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海陽町の鍼灸院は 総合物理療法院・讃美堂

鍼治療とは

皆さんの中に、鍼(はり)治療に関心がある人もいるでしょう。実際、ケガからの回復過程や筋肉のコンディショニングに鍼を活用するアスリーツは多くいます。鍼を経験したことのない人は、「痛いのではないか」と心配するケースが多いようです。しかし、鍼は基本的に痛くないと思っていただいて良いと思います。ただし、ケガの状況によっては稀に、あえて痛みの出る手法を使うことがありますが、初心者ではそれはほとんどありません。

鍼は、よく活用されるものとして、刺してすぐ抜く「単差し」、刺したまま10〜15分程度置く「置鍼」、刺した鍼に低周波の電流を流して筋肉の血行促進をはかる「パルス鍼」などがあります。これらの手法が、患者の症状によって使い分けられます。また、同じ患者でも、症状の改善に従って鍼が使い分けられます。

鍼は、血行を促進したり、体の中のエネルギーの流れである「気」のバランスを整えたりすることで体に起きているアンバランスを整えます。これが、鍼を刺すという刺激で行われるのですから、刺激の量が重要になります。鍼治療では一回で症状が良くなる人もたくさんいます。しかし、基本的には劇的に症状を和らげるような治療はしません。体にムリなく、徐々に効果を出すように治療されます。

時々、鍼にマジックのような速効効果だけを求める方がいます。そして、そういう方はすぐに効果がでないので「自分には合わない」「効かない」と思ってしまうようです。しかしそれは勘違いで、鍼は継続的な利用が重要であることを忘れないでほしいと思います。

灸(きゅう)治療も、なにやら取っ付きにくいものと思われるでしょう。しかし灸は、痛みに対してとても高い効果を発揮します。灸にもさまざまな種類がありますが、通常の治療で使われる灸は「温灸」といって直接皮膚に艾(もぐさ)を乗せず、間接的に熱を伝える手法です。火を使うので多少は熱く感じますが、ヤケドをするような心配はまったくありません。

鍼灸は、痛みを取るという点で十分、皆さんのお役に立てるものです。しかし、その効果が思わぬ弊害を招くことがあります。痛みには、必ず根本的な原因があります。分かり易くいえば、骨が折れているとか、筋肉の線維が切れているとか、内臓が疾患を持っているとかの原因です。実際には、もっと細かい、分かり難い原因がたくさんあり、その最終的な結果として、痛みが現われてくるのです。鍼や灸は、一時的に痛みを解消するという点では、かなりの効果を発揮します。とりあえずの痛みは消えるわけです。しかし、根本的な原因まで完治させるわけではありません。そのため、一時的な痛みをしのぐだけで根本的な治療をせず、体をごまかしながら競技を続けてしまうという選手が出てきます。これは、鍼灸治療の誤った活用といえます。私たちクレーマージャパンスポーツ医科学センターでは、こうしたことがないように、鍼灸を取り入れる場合も、痛い部分の局所だけにこだわらず、全身を診ながら、その選手の競技の特性を考えて治療を進めていきます。必要とあれば、オステオパシー、マッサージなど鍼灸以外の手法も導入します。

もちろん、回復後の競技復帰に必要なリハビリテーショントレーニングも並行して行っていますし、復帰後の調整、強化のプログラムも充実しています。

■東洋医学とは

鍼灸の基礎になっている東洋医学では、西洋医学とは違った観点から体を見ていきます。東洋医学では、私たちの体は本来バランスがとれているもので、そのバランスが失われるとさまざまな病気になると考えます。そのバランスを示す概念は、二つあります。

陰・陽
男と女、光と陰、プラスとマイナス、裏と表など、この世の万物は対極にある二つの概念で支えられています。それは、体にも当てはまるとされます。そして、その両対極の力関係のバランスが崩れるとき、病気が起きるというわけです。

