アルブミン
アルブミン
【英】albumin(Alb)
【独】Albumin
【仏】albumine
水に易溶で加熱により凝固するタンパク質に与えられた名称.動物にも植物にも存在し,細胞質の主な構成分であると考えられる.血清アルブミンserum albuminと卵白アルブミンovalbuminがよく知られている.分子量は45,000前後,等電点が4.6前後である.血清アルブミンは血清タンパク(6.5~8.5 g/dLが含まれる)の大半以上を占め,浸透圧維持に重要な役割を果たし,水に不溶性の物質(脂肪酸*,ビリルビン*,チロキシン(サイロキシン*)など)と結合してこれらの運搬作用に与る.