オウバイ (モクセイ科ソケイ属:落葉半つる性:樹高 〜 メートル:花期
〜4月)
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薬効 |
利尿 |
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分布生育場所 |
科名:モクセイ科/属名:ソケイ属
和名:黄梅/学名:Jasminum nudiflorum
中国原産。山西〜山東以南〜雲南省の700〜2550メートルの高地に自生
日本には17世紀(元禄時代初期頃)に渡来した
モクセイ科モクセイ属キンモクセイ(金木犀)
モクセイ科レンギョウ属レンギョウ(連翹)
モクセイ科トネリコ属トネリコ
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見分け方・特徴
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中国原産の落葉性小低木でつる性で、枝は緑色で四角、長く伸びて垂れ下がり、地面に着くとそこから根が出る
葉は対生で3出複葉、小葉は長楕円形、2〜4センチ、幅0.8〜1.3センチ、頂小葉は大きい
花は2〜4月頃、葉の展開前に径約2センチの黄色の花を平開する
花冠は筒状6深裂し、がく片6裂して緑色、雄しべ2本、八重咲きもある
果実はできないので殖やすには挿し木する |
採集と調整 |
春の開花期に花を採取し、日干しにして乾燥する |
薬効・用い方 |
有効成分は、茎葉には苦味質ジャスミピクリン、配糖体シリンギン、ジャスミフロリンなど
利尿には、乾燥した花1日量として3〜6グラム、水0.4〜0.6リットル、半量まで煎じて3回に分けて服用する |
その他 |
名の由来は、「花壇地錦抄(三之丞伊藤伊兵衛/1695)」には、「黄梅、花形梅花のごとく黄色なり。木はかづらにもあらず、れんぎょうのるい」という記述があることから、この少し前に渡来したとされる
花を梅の花に見立て花色が黄色から、黄梅(オウバイ)の名になった
中国での漢名は、「迎春花(げいしゅんか)」で早春から花をつけることから名がついた
用途は、早春の花材、盆栽、庭木として
殖やし方は、挿し木で、本年枝を7月頃に挿し木する。株分けは花の終わった直後が良い |