体の健康にかかわるバランスは「陰陽」と呼ばれています。「陰」とはマイナスに傾く現象、「陽」はプラスに傾く現象と考えていいでしょう。その陰陽の間を行き来しているのが「気」です。東洋医学では、「陰の気は下に向かい、極まれば上に昇る。陽の気は上に向かい、極まれば下に降りる」といわれています。

例えば、私たちは基本的には昼間は「陽」の気が盛んで、夜になると「陰」の気が盛んになります。しかし、こうしたバランスが崩れて、夜になっても「陽」の気が盛んな場合、不眠症になってしまいます。

虚と実
こうした陰陽のプラス・マイナスの状況を表わすのに、東洋医学では「虚・実」という概念を用います。

「虚」とはマイナス、あるいは低下している状態を表わし、「実」とはプラス、あるいは向上していることを表わします。一般的な考えでは、「実」がよく「虚」がよくない状態と考えがちですが、そうではありません。あくまでも両者のバランスがとれていることがいいのです。

例えば、頭痛があり肩がこっているのは上半身の「実」、腹痛があり、冷え症であるのは下半身の「虚」です。この場合、上半身の「実」を下げ、下半身の「虚」を上げるように気をコントロールするのが施術者の仕事です。

陰陽のバランスを虚・実という物差しで判断し、もとの健康な状態に整えること、それが東洋医学の基本です。この時、ポイントになるのが、いわゆるツボです。ツボにはそれぞれ、どの部分を虚にする、あるいは実にするという性格があります。そこに鍼、灸などで適切な刺激を与えるというわけです。

五行
五行とは、この世に存在するすべての物質をその性質によって五つに分類し、さらにそれらが互いに及ぼしあう影響関係をまとめたものです。

東洋医学では、万物はその性質によって木、火、土、金、水に大別できるとします。そしてまず、これらは互いに補いあう関係を持つとします。例えば、木は火を起こし、火は灰から土になり、土は固まって金(ゴールドに限らず鉱物全般というような概念)となり、金には水が寄ります。その水で木が育つという考えです。このように物質が補いあう関係を「相生」といいます。

一方、木は(道具となって)土を耕し、土は水をせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金は(道具となって)木を切るという関係も成り立ちます。このように互いに反発しあう関係を「相克」といいます。

この五つの概念は、私たちの体にも当てはまるとされています。木は「肝」、火は「心」、土は「脾」、金は「肺」、水は「腎」とされています。

ここでは肝は肝臓に、腎は腎臓にかかわっていますが、東洋医学では実際には西洋医学の臓器とはちょっと違う範囲で考えています。そのことはここでは詳しく説明する余裕がないので、体の各部分がこの五つのどれかに当てはまると考えられていることだけを理解してください。

例えば「心」が強くなると(実すると)、その影響は図からわかるように「肺」に出ます。ですから、「肺」の調子が悪くなったとき東洋医学では肺そのものだけを見るのではなく、「心」の様子を見ます。そして、「心」が実になりすぎないような処置をすると同時に、「心」に影響を与える「肝」の働きを強めるのです。こうして、悪い部分だけをピンポイントで見ていくのではなく、体全体のバランスを整えるという視点で治療していくのが東洋医学の方法なのです。


■ソフトエラスティックテープを使おう!

トレーナーズテープよりもぴったり密着性があり、エラスティックテープよりもソフトな肌触りのソフトエラスティックテープは、ハサミを使わずに手で簡単にカットできることから、スポーツの現場で多くのトレーナーに愛用されています。伸縮性・粘着性に優れるため、患部の圧迫・固定、また各部位のテーピングの仕上げ等に使用します。


■テーピングの仕上げ、または代用として・・・

トレーナーズテープ13mmや25mmなどで手や足の指の過伸展捻挫補強のためのテーピング

補強したい部分をソフトエラスティックテープで少し強めに巻き、その他の部分はゆるめに


トレーナーズテープを使わず、ソフトエラスティックテープのみでの軽いサポートも可能


手首の過伸展予防テープ(手の平側)

