頭痛(ずつう)
頭痛の原因となる病気は多く、かぜをはじめ、眼科、耳鼻科、歯科、婦人科の病気、高血圧、貧血、さらに脳腫瘍(のうしゅよう)などの神経系の病気まで数え切れないほどありますが、これらの原因となる病気さえ治療すれば頭痛も治ります。

しかし、これとは別に、はっきりとした病気や原因がわからないままに、頭痛で苦しめられる場合があります。広く常習性頭痛といわれるもので、偏頭痛と精神的な緊張や俗にいうこんをつめてこまかい仕事などをしたときに起きる緊張性頭痛の2つがあげられます。

これらは、自律神経失調症の状態や、体質的、遺伝的な要素が関係していると考えられますが、原因がはっきりしないために鎮痛剤に依存してしまうことが多く、その結果、副作用として別な障害をつくることがありますので、十分な注意が必要です。

「頭痛(ずつう)」 (民間薬)
ウスバサイシン ウ ド オナモミ クワ ゴシュユ サフラン シシウド タムシバ
チャ トウキ ナンテン ネギ ハッカ ハマボウフウ ヒオウギ ヘチマ
ミシマサイコ              
薬用植物名 採集時期 成分 薬効 用法説明
イチョウ
新葉(5〜6月)
フラボノイド・ギンコライド・テルペン
コレステロール低下・痴呆症・ボケ・動脈硬化・高血圧・更年期障害・アレルギー・老化防止・糖尿病
@初夏の新葉を採取(葉が一番勢いのある時)A水洗いしてゴミなどを落としてから乾燥するB陰干しして乾燥してから、日干しにして完全に乾燥させて手で握って、パリパリの状態にする。C1日大さじ1杯のイチョウを0.5リットルの水で5分程度に煮出して飲用。
クワ 葉・根皮(冬) フ°レニルフラホ゛ノイト゛・ヘ゛ンソ゛フラン誘導体 消炎・咳止め・利尿・ダイエット @根皮は、1日15〜20gを500mlの水で、1/2になるまで煎じて、3回に分けて服用。A葉は1日10〜20gを500mlの水で、1/2になるまで煎じて服用。Bお茶として飲用。
「頭痛(ずつう)」 (漢方薬)
葛根湯(かっこんとう) 九味檳榔湯(くみびんろうとう) 桂枝湯(けいしとう) 香蘇散(こうそさん)
呉茱萸湯(ごしゅゆとう) 五苓散(ごれいさん) 釣藤散(ちょうとうさん) 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
白虎湯(びゃっことう) 白虎加桂枝湯(びゃっこかけいしとう) 抑肝散(よくかんさん) 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)