高血圧と民間薬
血圧というのは血管の中の血液が血管の壁に及ぼす圧力のことで普通動脈の中の圧力です。心臓が収縮する毎に、動脈内の圧力が上がったり下がったりします。その際の最高の圧は最高血圧といい、最低の血圧を最低血圧と呼びます。その差を脈圧と呼んでいます。
一般に最高血圧160ミリ以上、最低血圧90ミリ以上を血圧が高いと言います。
最高血圧100ミリ以下、殼低血圧60ミリ以下を一般に血圧が低いと言います。
動脈硬化というのは動脈の老化現象で年をとればだれでも起こり、これを老人性動脈硬化と言います。30代40代でも起こりますが、これは「アテローム変成」といい肉食の多い人、肥満した人、糖尿病の人によく起こります。
血圧{測定結果の数値で一喜一憂することより、どうしたら血管を若々しく弾力のある状態に保つかに努力することです。そのために気を病んだり、くよくよしないこと。
塩分、澱粉質を減らし、コレステロールを多く含んだ黄卵、牛乳、バター、肉類、甘いもの、コーヒー、アルコール等取りすぎないこと。
野菜、果物、納豆、コンニャク、豆腐、海草、酢の物を多く食べること。
肥満体は減量すること。
酸欠空気に注意し、人ごみ、密閉した車内では血圧が上がるので注意すること。
便秘、利尿に注意する
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最高血圧 |
最低血圧 |
備考 |
正常血圧 |
139ミリ以下 |
89ミリ以下 |
年齢が高いほど、標準血圧は高くなる。 |
淳高血圧 |
140~159 |
90~94 |
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高血圧 |
160ミリ以上 |
95ミリ以上 |
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低血圧 |
100ミリ以下 |
60ミリ以下 |
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
アカマツ |
年 中 |
葉、松脂、樹皮 |
高血圧に1日10~15g煎じお茶代わりに飲む。2)同様にして、心臓病、貧血、神経痛、リウマチ、老人ボケ、ゼンソク、中風、胃腸病、膀胱炎、肩こりにも効く。 (3)松脂は1日1回小さじ半分飲むと肺結核によい。 松葉酒の作り方(その1) (1)赤松葉を1cm位の長さにきざむ。 (2)1升びんに8分目程入れる。 (3)砂糖300g、水1.2£を入れる。 (4)ふたを軽くして冷暗所に置く。 1~2ヵ月で泡が出なくなったら出来上がり。 (5)1日3回小盃1杯飲む。健康の為なら1日1回でよい。 松葉酒の作り方(その2) (1)取りたての赤松葉をよく洗って1cm位にきざむ。 |
柿・桑・くず |
春~夏 |
葉 |
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キランソウ |
冬~春 |
全草 |
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サルノコシカケ類 |
随時 |
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コンブ |
随時 |
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キュウリ |
随時 |
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エビスグサ(ハブ茶) |
年中 |
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キャベツ |
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ウコン |
秋 |
塊根、葉 |
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シャクチリソバ |
夏、秋 |
全 草 |
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柿 渋 |
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アカザ (シロザ) |
夏~秋 |
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1) (2)グラニュー糖100g、ホワイトリカー1.8£と共に瓶に入れ、3ヵ月位ねかせてから、布巾で漉して保存する。飲み方は(1)に同じ。 (1)3種合わせて青汁を作り、毎日コップ1杯飲む。単独でもよい。(2)御茶として利用する。葉はよく洗って、煮たった蒸器で2~3分間むす。それを細かくきざんで陰干にする。 10~15gを煎じてお茶代わりに飲むと高血圧、中風、動脈硬化予防になる。5g煎服すると、高血圧、胃腸病、肩こり、神経痛、ガンに効果がある。青汁を作ったコップ÷位飲むとなおよい。多すぎぬこと。万年茸は2~3g、サルノコシカケ、カワラタケ、カイガラタケなどは10~15gを煎服すると、健胃、高血圧、利尿、解熱、ガン、神経痛によい。根昆布をきざんで20~40gを湯のみに入れ、湯をそそいで一晩おき、翌日汁を飲むと、高血圧に効く。これを食べると余分のナトリウムや老廃物を排出して血がきれいになり高血圧にも低血圧にも効果がある。 高血圧、常習便秘、胃腸病、腎臓病、肋膜炎、心臓病、糖尿病、不眠にお茶代わりに飲用する。キャベツに含まれているカリウムは体内の塩分のバランスを取り血圧に効果がある。キャベツ150g、ニンジン150g、リンゴ100g位でジュースを作って飲むとよい。 高血圧、肝炎、心臓病、胃腸病、糖尿病その他色々に効く。 (1)生ウコン10gを1日3回食後におろして、湯を注いで飲む。 (2)粉末にして小さじ1杯か半分位飲用する。 (3)スライスするか小さいのは砕いて干し、1000CCの水で軽く煎じて飲む。(4)ホワイトリカー1.8ℓに500gと氷砂糖300gを入れ3ヵ月位してから1回に盃1杯飲む。高血圧、動脈硬化、脳卒中予防と治療、肺炎に、(1)生葉を青汁にするか煮食する。(2)全草15~20gを煎服する。高血圧には柿渋を毎日盃1杯、大根おろしに混ぜて食間に3回分けて飲むとよいといわれる。 作り方 傷物や熟したものはさけて、8月頃渋柿を臼でつぶし、それに1割位の水を加えて桶に入れ毎日1回かきまわす。5~6日後に袋に入れてしぼり汁を取る。かめか不透明のびんに入れて半年位密閉貯蔵する。動脈硬化、脳出血、中風予防に全草15~20gを1日量として煎服する。 |
食道から噴門を通って胃袋に食物が入る。胃袋は消化液(ペプシ……)と塩酸を出して食物を消化する。この酸は侵入してきた赤痢菌、「/ス菌等を殺します。縮んだり拡がったりして内容物を混合し幽門を通して十二指腸に送り出します。十二指腸には騨臓から辞液を山卜又肝臓で分泌した胆汁が胆のうを経て十二指腸にはいり、騨液.I作川して肉、油もの澱粉の総てを消化します。部臓はインシュリ列|比て血糖値をコントロールするはたらきもあります。
