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○○町の○○○科クリニック。総合物理療法院・讃美堂です。

診療案内medical info

  • 針治療のあらまし
    一般に針治療といっても、その手技、その種類、また、日本針治療学会(日本針灸師医学会)、日本経絡治療学会(日本経絡治療学会)、など多くの手技、流派があり、刺針から置針、またパルシ針、良導絡療法、レーザー針(無痛無感覚)など種類も多種多様です。あなたの現在の症状、体質に適合したものを選択してください。
  • あん摩・指圧・マッサージ療法

    同じ「肩こり」と言っても、すべて同じ方法がベストではありません。その手技によって、適応するもの、その目的がそれぞれ異なります。
    たとえば、まっさーじと言っても、産業マッサージ(仕事能率アップのため)、スポーツマッサージ、医療マッサージ・・・、などたくさんの種類と、幅があり、それぞれに目的に応じて分化、進歩してきました。また、大きく乾性マッサージと湿性マッサージに大別されその性質を強調する治療法もあります。特に「経絡マッサージ」と言われ陰陽五行説にもとずく東洋医学独自の医療法もあります。「芳香療法、アロマテラピー、ハーブ」療法などを総合的に加味した東洋医学療法をご体験ください。
  • 院では「マイルド加温療法を」・・・

    当院では私が治療院を始めるにたたって、低温症、冷え性、免疫機能の低下など多種多様の虚弱体質の改善を図るため取り入れたのが「マイルド加温療法」でした。これについてもさらに学んでゆきたいと思います。アレルギーは漢方ではほとんどの場合「虚熱」が原因と考えられ「治らない」ものでなく「調整できる」と考えます。

マイルド加温療法(Mild Hyperthermia Therapy)とは

マイルド加温療法は、がん細胞だけでなく全身の正常細胞にもというストレスを緩やかに与え、体内の免疫応答や薬剤・放射線への感受性を高める治療法です。従来の局所的な高温加温(43℃以上で腫瘍細胞を熱死させる)と異なり、体温を4042℃程度に加温し、熱ショックタンパク質(HSP)の産生や免疫細胞の活性化をねらいます¹³.

1. 作用機序

  1. HSP誘導・免疫賦活化
    4042℃の加温により、細胞内でHSPが増加。HSPはがん抗原の提示を助け、NK細胞やマクロファージの活性化を促す¹.
  2. 薬剤・放射線感受性の増強
    ・がん細胞内の血流改善により抗がん剤の腫瘍への到達率が向上。
    ・加温前処置として体内にHSPをあらかじめ蓄積させることで、放射線や化学療法の副作用を軽減しつつ抗腫瘍効果を増強する¹².

2. 実施プロトコール

  • 頻度:週12回施行し、13060分程度を目安に全身を加温
  • 方法:HSP誘導を重視する場合は、HSP入浴法(温浴)やヒートショックプロテイン・プロテイン誘導装置を用いる²
  • 温度管理:体表・深部温度をセンサーでモニタリングしながら4042℃に維持

3. 適応・対象

  • 再発や進行がん患者の化学療法・放射線治療併用療法
  • 標準治療でコントロール困難ながん(肝がん、膵がん、脳腫瘍など)¹
  • QOL(生活の質)改善を目的とした緩和ケアの一環

4. 利点と注意点

  • 利点
    ・副作用が少なく、疼痛や倦怠感も軽減されやすい¹
    ・家庭でも簡易的なHSP入浴法を継続可能²
  • 注意点
    ・体温調節障害、心肺機能不全などがある場合は慎重に実施
    ・発熱感が強い場合は速やかに中止し、医師と相談

――
マイルド加温療法はがん治療の補助として期待される新しいアプローチです。もしより詳しく知りたい場合は、導入実績のある施設や専門医にご相談ください。

【参考文献】

  1. 2-1. 温熱療法とマイルド加温療法 – HSP研究者 伊藤要子ホームページ
  2. 船戸クリニック|伊藤要子先生のマイルド加温療法
  3. 注目されるマイルドハイパーサーミアという新しい温熱療法がんサポート