手首の過屈曲予防テープ(手の甲側)

ソフトエラスティックテープを巻いて補強します

■足関節テーピングの仕上げ、U字パッドの固定と圧迫に・・・

  
足関節捻挫の再発予防テープ
仕上げにソフトエラスティックテープ
巻いて補強します

※最後にトレーナーズテープソフトエラスティックテープを止めるとはがれません。


足関節捻挫後の圧迫を加えるU字パッドの固定に


■すり傷、切り傷の消毒処置後のガーゼ固定に・・・

傷は必ず消毒しましょう。
練習中、試合中は汗でバンソウコウがはがれやすいため、ガーゼの上からソフトエラスティックテープを巻いて固定し、傷口を保護します。


■靴ズレ保護用パッドの固定に・・・


ドーナツパッドで靴ズレを囲み、
ソフトエラスティックテープで固定します。



プロテクティブパッド
マメの大きさに合わせてきります。

■慢性の痛みをつくらないために

腰、膝、肩、肘などに慢性の痛みを持っている選手は多いはずだ。ケガがとっくに治ったはずなのに、いつまでも痛みが競技生活を脅かす・・・。慢性の痛みにどのように対処していけばいいのか考えてみよう。

■治っているはずなのに痛むのはなぜ?

  1. 急性痛と慢性痛の違い
    スポーツにケガはつきものです。そして、ケガをすれば多かれ少なかれ痛みがあります。例えば足首をネンザすれば、すぐに腫れて痛くなります。このように、痛みとその原因との関係がはっきりしているものは「急性痛」と呼ばれます。
    一方、ケガがすでに治っているはずなのに、いつまでもその部分に痛みが残っている場合があります。このような痛みは「慢性痛」と呼ばれます。通常、6ヶ月以上続くような痛みを慢性痛とします。しかし、それより短くても、ケガが治った後も続く痛みは慢性痛とされます。
  2. ケガをした選手は焦るもの
    ケガが治っているはずなのに、なぜ痛みが続くのでしょう。その原因の一つとして、精神的な不安、焦り、があげられます。
    ケガをした選手は、自分がケガで休んでいる間に誰かにレギュラーを取られてしまう恐れがあります。また、もしケガが治っても、ケガをする前と同じコンディションに戻れないかもしれません。また、たとえ同じコンディションに戻れたとしても、休んでいた間に実戦のカンが薄れているかもしれません。
    ケガをした選手は、このような不安や焦りを感じ続けるものです。
  3. 気持ちの緊張が痛みを大きくする
    不安、焦りといったマイナスの精神状態は、脳の中で「体によくない状態が起きた」と感知されます。すると、脳は自動的に「交感神経」を興奮させます。交感神経とは、いわば私たちの体を身構えさせて「戦闘体制」とらせる神経です。
    交感神経が興奮し続けると、反対の働きをする「副交感神経」の働きが抑えられてしまいます。副交感神経は、体をリラックスさせる神経です。交感神経が興奮し続けていると体の力がいつまでも抜けず、筋肉は緊張した状態を続けます。夜になっても十分に体を休めることができず、ぐっすり眠れません。
    不安や焦りがある人は、一日中、緊張が続き、血行も悪くなって筋肉が固くなり、たとえ治った部分でも動かすと「痛い」と感じてしまう場合があるのです。だからまず、慢性痛をつくらないためには、ケガが治っても不安や焦りの気持ちを持たないことが重要です。
  4. 知らないうちに痛みを言い訳にするパターン
    自分の成績が思うように伸びない時、また、ライバルにどうしても勝てない時があります。しかし選手は、なかなか素直に「自分に足りないところがある」と認めたくないものです。
    こんな時にケガをすると、ケガが治っても慢性痛になってしまうことがあります。それは、心の奥深い所で、ケガを自分の力の足りない部分の言い訳に使ってしまうからです。「この痛みさえなければ勝てる」というのは、心の奥底で「完全に治って勝負したら負けるかもしれない」と感じていることの、形を変えた表現である場合があります。
    ですから、慢性痛がある場合、自分の心と勇気を持って正直に向き合ってみることも必要なのです。

