湿疹(くさ)

湿疹は、もっとも多い皮膚病のひとつで、全皮膚病の3分の1を占めるともいわれます。とくに乳幼児がかかりやすいものですが、成人もかかることが多いようです。

湿疹の内因としては、血管神経の異常と新陳代謝に関係した疾病があげられます。また、外因となるものには、機械的刺激、紫外線、日光、レントゲン、ラジウムなどの刺激、温熱寒冷などの刺激、うるし、銀杏などの植物性の刺激、各種の化粧品類、洗剤、塗料、ナイロン、テトロン、ウールなどの衣類による刺激、皮革類、金属類による刺激、食事の成分、服用した医薬品による刺激などがあげられます。湿疹は、体質的に湿疹にかかりやすい素質があって、それに種々の原因が作用して発病するものです。

薬用植物名採集時期成分薬効用法説明
薬草の用い方は「健康を維持するための薬草・用法から」健康補助食品・薬草販売の各コンテンツをご覧ください。
「湿疹(くさ)」 (漢方薬)
温経湯(うんけいとう) 温清飲(うんせいいん) 越婢加朮湯(えつびかじゅつとう) 加味逍遙散(かみしょうようさん)
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう) 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 桂枝麻黄各半湯(けいしまおうかくはんとう) 柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)
三物黄岑湯(さんもつおうこんとう) 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) 消風散(しょうふうさん) 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう) 大柴胡湯(だいさいことう) 桃核承気湯(とうがくじょうきとう) 当帰飲子(とうきいんし)
八味丸(はちみがん) 白虎加桂枝湯(びゃっこかけいしとう) 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) よく苡附子敗醤散(よくいぶしはいしょうさん)
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)