桂枝湯
桂枝湯(けいしとう)は、漢方薬の一種。出典は傷寒論・金匱要略。
適応症
· かぜの初期(体力虚弱で汗が出る者)
· 悪寒、発熱、頭痛、自然発汗
· 太陽病
組成
桂枝(去皮)[1]・芍薬・大棗・生姜・甘草
葛根湯から、葛根と麻黄を除いた基本方剤である。
副作用
次の副作用がある。
· 重大な副作用 - 偽アルドステロン症、ミオパシー
· その他 - 発疹、発赤、掻痒
注意事項
高齢者は生理機能が低下し、妊産婦、小児は安全性が未確立であり、注意が必要である。
次の薬剤との併用により、偽アルドステロン症、ミオパシーが出現しやすくなる。
1. 甘草含有製剤
2. グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
関連する方剤
· 桂枝加芍薬湯 - 桂枝湯+芍薬[3]
· 小建中湯 - 桂枝加芍薬湯+膠飴
· 桂枝加竜骨牡蛎湯 - 桂枝湯+竜骨+牡蛎