■痛い所と別の部分に原因があることも多い

  1. 人の動きはムチに似ている
    どこかに慢性痛があっても、痛みの原因がその部分にない場合があります。そのことを理解するには、人の体の動き方を理解しなければなりません。
    人の体の動きはムチに例えられます。ムチは、握った根元の部分を少し動かすだけで、先の部分は大きく動きます。根元でつくられた力が、太い方から細い方に伝わりながら、力も動きも次第に大きくなります。
    人の体も同じです。ボールを投げる動作を考えてみましょう。まず背骨の通っている体の中心でつくられた力が、腰、肩、肘、手首、指という順に伝わります。これは、ムチの力が太い部分から細い部分に伝わっていくのとよく似ています。

  2. 根元が固くなれば端は大きく動けない
    この力のつながりの中で、体の中心で少しでも動きが狭まるようなことがあると、その影響は端に行くほど大きくなります。
    分度器を思い出してください。例えば45度の角度でつくる「弧」は、分度器の中心に近い所より、分度器の外側の縁に近い所が長くなります。仮に、中心ではいつも45度動けていたとして、それが30度に挟まったらどうでしょう。分度器の外側に近くなるほど「弧」の長さの縮まり方が大きくなってしまいます。
    分度器の中心が背骨、外側の縁が手足と考えてみましょう。体の中心で動きが挟まれば、手足の動きはより大きく挟まってしまうことになるのです。体の中心近くの筋肉が固くなって骨や関節の動きを制限すると、その影響は体の端に行くほど大きくなります。しかし、手足ではいつもの通 りの動きをムリにしようとしますから、その筋肉に負担がかかり、痛みが出ます。

  3. 背骨の周りにポイントがある
    こんな時、痛くなった部分ばかりマッサージしても痛みは取れません。もっと体の中心に近いところに固くなっている場所がないか調べる必要があります。
    特に注意が必要なのは、背骨の周りです。全ての動きは背骨からはじまり、肩や腰を通 じて手足の動きをつくっていくと思ってもいいでしょう。背骨の周りの筋肉が固くなっていると、その影響が腰、膝、足首、あるいは肩、肘、手首に出やすいです。

■選手が自分でできる慢性痛の緩和

ここまで紹介した視点を頭に入れた上で、よく見られる慢性痛の和らげ方を見ていきましょう。
  1. 前にかがんだ時に痛む腰痛対策
    痛い場所が腰でも、背骨の近くに原因が考えられる場合があります。背骨には出っ張り(腰椎棘突起)があります。ちょうど胸の真後ろの出っ張り(図1)に上から順番に指を当て、そのつど前屈してみると、どこか一カ所、そこを押さえると腰の痛みが和らぐ場所があります。そこから指を外側にずらせて、肩甲骨の方に押して行くと、強く押さなくてもかなり痛みを感じる場所があります。そこを入念にマッサージしてみて下さい。腰の痛みが落ち着くはずです。痛みを感じた出っ張りと出っ張りの間に、直接、伸縮性のない直径2センチ位のテープを張っても効果が期待できます。


  2. 後ろに反った時に痛む腰痛対策
    後ろに反った時に腰が痛くなる場合、腰の骨の一部(腸骨)と、背骨(上から12番目の骨)との間についている筋肉(図2)が固くなっていることが考えられます。特に右、あるいは左に痛みが偏っている場合は、このことが原因でしょう。その部分をマッサージしてみて下さい。