小腸に送られ栄養物の大部分はここで吸収され、胃ではアルコー・I以外はほとんど吸収しません。小腸は2メートル以上もあります。りlでは水分が吸収されて結果便となり肛門から排出されます。
牛1れっき胃腸のはたらきがスムーズにいく人といかない人があり、肖の弱い人は食物が胃にたまりがちになり、しばしば胃の炎症、ただれ潰瘍など起こしますので次のことを注意する必要があります。
1) 食物をよくかんで飲みこむこと。
2) 野菜や蛋白は軟らかく煮て用いること。
3) 糖質はなるべく減らすこと。(糖質中では粥、うどんが消化しやすい)
(4)塩分を控えること。
(5)ショウガの様な香辛料はほどほどによい。
(6)過度に熱いもの、冷たいものをさけること。
(7)食後休息する。毎日腹式呼吸をするとよい。
(8)快便、快尿に心掛ける。
なお、潰瘍は「ただれ」より深い所まで侵されている病気で、やけどでいうと3度位にあたる。主として胃の十二指腸に近い部分と十二指腸に出来ますが幽門狭窄になる心配がなければ一般に切除の必要はありません。穴があく程だと切除します。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
ヒキオコシ |
夏~秋 |
茎 葉 |
胃けいれん、腹痛、胃腸炎、下痢、食欲不振に1日量10gを煎服、葉を粉末にすると携帯に便利で1回に2gを服用する。慢性胃腸病、暑気あたり、嘔吐、消化不良に生又は乾いた葉を1日5~6枚煎じて3回に分服する。生葉約15gを1日量として3回に又すりおろしたものを大さじ1杯日に2~3回飲むと胃腸が丈夫になる。妊婦は用いない。胃炎、胃酸過多、胃・十二指腸かいよう、胃ガンに1日量として木皮は5~8g、葉は10gを水0.6jで半量に煎じ1日3回に分服。粉末にして0.5~lgに熱湯を注ぎ、しばらくしてから飲む。胃炎、胃潰瘍に1日10~15gを煎じてお茶代わりに飲む。 10gを煎服。 利尿、緩下、強壮の効があり、薬としてより日常の保健薬として用いるとよい。胃腸病、腎臓病、肋膜炎、心臓病、糖尿病にゲンノショウコ、ドクダミを各10g位煎服する。 10gを煎服。 健胃、整腸には全草を1日10g位煎じて飲む。胃腸が丈夫になり、強壮強精にも役立つ。10gを煎服。 健胃、整腸に1日15~20gを煎服する。少しほうじて飲むと美味で畑に栽培するとよく成長する。10gを煎服。 胃腸病(胃炎・下剤・腹痛・胃十二指腸かいよう)、胆石痛、高血圧に。1日5gを煎服する。量を多くしないこと。15gを煎服するか、葉を煮て食べる。 (1)下痢止めには15~20gを濃く煎じて3回に分け熱いのを飲む。 (2)便秘にはゲンノショウコ、ハブ茶、ドクダミ各10gをまぜて煎服する。木皮又は果実5gを煎服。 |
ビ ワ |
年 中 |
葉 |
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アロエ |
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アカメガシワ |
春~初秋 |
葉、木皮 |
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センブリ |
秋 |
全 草 |
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イヌタデ |
夏~秋 |
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イタドリ |
秋~冬 |
根 |
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エビスグサ(ハブ茶) |
秋 |
種子 |
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オケラ |
年 中 |
根 |
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カナムグラ |
夏~秋 |
茎・葉・実 |
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ツリガネニンジン |
秋~冬 |
根 |
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カワラケツメイ(弘法茶) |
秋 |
全草 |
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オオジシバリ |
春~秋 |
茎・葉 |
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キランソウ (ゲカタオシ) (イシャコロシ) |
全草 |
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ツルナ |
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ゲンノショウコ |
夏 |
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キハダ |
年 中 |
木皮・実 |
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タンポポ |
秋~冬 |
全草 |
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アシ |
年 中 |
根 |
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ニラ |
全草 |
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ネズミモチ |
実・冬 葉・年中 |
果実・葉 |
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ノビル |
春 |
全草 |
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ハコベ |
春~夏 |
糖尿病は日本中で100万人以上、100人に1人位で、40歳以上では10人に1人といわれています。血糖値が高いために尿にブドウ糖が出ます。全身の組織が活動するためにはある程度のブドウ糖が含までいなくてはならないので、ほぼ1%のブドウ糖が含まれています。 この血糖の調節に直接関係のあるのは豚臓から出る「インシュリン」です。インシュリンは血糖値を下げ、副腎から出るホルモン「アドレナリン」が血糖値をふやす役目でバランスがとれているわけです。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
エビスグサ(ハブ茶) |
秋 |
種 子 |
