肩甲棘部が上腕を伸展・内転・外旋させ、肩峰部が上腕を外転させ、鎖骨部が上腕を屈曲・

大胸筋

大胸筋(だいきょうきん)は、胸部の筋肉のうち、胸郭外側面にある胸腕筋のうち、鎖骨胸骨と肋軟骨(第2~第7前面)、腹直筋鞘の3部を起始とし、上外方に集まりながら、上腕骨の大結節稜に停止する。

大胸筋

分類

所在分類:

骨格筋

支配神経:

胸筋神経

知覚神経:

鎖骨上神経

動脈:

胸肩峰動脈

体幹筋

胸部の筋

胸腕筋

 

ラテン名

musculus pectoralis major

英名

pectoralis major

起始・停止

·         起始:鎖骨内側前面1/2
胸骨と肋軟骨(第2~7肋骨前面、深部で第3~5肋軟骨)
腹直筋鞘の上端

付着部:上腕骨大結節稜