温経湯(うんけいとう) | |||||||
適応症 | 不妊症(ふにんしょう | 月経不順 | 月経困難症 | 帯下(たいげ) | 湿疹(くさ) | 冷え症 | 進行性指掌角皮症(ししようかくひ) |
目標 | 手足がほてる、唇が乾く、腰冷、腹痛などがあるもの。 |
構成 | 呉茱萸(ごしゅゆ):2 | 半夏(はんげ):2 | 麦門冬(ばくもんどう):2 | 川弓(せんきゅう):1 | 芍薬(しゃくやく):1 |
当帰(とうき):1 | 人参(にんじん):1 | 桂枝(けいし):1 | 阿膠(あきょう):1 | 牡丹皮(ぼたんび):1 | |
生姜(しょうきょう):1 | 甘草(かんぞう):1 |
備考 | 本方は進行性指掌角皮症(ししようかくひ)によく効きます。紫雲膏(しうんこう)という軟膏と併用するとさらに効果的です。本方はまた主婦の湿疹や肌荒れににも効果があります。
本方は比較的体力のない人のお血症状(桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の項目を参照)に用いるとされており、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)とともに不妊症あるいは月経不順、冷え性、子宮発育不全などの婦人科疾患に用います。 |