マイルド加温療法は、従来のがん治療(手術・放射線・化学療法)とはアプローチの根本が異なる補助的治療法です。以下に主な違いを整理してみました:

🔬 1. 治療の目的と作用機序の違い

治療法

主な目的

作用機序

手術

腫瘍の物理的切除

がん組織を直接除去

放射線療法

がん細胞のDNAを破壊

高エネルギー線で細胞死を誘導

化学療法

細胞分裂を阻害

抗がん剤で全身のがん細胞を攻撃

マイルド加温療法

免疫力の強化と治療効果の補助

4042℃の熱で**HSP(ヒートショックプロテイン)**を誘導し、免疫活性や薬剤感受性を高める

🌡️ 2. 加温の温度と範囲

  • 従来の温熱療法(ハイパーサーミア):腫瘍局所を43℃以上に加温し、がん細胞を直接死滅させる
  • マイルド加温療法:全身を4042℃に温め、がん細胞を直接殺すのではなく、免疫系を活性化させる

💊 3. 副作用と身体への負担

  • 手術・放射線・化学療法は副作用が強く、免疫力の低下や倦怠感、脱毛、吐き気などが生じやすい
  • マイルド加温療法は副作用が少なく、むしろ倦怠感や疼痛の軽減、QOL(生活の質)の向上が期待される

🤝 4. 併用のしやすさ

  • マイルド加温療法は他の治療と併用することで効果を高める補助療法として位置づけられています
    例:放射線や抗がん剤の前に加温することで、薬剤の腫瘍内取り込みが増加し、治療効果が向上

🧬 5. 対象となるがんの種類

  • 手術や放射線は部位や進行度に制限があることが多い
  • マイルド加温療法はがんの種類を問わず、再発・転移・難治性がんにも適応されることがある

このように、マイルド加温療法は「がんを直接攻撃する」のではなく、「体の治癒力を高めてがんと共存・制御する」という視点で設計された治療法です。標準治療の限界を補う縁の下の力持ち的な存在とも言えます。

もっと詳しく知りたいがんの種類や併用療法があれば、そこに絞って深掘りもできますよ。

マイルド加温療法と他の温熱療法(特にハイパーサーミア)との違いは、目的・温度・作用機序・適応範囲など、いくつかの重要な点で明確に分かれます。以下に比較表で整理してみました:

🔍 比較:マイルド加温療法 vs. 一般的な温熱療法(ハイパーサーミア)

項目

マイルド加温療法

ハイパーサーミア(高温温熱療法)

加温温度

4042℃(全身)

43℃以上(局所)

目的

HSP誘導・免疫活性化・副作用軽減

腫瘍細胞の直接死滅

作用機序

全身の細胞に熱ストレスを与え、HSPを増加させて免疫力を高める

腫瘍局所を高温にしてがん細胞を壊死させる

対象範囲

全身(転移・再発予防含む)

腫瘍局所(深部腫瘍には限界あり)

副作用

少ない(むしろQOL向上)

局所の熱傷や不快感のリスクあり

併用療法

抗がん剤・放射線の効果増強副作用軽減

抗がん剤・放射線の効果増強が主目的

実施方法

温浴・遠赤外線・HSP誘導装置など

高周波・マイクロ波・ラジオ波装置など

💡ポイントまとめ

  • マイルド加温療法は「免疫力を高めてがんと共存・制御する」ことを目指す、全身的・予防的アプローチ
  • 一方、ハイパーサーミアは「がん細胞を直接熱で壊す」ことを目的とした局所的・攻撃的アプローチです。

どちらも放射線や抗がん剤との併用で相乗効果が期待されますが、マイルド加温療法は副作用の少なさと全身的な免疫強化という点で、特に慢性化・再発予防・QOL向上を重視するケースに適しています。

もっと詳しく知りたい温熱療法の種類や、特定のがんへの適応についても深掘りできますよ。

 




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    当院では「医療費の還元申請書」を 無料で作成、または発行いたします。これに必要なもの、手つずきについてなど。
  • 受診の際は、必ず健康保険証をお持ちください。
    保険証がない場合、自費での診療になりますのでご注意ください。


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