10~20gにゲンノショウコを適当にまぜて煎服する。 10gに山薬(ヤマノイモ)5g、ドクダミ5gを加えて煎服。15gを煎服(立木のままはかないこと)15gを煎じてお茶代わりに飲む。各々10gを煎服する。30gを水720cc(コップ4杯)で煎服。つくしもよい。 6~12gを煎服。10~15g皮を除いたものか、皮つきは砕いて40~50gを煎服。 (1)生ウコンを10g位おろして湯を注いで飲む。 (2)粉末にして小さじ1杯1日2回飲む。 (3)みそ汁やおじやにすり込んでもよい。 (4)500g(乾燥したものは100g)位を1.8£のホワイトリカーに漬ける。 3ヵ月位してから1日小杯、1~2杯飲む。 根こんぶがよい。 20~40gを湯のみに入れ、湯を注いで、ひと晩おき、翌朝汁を飲む。 15gに山薬(ヤマノイモの乾したもの)10gをまぜて煎服。 10~15gを煎服。 10~15gを煎服。 15~20gを煎服。 ごまあえ、天ぷらなど若い葉を食べる。かたい葉は青汁にして飲むか乾かして御茶にして用いる。フジバカマ、カキオドシ、ビワの葉、タラの皮各5gを1日量として煎服。 |
力キオドシ |
春~夏 |
全 草 |
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シ イ |
常 時 |
樹 皮 |
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タラノキ |
春 |
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ノキシノブ及びヒトツバ |
夏~秋 |
全 草 |
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ノブドウ(インガネブ) |
春~夏 |
実、葉、つる |
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スギナ |
全 草 |
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ハトムギ |
秋 |
種 子 |
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ウコン |
根 茎 |
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コンブ |
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ダイコンソウ |
春~夏 |
全 草 |
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ヒヨドリバナ |
夏~秋 |
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サルトリイバラ |
根 茎 |
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ヒルガオ |
夏 |
全 草 |
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コンフリー |
夏~秋 |
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フジバカマ |
腎性糖尿病といって血糖がふだんでも出る人がいますがこれは無無害です。原因ははっきりしませんが、遺伝と食物の関係が考えられます。概して美食で運動不足になるとかかりやすいのです。 始めのうちは自覚症状がなく、外の病気で検尿してわかることなどがあります。自分で気がつくのは身体がだるく、疲れやすい、のどのかわき水を欲しがる。おなかが減り大食するのにやせる。頭痛がする、夜眠れない。目がかすむ。性欲が減退するなどです。
病気はなんでもそうですが、軽いうちになおさなければ中々直りにくい病気です。医師の指示に従って食事療法が必要です。
この)病気の恐ろしいのは盲目になったり、心筋梗塞、脳卒中による急死、胃不全、肺炎その他感染症で倒れることが多いことです。
太りすぎは出来るかぎり減量するのがよいのです。標準体重は(身長(cm)-100)×0.9±10%を許容範囲とする。
(4)かぜと民間薬
症 状
多くの人が年に一度や二度はかかり、症状は人によって異なることもありますが、頭痛・発熱・鼻水・せき等を伴い、普通一週間位でなおります。インフルエンザは普通のかぜとちがい、はげしい病気ですが、流行する時は学級閉鎖するなど皆さんが御存知のとおりです。
合併症
かぜは万病のもとといわれ、かぜの後は外の細菌におかされやすく、気管支炎や肺炎になったり、かぜと思っていたものが扁桃炎であったり、リュウマチ熱であったりもします。
予 防
時には悪い病気を引きおこすこともある恐ろしい病気ですが、普通簡単になおるため、多くの人が軽く考えがちです。予防につとめるとともに早期になおすことが大切です。
(1)かぜにかかった人が他人にうつらせないためにマスクをする。
2)かかっていない人で、かぜにかかりやすい人やかぜをひくど重い病気になるような人は、かぜの流行時にはマスクをする。
(3)かぜにかかっても軽くすむように身体の抵抗を高めておく。
(4) 過労、睡眠不足を避ける。
(5) なるべく寒い目にあわない。
(6) 乾布摩擦や冷水摩擦をして鍛錬する。
(7) 外出から帰ったら手を洗い、うがいをする。
治療と民間薬
かぜ位と軽く考えずに、ひきはじめの軽いうちに治療するのが大リにす。出来るなら寝て暖かくしているのが一番よいのです。薬草ヘ々ありますが。入手しやすいものを挙げてみました。
名称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
カキドオシ |
春~夏 |
全草 |
6~10gを水500ccで半量に煎じ3回に分服。慢性のかぜによいので煎液をお茶代りに飲むとよい。 1.葉は青汁にして用いる。これは糖尿病、高血圧にもよい。2.かぜのひきかけに。 生姜をすりおろし、くず粉大さじ1杯熱湯でくず湯を作り、その中に入れて、あついうちに飲む。 3.葛の根8~10gを煎じて、これもあついうちに飲む。 1.枝葉を1日量10gを煎服する。 2.花を煎じて飲むと発汗し解熱に効く。 1.実、茎葉何れもよく、1日量10g位を煎服する。神経痛、蓄膿症、中風にも効果があるという。 2。実を5~6粒黒焼して飲むと酒きらいになるという。 頭痛、かぜに実を1日量6~10gを煎じて2~3回に分服する。これは解熱、消炎、強壮剤である。梅干2ケを皮が黒くなるまで焼き、熱湯を注いで、古しょうかがあればすりおろして入れて飲む。 2.梅酢盃1杯に砂糖か蜂蜜を入れ熱湯を注いで飲む。葉又は実にみかんの皮、ショウガ各3gを入れて煎服する。 1.キンカン10ケにナンテンの実10ケ、氷砂糖を入れて煎服する。 2.砂糖煮を作っておき、5~6ケずつ食べる。 3.キンカン酒、サネカズラ酒各20CCに蜂蜜大さじ1杯を加え熱湯を注いで飲む。ネギの白い部分をきざみ、大さじ山盛り2杯、古ショウガをおろして小さじ1杯入れ、みそとけずりぶしを加えて熱湯をそそいで飲む。大根おろし大さじ4杯、ねぎの白い所大さじ1杯、これにみそとけずりぶしを入れて熱湯を注いで飲む。卵黄1ケ、砂糖大さじ1杯、日本酒1合で卵酒を作って飲む。咳止めに根茎1日量3~6gを煎服する。 咳止め、痰切りに種子1日量15~20gを煎服する。解熱、かぜ、せき、のどの痛みに15gを1日量として煎服。ジャノヒゲの塊根を小葉麦門冬ヤブランのを大葉麦門冬という。薬効は同じ、咳止め、痰切りに麦門冬10gを煎じ1日3回に分服する。 |
