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生薬一覧

ガンビールノキ

ガンビールノキ

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ガンビールノキ

ガンビールノキ学名Uncaria gambir)は、アカネ科カギカズラ属の植物。この植物の葉及び若枝の乾燥水製エキスは、阿仙薬(あせんやく)という生薬の1種として用いられる(日本薬局方による)。別名はガンビールガンビール阿仙薬。阿仙薬は褐色でタンニン類を多く含み、整腸薬、収斂性止瀉薬、口腔清涼剤として用いる。身近な例では、正露丸仁丹などに配合されている。

また、別種であるマメ科アカシア属ペグノキ Acacia catechu を阿仙薬とすることがあるが、こちらはペグ阿仙薬ともいう。ペグ阿仙薬は、現在、輸入されていない。なおペグノキはカテキューミモザなどの別名も持つが、ミモザはマメ科でアカシア属など数種の通称であり、必ずしもペグノキのことを指すとは限らない。
歴史

ペグノキ Acacia catechu 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a4/Acacia_catechu_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-003.jpg/131px-Acacia_catechu_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-003.jpg

の飲膳大医、忽思慧が編撰した「飲膳正要」(1330)に「孩兒茶」の原名で収載されており、日本では江戸時代松岡玄達の「用薬須知」(1726)には「百薬煎、和名 阿仙薬和製を用う。泉州にてこれを製す....」とあり、阿仙薬和名である。

成分 2040%カテキンエピカテキンを含有するほか、フラボンアルカロイド樹脂粘液などを含有する 。

 

分類

学名

Uncaria gambir
(W.Hunter) Roxb., 1824

和名

ガンビールノキ

植物界 Plantae

被子植物門 Magnoliophyta

双子葉植物綱 Magnoliopsida

アカネ目 Rubiales

アカネ科 Rubiaceae

カギカズラ属 Uncaria

ガンビールノキ U. gambir