  3. 膝の下の痛み
    膝のお皿の下の骨が盛り上がり、膝の屈伸やジャンプをする時に痛みがあるような場合、すねの外側の筋肉(つま先を上げると盛り上がる)が疲れて固くなっていることが痛みの原因である場合があります。その部分をマッサージしてみましょう。マッサージのかわりにデニバンを貼ってもいいでしょう。

  4. アキレス腱の痛み
    アキレス腱はふくらはぎの筋肉の延長ですから、ふくらはぎの固さをほぐすマッサージが必要です。アキレス腱ばかりに注意を集中させても効果が上がりません。マッサージの代わりにデニバンを貼ってもいいでしょう。

■最後に

最も大切なことはウォーミングアップ、クールダウン、ストレッチングなどを十分に行って筋肉に余分な負担を残さない努力をしておくことです。また、トレーニングや競技に耐えうる基礎体力づくりをしっかり行い、オーバートレーニングにならないよう無理のないトレーニング計画も必要です。慢性の痛みをつくる前の取り組みが重要なのです。

■風邪を理解して賢く克服する
■いろいろな種類のビールス症状もさまざまだから”症候群”

みなさんは、カゼという言葉からどのような症状を思い浮かべるでしょう。クシャミ、鼻水、・鼻づまり、喉の痛み、セキ、発熱、頭痛、時には下痢・・・。実にいろいろな症状があるものです。
カゼはビールス、あるいは細菌によって人体に引き起こされる症状です。多くの場合はビールスが原因です。原因となるビールス、細菌にはさまざまな種類があり、その結果 、私たちの体に起きる症状も人によっていろいろです。どのビールスによってどんな症状が起きると限定できないことから、医学では「カゼ症候群」と呼ばれいます。
カゼのビールスに対しては、私たちの体はほとんど免疫をつくることができません。そのため、毎年のように何度もカゼをひいてしまうのです。昔は小学校などでインフルエンザの予肪接種を全員が義務づけられていました。しかし、最近では希望者だけになっています。それは、ビールスの形が実に多様で、薬がうまく作用する確立が少ないためです。

■一年中ビールスは体に入っている。元気なときはカゼにならない

ビールスはカゼをひきやすい冬に限らず、私たちの生活している空気中のいたるところに四六時中、漂っています。つまり、一年中、私たちはビールスを体内に吸い込んでいるのです。それでも年中カゼをひいていないのはなぜでしょう。
それは、もともとビールスは、体の待っている力に対して、さまざまな症状を起こすほどのパワーがないからです。体の中では常に、外から人ってくる異物を受け付けず、外に押し返す作用が働いています。ビールスの他にも私たちの周りには、いわゆるパイキンがうようよいるのですが、よほどのことがない限り病気にならないのは、そうしたものたちに体の力が勝っているからなのです。
しかし、一度、体力が弱って抵抗力のない状態になると、ビールスも力が発揮できるようになります。そこでさまざまなカゼの症状が出てくるのです。
ですから、まず大切なことは、ビールスに元気を与えるような状況、つまり体が弱った状況をつくらないということです。疲労、睡眠不足、栄養不良などがそういう状況をつくります。特にスポーツマンは、オーバ一トレーニングで消耗した状態をつくらないよう気をつけなければいけません。

■冬にカぜをひきやすいのは鼻・喉の粘膜の働きか弱まるから

疲労、睡眠不足などと同時に、乾燥も注意すべきポイントです。私たちは冬場によくカゼを引きますが、これは、寒いことよりも、乾燥した空気が大きな原因になるからです。私たちの鼻や喉には、粘膜があります。体のほとんどの部分は皮膚に覆われていますが、粘膜の部分は皮膚がなく、一枚コートを脱いだような状態になっています。そのため、粘膜は、直接体の外のものを体内に入れることができる場所となっています。
粘膜にはさまぎまな分泌物があって、害があるものが体内に入らないようにガードしています。私たちがクシャミをしたり、タンを吐いたりするのも、分泌物がからめ取った異物を体内に押し出す作用の一つなのです。
空気が乾燥すると、こうした粘膜の働きが鈍ります。吸い込まれる乾いた空気が、鼻や喉の粘膜の滑らかさを奪ってしまうのです。そうなると、ビールスは簡単に体内に進入できます。そして、さまざまな症状を起こすのです。
ですから、裏返せばセキやクシャミが頻繁に出るようになったら、それは粘膜がかなり攻撃されている状態と考えていいでしょう。それ以上悪化させないことが大切です。