クズ |
春~冬 |
葉、花、根 |
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ニワトコ |
年 中 |
花、葉、枝 |
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オナモミ |
秋~冬 |
実、茎、葉 |
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ハマゴウ |
11 月 |
実 |
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ウ メ |
|||
シ ソ |
夏~秋 |
葉、実 |
|
キンカン |
冬 |
実 |
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ネ ギ |
|||
大 根 |
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卵 酒 |
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ヤブコウジ |
年 中 |
全 草 |
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タンキリマメ |
秋 |
種 子 |
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キツネノマゴ |
夏~秋 |
茎 葉 |
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ジャノh9イゲ及びヤブラン |
5~8月 |
塊 根 |
(5)頭痛、メマイと民間薬
頭 痛
頭痛はいろいろの病気の一つの症状として起こる。一番多いのはかぜの時です。そのほか眼、心身の疲れ、高血圧、動脈硬化、腎臓病、糖尿病、貧血などで起こることも多いようです。
特殊な例で脳の病気のときは強く痛み、吐き気、嘔吐を伴います。
原因不明の頭痛だけや、偏頭痛、常習性頭痛等は重い病気ではないが、頭のもやもやは脳の動脈硬化によるものが多いので、この症状の続く人は医師の診察を受ける必要があります。
頭痛を治すには原因となる病気があれば、これを早く治療することはいうまでもありません。
からだの平衡をとるはたらきが悪いため起こる不快感で、自分が回るような感じがする時もあるし、周囲が回るような感じがする時もあります。中高年者のメマイは動脈硬化症や、貧血、耳の病気による場合が多いが、これは脳の動脈が硬化して、脳に行く血液が一時的に減るために起こるわけです。いずれにしてもメマイが時々起こる様なら、血圧検査、耳の検査を受けて、その正体を明らかにしておく必要があります。
これらの病気の民間薬としては次のものが有効です。
メマイの甚だしい病気に「メニエール」病があります。前ぶれもなしにメマイが起こるので、びっくりしますが、生命に支障がない病気ですので、気長にこの病気とつきあう気持ちが大切です。めまいが起こる発作期と、おさまる休止期がくりかえされます。発作期には頭を動かすとめまいが強まり、悪心、嘔吐を伴います。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法(頭痛、メマイ) |
カギカズラ |
夏~秋 |
かぎ、茎 |
頭痛、メマイにかぎ1日量3~5g、茎は8gを煎服する。 アケビのつる20gを1日量として煎服。ムベ(トキワアケビ)も同様に用いられる。 頭痛、解熱に1日量15g煎服。 食用の黄色い菊の花15gを煎じて飲むのもよい。 頭痛、かぜに果実1日量6~10gを煎服。 頭痛、かぜに茎葉15gを煎服。 頭痛、メマイに全草を1日量15~30gを煎服。若い葉を生で食べてもよい。 青汁にしてコップ1杯位飲む。 乾燥した全草を御茶代りに飲む、量は適当によい。 頭痛、せきどめ、痰切りに種子15~20gを1日量として煎服。 メマイに花を陰干して粉末にし、小さじ1杯を酒で飲む。メマイに木皮を黒焼にして、小さじ 1杯1日2~3回飲む。 メマイに又気管支病、百日せき、肺結核に1日量9~15g煎服。茶碗にサフラン10~15本を入れ、熱湯100CCを注いで液を飲む。 メマイ、頭痛によい。メマイに生薬の汁、盃1杯くらいを飲む。 カゼによる頭痛、発熱に実1日量10g位を煎服。実10gを煎じ1日3回に分服。 10gを煎じ1日3回に分服。 5gを煎じ1日3回に分服。 20gを煎じ1日3回に分服。 20gを煎じ1日3回に分服。 ドクダミ15g、カンゾウ2gを一緒に煎じ1日3回に分服。 葉を陰干しにして1つかみ煎服1日3回に分服。 ウドと共にきざんで煎服。 生ネギ10~15gと煎服。 2gを約90CCの熱湯に入れしばらくさまして、上澄みを4回に分服。
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アケビ |
年 中 |
蔓 |
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シマカンギク (キクノ花) |
晩 秋 |
全 草 |
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ハマゴウ |
11 月 |
実 |
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ヨモギ |
年 中 |
全 草 |
|
シヤマギク |
夏~初秋 |
||
コンフリー |
夏~秋 |
||
タンンキリマメ |
秋 |
種 子 |
|
クサギ |
夏 |
花 |
|
ネムノキ |
年 中 |
木 皮 |
|
センニチコウ |
夏~秋 |
花 |
|
サフラン |
秋 |
めしべ |
|
ユキノシタ |
春~夏 |
葉 |
|
オナモミ |
秋~冬 |
実 |
|
クチナシ |
冬 |
果実 |
|
オドリコソウ |
春 |
全草 |
|
カワラヨモギ |
秋 |
茎葉 |
|
オオバコ |
年 中 |
全草 |
|
ゲンノショウコ |
夏 |
茎葉 |
|
ドクダミ |
春~夏 |
全草 |
|
タマネギ |
年 中 |
葉 |
|
ネ ギ |
玉 |
||
ベニバナ |
花 |
(6)泌尿器と民間薬
泌尿器は尿を作り、これを体外に出す一連の器官であって、腎臓に始まり尿道に終わります。腎臓は左右一つずつあり、中央に腎孟という空間があって尿をためることが出来ます。ここで身体の中でイ、必要になったものや、有害なものを水にとかして分泌します。それが尿で、尿は腎孟から尿管を通って膀胱に達します。普通300,1 11 :'くらいの尿をためることが出来ます。括約筋が2ヵ所あって、尿道を通って排出されます。次のような障害が起こることがあります。
排尿痛
尿が出る時の痛みで、出はじめに痛む場合は前部尿道が悪く、終・jに痛むのは後部尿道、膀胱、前立腺などが悪いことを示します。
頻 尿
目普通5~6回が標準ですが、一般に女は男より回数が少なく、老人や幼児は多いものです。糖尿病や腎臓病など尿が沢山出ます。
前立腺肥大の時は夜間に回数が多く、尿の出も悪くなります。神経頻尿は心配いりません。
混濁尿
尿路に炎症があれば白血球が出て尿にまじって濁ります。時には細菌が非常にふえて濁ることもあります。尿が濁れば必ず病気ということではなく、塩類が溶けきらないで、結晶になることがあり、これは心配いりません。こんな時は酢を入れてみると、すっかりきれいになります。
血 尿
泌尿器のどこかに病気があると(主として結核、結石、腫瘍など)血尿が出るが、これは重大ですから医師の検査を受けねばなりません。まじった血が少ない場合には肉眼では分からないこともあり、目で見て赤いだけでは血尿といえない場合もあります。食物の中の色素や、薬のため非常に濃い尿の場合も赤く見えることがあります。
排尿障害
尿の出にくい障害は尿道が狭くなり、前立腺肥大などで起こります。ひどくなると一滴も出なくなったり(尿閉)、腎臓で尿が作られなくなったり(無尿)することもあります。大急ぎで尿が出るようにしないと、尿毒症になり、一週間以上も続くと生命に危険があります。 何れの場合もその原因を確かめる必要があります。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法(泌尿器) |
アキノキリンソウ |
秋 |
茎 葉 |
膀胱炎や尿道炎で排尿時に痛む時は1日量20g位、水0.6m£で÷に煎服。 腎臓病、膀胱炎、排尿痛に8g位を1日量として煎服。 排尿痛、排尿障害のとき1日10g位を煎服、又は乾草にし粉末を1回2gずつ1日数回酒で飲む。先に挙げた泌尿器全般に効く。 1日量5~10gを煎服。利尿薬で腎臓病、老人の萎縮腎の予防に1日20gを煎じて飲む。 利尿、尿閉、等泌尿器全般に1日量10g位を煎服。 利尿、腎臓病、膀胱炎にツクシかスギナ1日量6~12gを煎服。茅根にまさる利尿剤は無いという人が居る。急性腎炎、尿管結石、腎性高血圧に1日10gを煎服。腎臓病に毛1日量4~10gを煎服、膀胱炎にもよい。 |
・'ケビ |
年 中 |
||
イノコズチ |
晩秋~早春 |
根 |
|
ウツボグサ |
夏 |
花・種 |
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カワラケツメイ |
秋 |
全草 |
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ヒトツバ |
年 中 |
葉 |
|
スギナ |
春~夏 |
全草 |
|
チガヤ |
秋~冬 |
根 茎 |
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トウモロコシ |
秋 |
毛・全草 |
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カキドウシ |
春~夏 |
全草 |
|
カラヅウリ |
秋~冬 |
果実・根 |
|
ニワトコ |
年 中 |
枝葉 |
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イノモトソウ |
年 中 |
全草 |
|
根や葉、トウモロコシの芯も煎じて、度たび飲むとよいという。尿道炎、膀胱炎などにお茶代りに飲むとよい。利尿、頻尿に種か根を1日量5~10g煎服。 利尿作用が強く腎臓病のムクミ取りに1日量10gを煎服、トウモロコシの毛を加えるとなおよい。前立腺肥大、膀胱炎、頻尿、等に1握りを煎服。 |
ひどい呼吸困難が発作的に起こり、ゼーゼーあるいはヒューヒューと、ぜいめいや咳を伴って、息切れするのをぜんそくという。それは気道(鼻、のど、気管、気管支)の病気、肺、心臓の病気が主なものですが、脳の病気、貧血、糖尿病などでも起こります。生活環境の変化や、大気汚染などで次第にふえる傾向にあります。
気管支ぜんそくと、心臓ぜんそくがあり、気管支ぜんそくは体質的に起こりやすい人があって、何かの条件(花粉、室内のちり、気象の変化など)が加わると出てきます。遺伝的な傾向もあり、アレルギー疾患の代表的なものです。
心臓喘息は普通おもむろに始まり、軽い運動の後、息切れとして起こり、一度起こり始めると、同じ運動でいつも起こる様になります。早いうちに完全な治療を受けねばなりません。進んでくると、夜寝つきの時起こり、苦しくて寝ておれない状態になります。
喘息の発作は非常に苦しいもので、発作を起こした時は速やかに薬で発作を止めることが大切ですが、日常生活によって体質を改善したり、体を丈夫にする様に努力し、特にかぜや疲労はぜんそくの大敵ですから、かぜをひかぬ様にし、規則正しい生活をして、気持ちを安定させることが必要であります。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
アカザ |
夏~秋 |
全草 |
草を15~209 1 日量として煎服。 おろして汁をとり、一回に20m f 位 を飲む。ゼンソクなど呼吸器病に葉を1日量15g位煎服又は、粉末にして1~291日数回服用する。1日5~10gに5g位ヨモギを加えて煎服。1日15gを煎服、コゴメガヤツリグも一緒でよい。 枝をきざんで1日量10~15gを煎服、ビロードイチゴも同じ。1日10gを煎服。花穂もよい。ゼンソク、心臓病に1日10~15gを煎服。気管支炎、ゼンソクに5~10gを煎服。1日15gを煎服、ゼンソクに特効があるという。白でも赤でもよい。 1日5~10gを煎服。作用が強いので量を過ごさぬこと。砂糖煮にして冷蔵庫に保存し、せきが出るとき2~3個に熱湯を注ぎ熱い中に飲む。 |
アロエ |
年中 |
葉 |
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アキグミ ナワシログミ |
夏~秋 |
葉 |
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オオバコ |
春~秋 |
葉、種子 |
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カヤツリグサ |
夏~秋 |
全草 |
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キイチゴ |
春~秋 |
枝 |
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チガヤ |
秋~冬 |
根茎 |
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ツユクサ |
夏~秋 |
全草 |
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ハハコグサ |
春~夏 |
全草 |
|
ボタンボウフウ |
春~秋 |
全草 |
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ナンテrン |
冬 |
実 |
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キンカン |
|||
カラスビシャク (ハンゲ) |
7月頃 |
塊根 |
|
ギンナン |
秋 |
実 |
アトピー体質とはひと口でいうと、遺伝的なアレルギー体質のことで、これに基づく病気には喘息、アレルギー性鼻炎、募麻疹、それにアトピー性皮膚炎があります。しかしこれらが全部いっしょに介併することは希です。