■オカユよりもよく噛んで栄養を。熱がなければお風呂は効果的

カゼをひいたらまず安静。これは常識です。ムダな力をつかわず、体がビールスに打ち勝つために最善の状況をつくるのです。
栄養摂取も大切です。「体が弱っているからオカユで」と考えるより、できるだけ栄養のある食事を取りたいものです。ただし、カゼで消化の働きが落ちいてますし、場合によっては腸などにビールスが作用してお腹を痛めているということもあります。
そういう場合は、できるかぎり柔らか目に調理してもらい、いつもの何倍もよく噛んで食べるという方法がいいでしょう。オカユは食べやすいというだけで、栄養価からすると十分な食べ物ではありません。よく噛みさえすればオカユと似た状態になるので、できるだけ栄養のある食事をしてください。
熱が37度未満であれば、お風呂に入ってもいいでしょう。湯気の湿気が粘膜にいい影響を与えます。

■熱があれば風呂、厚着はダメ。冷やすことを第一に考える

熱があるときはお風呂に入ってはいけません。発熱で、体の中で体温を調節する中枢が異常事態に陥っています。そこに追い討ちをかけるように、体温が上昇するようなことをしては、よけいに体温コントロールが狂ってしまいます。また、発熱で細胞のエネルギーの消費が活発になっています。つまり、消耗の度合いが高まっているのです。そこで体温を上げては、ますます消耗します。
よく発熱すると「汗をかいて熱を出す」などといって、わざわざ厚着をして汗をかくスポーツマンがいます。これはとても危険なことです。汗は、蒸発することで熱を奪ってはくれますが、ダラダラかくような汗ではそういう効果 は望めません。体温中枢を狂わせ、体の消耗の度合いを高める以外の結果は望めません。
発熱したら、体を冷やすことが重要です。氷嚢、氷枕はもちろん、必要ならわきの下、股間など動脈が皮膚表面近くに存在している部分に、冷たいものを当てる処置が必要です。寒気がするからと、暖かい格好をするのは間違いです。寒気があるのは、自分の体温が高いから外の空気を冷たく感じるだけ。まず熱を下げるように努力しましょう。

■スポーツドクターに珍てもらう。漢方薬もドーピングの可能性

薬は、スポーツマンの場合できるだけ市販薬に頼らず、スポーツドクターに処方してもらいましょう。ドーピングの問題があるからです。
市販薬の中にはドーピングで禁止されている成分が入っているケースが多くあります。スポーツドクターなら、その辺りを熟知していますので、効き目があってドーピングに引っかからない成分の調合をしてくれるはずです。スポーツドクターではなく、一般の医者に診てもらう時は、その辺の事情を十分に話しましょう。
「漢方薬なら生薬だから大丈夫」という誤った解釈をしている選手もいます。化学的に成分を抜き出して調合した一般 薬と違い、漢方薬は多くの自然成分を複合させていますから、むしろドーピングにひっかかる成分が入りやすいのです。実際、興奮剤に分類される成分は多く含まれています。
「ドーピングが恐い」と、カゼをひいても一切薬を飲まず、じっと我慢している選手もいますが、これもナンセンスです。事情をよく理解しているスポーツドクターに相談すれば、適切な薬がもらえるはずです。