アトピー性皮膚炎は、アトピー性体質をもった人に家のほこり、グニ、花粉、人間のあか、汗、ふけなどの外的刺激物や、時に食べ物などのアレルギーによって、皮膚に過敏に反応し、強いかゆみをけって出来る湿疹のことです。薬による治療ばかりでなく、日常生活全般にわたり注意が必要です。1)入浴・従来湿疹面を石けんで洗ってはいけないと考えられたが、強くこすることは避けますが、しっかり石けんをつけて身体を洗い、石けん分を残らぬ様によく流す。
2)運動と発汗・汗には発疹刺激性があり、発疹を更に悪化させる。運動後はシャワーで汗をよく流し、汗のついた下着は取りかえます。
3)食事・特定の食べ物が湿疹を悪化させることがあります。一般に牛乳や、卵のような動物性たんぱく質ばかりに目を奪われがちですが、大豆、そば、小麦、米など植物性の食べ物が関係することもあるので、医師による判断が必要です。
4)住居・家の中のダエやダニの排泄物は、湿疹を起こす要因の 一つで、よく掃除をすることです。掃除が不十分だと、ふけやあかを栄養源としてコナダニが繁殖し、ジュータン、タタミ、 フトン、シーツ、毛布、ベッド、ヌイグルミなどに広がります。
家の中に犬、猫などペットを飼うのは止めるべきです。
(5)精神面・皮膚をひっかく行動は、精神的ストレスにより強く誘発されることが多く、無意識にかくこともありますが、かくと湿疹を悪化させます。なるべく、人浴後、気分をリラックスさせて、早く休み十分睡眠をとれるようにしましょう。
圓 化粧品、外用薬・皮膚の手入れをするためクリームや保湿薬については医師とよく相談して、適切な物を使用することです。
外用薬を使いすぎて、皮膚炎をおこす場合もあります。
7)衣類・吸湿性のもので軟らかいものを着用する。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
ク リ |
春~秋 |
葉、イガ・木皮 |
草まけ、湿疹、うるしかぶれに生葉をすりつぶして汁を塗る。葉が無い時はイガか樹皮を煎じてその汁で洗う。乳幼児の頭の湿疹に根を煎じ、その汁でたびたび洗う。皮膚のただれ、湿疹に葉10枚位を刻んで袋に入れ、煎汁と共に風呂に入れて入浴する。葉を35度ホワイトリカーに入れ3ヵ月後にエキスを塗布する。 湿疹に樹皮、葉の煎汁で洗う。各種の湿疹に、全草の濃煎汁で患部を洗う。 |
ダイコンソウ |
夏~秋 |
根 |
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ビワ |
年中 |
葉 |
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アコウ |
年中 |
樹皮・葉 |
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ヤブタバコ |
春~初秋 |
全草 |
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ヌカ油 |
年中 |
米糠 |
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亜鉛華蜂蜜 |
適時 |
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ニワトコ |
春~秋 |
枝葉 |
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ドクダミ |
全草 |
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ヒカゲノカズラ |
夏 |
胞子 |
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セイタカアワダチソウ |
秋 |
茎葉花 |
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全草20g水600ccを入れ、半量に煎じ、1日3回に分服、続けて飲む必要がある。又この煎汁を塗布する。生葉の汁を1日数回つけるのもよい。股ずれ、湿疹、すり傷などにつけるとよい。花が開く少し前に頂上を30cmほど切り取り、ふろに入れて入浴する。 |
健康な大人の体温は36.5度内外で、1日の中で朝が低く、午後に少し高くなりますが、その差は5~6分までです。一般に老人は少し低く36度内外、子供は少し高くて、37度をこえるものも少なくありません。
ところが病気になると熱が出て、体温が高くなります。一番多いのはかぜと腹こわしです。かぜをひいた気がしないのに熱が出て、せきが出るような時は肺結核の始まりの疑いがあります。
種々の病気で発熱しますが、受診して原因を調べてもらわねばなりません。解熱に民間薬の入手しやすいものを挙げてみましょう。
きまった時刻に自分の平熱を測定して覚えておくと、発熱の情態がよく分かって有効です。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
アジサイ |
夏 |
葉花 |
解熱発汗に葉10~15gを煎じ1日3回に分服。万年茸は2~3g、サルノコシカケ、カワラタケ、カイガラタケ等は10~15gを1日量とし、水lfで半量に煎じて飲む。 陰干しにし、全草を1日15gを煎服。かぜ、解熱に茎葉1日量15~20gを 煎服。解熱発汗に根10~15gを煎服。解熱に全草1日量15g位を煎服。かぜ、解熱に根茎1日量15gを煎服。解熱に枝の生又は乾かしたもの20g位を煎服。肺、胃腸、肝臓、胆のうなど内にこもった熱に全草を1日量20g内外を煎服。葉と花を陰干しにして乾かし1日6~10gを煎服。 これはマラリヤの特効薬でもある。一度蒸して日干し、1日量10gを煎服。かぜによる頭痛に実1日量10g位を煎服すると発汗してよくなる。くずの根をかぜのひきかけに8~10gを煎じて温服する。解熱効果もある。 |
ウバユリ |
秋~春 |
鱗茎 |
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オナモミ |
晩秋~冬 |
果実 |
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ク ズ |
秋~冬 |
根 |
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サルトリイバラ |
夏~秋 |
葉 |
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サルノコシカケ類 |
随 時 |
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シマカンギク |
晩秋 |
全草 |
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センダングサ |
秋 |
茎葉 |
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タンポポ |
秋~冬 |
根 |
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ッユクサ |
夏~秋 |
全草 |
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ボタンボウフウ |
春~秋 |
根茎 |
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ッルグミ |
年 中 |
枝 |
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シロツメクサ (クロバー) |
夏~秋 |
全草 |
のどは鼻からの気道と、口からの消化管とがいっしょになる部分で、のどのうちでも上の方の部分を咽頭、下の部分を喉頭といいます。喉頭は呼吸と共に発声のための重要な器官で、ここにある声帯の振動で声が出ます。口を開いてっきあたりが咽頭後壁で、左右の梅干の種の様なのが口蓋扁桃です。中央に肉片の垂れ下がっているのは口蓋垂といいます。
のどの病気には熱が出る、のどか痛む、たんが出る、せきが出る、呼吸困難になる、声が出なくなる等の症状があります。
歯は乳歯が8ヵ月ごろから生え出し、2歳の終わり頃までに全部で20本、永久歯は6歳頃から20歳頃までに32本生えます。
口は食物を取り入れて歯でかみ砕き、唾液とまぜてのどへ送り込む消化器のはじまりで、歯と口の病気には、歯の痛み、歯のゆるみ、歯ぐきの出血、歯ぐきやあごの腫れ、口のただれ、口臭、口があかない場合などがあります。
口臭は普通でも起床した時、空腹の時、疲れた時は口臭が強くなり、食物によっても、口が不潔でもにおいがしますが、これは病気ではありません。むし歯、歯槽膿漏、口内炎、悪性腫瘍などの病気又鼻の病気、呼吸器病、糖尿病、尿毒症などによって、吐く息が臭いことがあります。症状に応じて次の民間薬を試みるのも一方法です。
生のハコベ茎葉100gに対し塩大さじ2杯。
生のハコベをこまかくきざんで塩を加え、油分をよくとったフライパンで炒ります。黒こげにならぬ様に注意してからからになるまで炒る。それをすり鉢か、ミキサーで粉末にして出来上がりです。歯磨粉として使うか、直接指につけて歯ぐきにこすります
名称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
アカネ |
秋~冬 |
根、果実 |
口内炎、扁桃炎、抜歯後の痛みには濃い煎汁でうがいをする。 口内炎、扁桃炎には花穂の煎液でうがいをする。ウツボグサに同じ。 口内炎、のどの痛み、扁桃炎に果皮5~10gか葉1握りの煎液でうがい をする。口臭にも効果がある。 歯痛に生葉を噛みしめておくとよい。 かぜで咳がでる時、扁桃痛に生葉のしぼり汁盃1~2杯を飲む。 のどに骨がささった時種子をつぶして熱湯をそそぎ、少しずつ飲んでいるととれるという。種子を煎じてもよい、ュズ酒はのどによい。 咳止めにヨモギとオオバコをまぜ1日10~15gを煎服、のどの痛みにもよい。 |
ウツボグサ |
夏 |
花 穂 |
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キンミズヒキ |
夏~秋 |
全 草 |
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スイカズラ |
年 中 |
茎 葉 |
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ザクロ |
夏 |
果皮、葉 |
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ユキノシタ |
年 中 |
葉 |
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ユズ |
秋~冬 |
果 実 |
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ヨモギ |
夏~秋 |
全 草 |
|
ハハコグサ |
春~秋 |
全 草 |
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エビスグサ |
秋 |
種 子 |
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キンカン |
冬 |
果 実 |
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ノヘコベ |
春~秋 |
全 草 |
|
マンリョウ |
秋 |
根 |
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ヤブタバコ |
全 草 |
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蜂 蜜 |
秋~冬 |
|
|
キキョウ |
根 |
咳止め、急性扁桃炎に5~10gを煎服、扁桃炎にはうがいもよい。
口内炎、小児の鷲口癒(かぜの一種で口内炎をおこす)に濃煎汁でうがいを。
咳止め、のどの痛み、痰切りに砂糖煮5~6個ずつ食べる。砂糖煮にショウガおろし少し入れて発汗解熱に。
私はかぜかなと思った時キンカン酒とサネカズラの実酒を小盃各1杯、蜂蜜大さじ一杯入れ熱湯をそそいで飲用する。
歯のゆるみ、歯槽膿漏にハコベ塩が卓効がある。(作り方本文に)秋に採取してきざんで日干しする。
急性咽喉頭炎、のどの腫れ痛みに1日3~9gを煎服する。口内炎、口腔の潰瘍に煎汁の含みうがいをして、飲みこむ。のどの痛みに患部に塗るとよい。のどの痛み、扁桃炎、咽頭炎などに根3g、乾草2gを煎服。
不眠症というのは普通の人のように長い時間ぐっすり眠れず夢が多く、うとうとして熟睡感がなく、目覚めてからもさっぱりした気持ちになれない、そんなことを気にして心配することです。
原因は非常に多く、大によってまちまちです。一番多いのは、心1111ごと、悩みごと、腹立たしい事やストレスがたまったときなどで・に眠れないのではないかと、不眠ノイローゼになることもあります
症状はなかなか眠れないタイプ、眠りが浅くてすぐ目がさめる夕fプ、朝早く目が覚めてしまうタイプ等、いろいろです。なんとか眠らなくてはと努力すると、ますます目がさえて、よけい心配が増dものです。たいしたことはない、眠ければ眠れるはずだと、気持 を 落ちつけると、かえって眠ってしまうもので、あまり神経質にならぬことです。
睨則正しい生活を行い、食事を腹一ぱい食べず、就寝前にコーヒ やこいお茶など飲まぬことです。少量のアルコール分を飲むこと、軽い運動をすること、ぬるめ風呂に入って休むのもよい方法でd。いずれにせよ何か原因かを確かめ、それを取り除くことが望ます。 次の薬草を試みてみるとよいでしょう。(参考’・医薬品・Lendormin(レンドルミン)
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
玉ネギ |
適 時 |
球茎 |