■3〜4日は安静にしておくこと。1週間までは50%で様子を見る

回復の目安は、熱が36度台に戻り、セキ、鼻水などの症状が和らいでいること。大抵は3〜4日で症状が和らぐはずです。もちろん、その間は安静で練習は中止です。
症状が柔らいでもすぐに通常の練習に復帰するのは危険です。ひきはじめから数えて1週間位は、通常の50%程度のレベルにとどめておくべきでしょう。自分の体とよく相談しながら練習内容を考えることとが必要です。
オリンピックなど大きな大会になると、真っ先にカゼをひくのが普段十分に鍛えられているはずの若い選手です。高齢で体力が弱いはずの役員が、そのカゼをうつされて後からひくという順番になります。それだけ選手はカゼをひきやすい状態、つまり心身の疲労状態にあるのです。これから冬にかけて、オーバートレーニングはカゼひきに直結しますので、十分に注意してください。

■筋挫傷(肉離れや筋違い)と捻挫(ねんざ)のちがい

スポーツのケガで、よく肉離れやすじ違い、捻挫(ねんざ)という言葉を耳にしますが、これらはそれぞれ別 の外傷です。この2つの違いについて説明します。

一般に筋違いや肉離れとよばれる外傷は、正式名を筋挫傷(きんざしょう)といいます。筋挫傷とは、筋肉や腱(筋肉を骨に付着させる組織)が打撃または無理に伸ばされることによって生ずる怪我です。筋組織をやや伸ばした程度の軽度のものから、組織が完全に断裂してしまう重度のものまで色々で痛みや腫れ、その筋肉を使っての動作ができないなどの機能低下まで症状はさまざまです。

一方、捻挫とは靭帯(じんたい)の外傷を指します。靭帯は骨と骨をつないでいる組織で、関節内にあります。靭帯には、関節が動ける範囲を越えて曲がりすぎたり、伸ばされ過ぎたりしないよう安定させる大事な役割があります。例えば、足首の外側の関節(外くるぶしのあたり)には、靭帯が3本あります。この靭帯は、足部が前に行き過ぎたりすることのないよう、あるいは内側に曲がりすぎたりすることのないようしっかりつなぎとめておく役割をしていますが、足の裏の外側から着地して無理に体重がかかったりすると、靭帯が支えきれなくなって、伸びたり切れたりします。これが、足首の捻挫です。このような怪我は、肘や膝など体内の他の関節でも起こります。
※筋挫傷・捻挫のどちらの場合でも、自己判断はせず、すぐに医師の診断を受けましょう。

■応急処置方法

どんな筋挫傷や捻挫でも、いちばん適切な応急処置法は、受傷した部位に氷などをビニール袋に入れてつくるアイスパックまたはフレキシコールドを置き、約20分間冷やすことです。これをアイシング(冷却)と呼びます。アイシングすることによって、腫れを最小限に抑える手助けができます。痛みを軽減させる効果もあります。腫れを更にコントロールするには、フレキシコールドの上からチャンプラップなどの伸縮包帯を強めに巻き、怪我をした脚や腕を心臓よりも高い位置に上げておくことも大切です。受傷したところを高く上げておくのは、その部分に腫れの原因になる不要な蓄積物が溜まらないようにするためです。
※アイシングは一度に20分以上行わないよう気をつけましょう。フレキシコールドは、冷凍庫から取り出して使用する前に必ず霜をきれいにふきとりましょう。凍傷の原因になります。

■予防

試合・練習前には必ず充分なウォーミングアップを行いましょう。体の筋肉や関節が硬いまま、突然激しい運動を始めると、挫傷や捻挫の危険性も高くなります。普段のウォーミングアップの中に、必ず筋肉の柔軟性を高めるストレッチングを組み込みましょう。また、ウェイトトレーニングで、受傷しやすい関節の周りの筋肉を鍛えることも、怪我の予防に効果的です。特に、一度挫傷や捻挫を起こしたことのある部位は、きちんと筋力を回復させないと、また同じところを傷める可能性があります。チャンプラップ(伸縮包帯)を巻いたり、ブレース(サポーター)やテーピングをしたりすることもからの復帰直後や再発防止に役立ちますが、最も大切なのは適切なエクササイズを行い(リハビリテーション)、筋力や筋持久力、バランス感覚などの向上に努めることであるのもお忘れなく。 ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。

■腰痛:腰仙・仙腸関節捻挫

■腰痛とは

腰部の痛みは病理学的なサインであり、必ずしもその部位に問題があるというわけではありません。腰痛を表すにはさまざまな用語が使われますが、そのほとんどが誤解や類義語であったり、あるいは間違いであったりすることが多いものです。スポーツにおいて最もよく使われる表現には、坐骨神経痛と腰仙・仙腸関節捻挫があります。
アスリートの年齢が高くなると、腰部の傷害はより起こりやすくなります。高校生レベルでのこの傷害の発生率は比較的低いのですが、大学・プロへと上がるにつれて段々と増えてゆきます。いわゆる急性腰部傷害とは、長期にわたって打撲や急激な捻りを繰り返し悪化させてきた変性が積み重なった状態で、ほとんどの場合が姿勢異常や数多くの小さな傷害に起因しています。また、解剖学的な「弱さ」が存在するときも傷害が発生します。体幹や脊柱は仙骨を下方へ押しさげ、逆に下肢と骨盤は上方へ押し上げます。したがって、体幹がある一方向に捻られ、反対側のハムストリングスが骨盤を下方へ引っ張ったりした時に異常なひずみが生じます。柔軟性の足りない腰部や構造的に変形していたり、筋力の弱い腰部にこのようなストレス(力)が加わると、障害の原因となります。

■坐骨神経痛

坐骨神経痛とは坐骨神経が炎症を起こしている状態をいいます。大腿部後方と内側の神経経路に痛みを伴います。坐骨神経痛という用語は、一般的に腰痛すべてを意味するなど、はっきりした原因を追求されずに間違って使用されることもあります。坐骨神経は腰仙骨神経叢を起始とし、各神経枝を下肢の筋肉へと連絡します。最も大きな坐骨神経枝は第5腰神経で、脊椎をでてすぐに仙骨の開口部を通 ります。この神経は特に捻りや直接打撃に対して弱く、脊椎から出てすぐの所で異常なストレッチや圧迫がかかりやすく、外傷をひきおこします。また、坐骨神経は坐骨棘を通過する部位に傷害を受ける恐れがあります。この部位で筋スパズムや打撲が起こると、神経に直接圧迫が加わり、このとき最も影響を受けるのが腰仙関節と第5腰神経になるのです。
坐骨神経痛を患うアスリートは、局所的な痛みやうずき、動作痛、皮膚感覚麻痺やチクチク感などを神経に沿ったさまざまな部位で感じます。

■腰仙関節・仙腸関節捻挫

腰仙関節捻挫には、第5腰神経への刺激によっておこる腰部の広範囲にわたる鈍痛が伴います。そのほか、スパズム(筋痙攣)、腰仙接合部での圧痛、体幹の動作制限などの症状がでます。腰仙接合部損傷は、スポーツにおける腰部の傷害のなかで最も多いと考えられています。この捻挫は脊柱前弯症といった姿勢偏位のあるアスリートによく起こります。これは、腰部の可動域全域を必要としない種目に関わる選手が、結果的に動作制限が出るようになり、アブノーマルな捻りや打撃に耐えられなくなるという理由によるものです。腸骨と仙骨からなる接合部を仙腸関節といいますが、靭帯組織で強化されていて可動性が少ない関節です。スポーツの現場において、仙腸関節の捻挫が頻繁に起こるかどうかは疑問です。専門家の間では、仙腸関節捻挫、実際には、腰仙関節の状態にも関係あるの


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