スライスした玉ネギを枕元に置いて寝る。成分は硫化アリルで、神経安眠剤です。 ニンニク800gを強火で5~6分むして、リカー35度1.8£、月桂樹の葉3~4枚を入れる。3ヵ月位で飲めますが、1年位熟成した方が効果的です。果実5~8gを水400ccで÷に煎服。不眠、神経痛に15gを煎服。白い花と菅を陰干しして10gを煎服。根を1日量2~4gを煎服。食べると強壮強精、保温安眠に役立つ。薬酒にしてもよい。白モクレンの花を1日5~10g煎服。実600gをリカー35度(1.80に入れ薬酒を作って飲む。若い苗はゆでたり、油いためにして食べ、老成したものは乾かして1日20~30gを煎服。食用するか、乾かして適宜煎服。健脳、視力向上、心臓病、不眠によい。食用又は煎服する。精神安定、滋養強壮、利尿作用がある。不眠、二日酔に10gを煎服。健胃、夜尿症、不眠に根1日10~15gを煎服。不眠に青汁を飲むか、煎服すると即効がある。 |
ニンニク |
|||
クチナシ |
冬 |
果実 |
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イグサ |
茎 |
||
ムクゲ |
夏~秋 |
花 |
|
スミレ |
春~秋 |
根 |
|
ノビル |
春 |
全草 |
|
モクレン |
3~4月 |
花、蕾 |
|
ク ワ |
夏 |
実 |
|
ノゲシ |
年中 |
全草 |
|
ミツバ |
春~夏 |
||
ナツメ |
秋 |
実 |
|
エビスグサ |
種子 |
||
ノアザミ |
適時 |
根 |
|
キツネノマゴ |
夏~秋 |
全草 |
慢性気管支炎はかぜの後の急性気管支炎が慢性になることもあり、初めからのもあります。体質的なこともありますが、たばこ、亜硫酸ガス、窒素酸化物など、大気汚染等で長い間に徐々に進行して、慢性化することもあり、工場地帯や都会に多く見られます。 多くは老人がかかり易いが、若い人でも心臓・腎臓の病気などがあるとよくかかります。小児ではハシカや百日ゼキの後にかかりやすいものです。
気管支拡張症といって気管支の方々が広くなり、そこに痰がたまる病気を起こしたり、肺気腫といって肺が拡張したままになり、呼気の時に収縮しにくい病気になったりします。こんな病気になると肺の換気がうまくゆかず、心臓に重荷となって心臓が弱ってきます。老人で動脈硬化があると、心臓は特に弱りやすく、心臓衰弱が起こることがあります。従って慢性気管支炎は老人にとって極めて重要な病気です。
症状としては普通熱はないが、せきとたんが主です。からせきが多くて痰が出にくいこともあります。一般に夏によくなり、冬悪くなります。以上の様にいろんな余病をひきおこしますから、すっかりよくなるまで治癒する必要があります。煙やほこりを吸わないように心掛け、たばこは吸わないことです。去痰剤を飲んだり、吸入をします。
民間薬として別紙のものがあります。試みるとよいでしょう。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
カキドオシ |
春~夏 |
全 草 |
慢性のかぜ、気管支炎にお茶代りに飲む。気管支炎、ぜんそく、咳止めに全草5~10gを煎服。慢性気管支炎、咳止めに3~6gを煎じて朝夕2回空腹時に飲む。 2~3gを煎服、老人性気管支炎に著効がある。気管支炎、同拡張症、肺気腫に1回10~15g煎服するか、焼いて食べる。(多く食べると中毒することがある) 咳止め、かぜ、気管支炎に果皮1日3~6gを煎服。根を日干しし、慢性気管支炎でせきが出る時1日3~5g煎服。木皮の外皮を取り、炒って10g位を煎服。 咳、喀血、慢性気管支炎、ぜんそくに根とも15~30gを煎服。かぜ、慢性気管支炎に1日10gを煎服、微毒があるので用量に要注意。根2~4gに乾草3gを加えて煎服。 実10gを煎じ1日3回に分服。ビヮの葉4~5枚を煎じ、蜂蜜を入れて飲む。 根2~4gに乾草3gを加えて煎服。実10gを煎じ1日3回に分服。ビワの葉4~5枚を煎じ、蜂蜜を入れて飲む。 大根の皮のまま1~2cm角に切り、蜂蜜を注いで半日おき、大根が浮いてきたら大根を取り除く。のどにやさしく働き、せきがとまり、痰のきれをよくする。 1回に大さじ1杯位を含み、ゆっくり飲みます。 1日数回飲むとよいでしょう。 |
ハハコグサ |
|||
ヤブコウジ |
年 中 |
根 茎 |
|
アマチヤヅル |
夏~秋 |
茎 葉 |
|
イチョウ |
秋 |
種 実 |
|
ミカン |
秋~冬 |
果 皮 |
|
シオン |
秋 |
根 |
|
ネム |
常 時 |
木 皮 |
|
キチジョウソウ |
随 時 |
全 草 |
|
イヌホウズキ |
春~秋 |
||
キキョウ |
秋 |
根 |
|
ナンテン |
冬 |
実 |
|
ビ ワ |
常 時 |
葉 |
|
大根 |
|
|
目がかすむ症状は老眼や乱視など視力障害によるものが少なくありません。それ以外に目の疲れや白内障による場合もあります。目の疲れだけなら、睡眠をとればなおります。
白内障は眼球の中の水晶体が濁り、そのため視力がおとろえるものです。昼はよく見えるのに、夜は見えにくくて、物がかすんで見える症状があらわれます。少ない例ですが糖尿病や腎臓病のため、網膜に炎症をおこして眼がかすむ場合、又は眼底出血のために眼がかすむことがあります。念のため専門医の診断を受けておく必要があります。
「1の病気には次の様なものもあります。
1.目がはれて痛む病気・ものもらい、急性涙のう炎など
2.目が赤く、目やにが出るもの・ハヤリ目、トラホームなど
3.ビタミン欠乏によるもの・トリメ、結膜乾燥など
4.黒ソコヒ(黒内障)、白ソコヒ(白内障)、青ソコヒ(緑内 障)など
5.外傷によるツキ目、ゴミがはいるなど
黒ソコヒは眼底病の総称でビタミンB1の欠乏、結核性、梅毒性・ノ)ものなどです。青ソコヒは、眼球には一定の内圧がありますが、これは水銀柱で15~25ミリが普通ですがこれ以上高まった状態であります。薬草では次の様なものが有効といわれています。
名 称 |
採集時期 |
利用部分 |
薬効及び利用法 |
エビスグサ |
秋 |
種 子 |
目の疲れ、充血、緑内障、結膜炎には煎服に併用して目を洗う。眼精疲労に実を1日3粒ずつ飲む。結膜炎には葉の煎汁で洗うとよい。眼の充血、痛みに全草を煎じて洗い、又点眼する。生をすりつぶして点眼してもよい。生の茎の節間の両端を切り、強く吹くと泡と共に水滴が出る。これを点眼するとよい。眼の痛みに1日6~10gを煎服する。眼病の薬として古来から使用され、ただれ目を洗うとよい。結膜炎、つき目、血眼に生の根茎のしぼり汁を点眼するか、乾いた根茎の煎汁で洗い、点眼する。眼疾に種子5gを1日量として煎服。とり眼に葉10gを1日量として煎服。視力向上のため若葉は食し、老成したものは20~30g煎服。視力向上に食用又は煎服。緑内障、視力向上に種子を煎服する。 |
サンショウ |
果 実 |
||
シマカンギク |
晩 秋 |
葉 |
|
ナズナ |
春 |
全 草 |
|
ノブドウ |
秋~冬 |
茎 |
|
ハマゴウ |
秋 |
果 実 |
|
アルバアオダモ |
夏 |
樹 皮 |
|
ミョウガ |
年 中 |
根 茎 |
|
メハジキ |
秋 |
種 子 |
|
ヨモギ |
年 中 |
葉 |
|
ノゲシ |
春~秋 |
||
ミツバ |
全 草 |
||
ホナガイヌビユ |
秋 |
種 子 |
|
センニチコウ |
花 |
花 |
|
ノゲイトウ |
秋 |
種 子 |
|
メグスリノキ |
春~夏 |
樹皮、枝 |