オオバクロモジ        (クスノキ科クロモジ属:落葉性低木:樹高 〜6メートル:花期 〜4月)

薬効
胃炎(胃カタル) 腸炎(腸カタル) せき・たん 湿疹(くさ) いんきん・たむし かいせん
DATA

科名:クスノキ科/属名:クロモジ属
和名:大葉黒文字/学名:Lindera umbellata var.membranacea

2005/04/14 新潟県岩船郡近辺

オオバクロモジは、本州中部以北〜北海道の日本海側に多く自生する、クロモジの変種

樹皮は、暗褐色で黒い斑紋があり、樹皮や材には特有の芳香があり、楊枝や木工細工などに利用される

名の由来は、樹皮、果実が黒いことから、黒木(くろき)になり、昔宮中に仕える女官(女房)が歯ブラシに用いていて、女房言葉で、杓子(しゃくし)を「しゃもじ」などに言い換えた
それから、黒木(くろき)に「もじ」をつけて、くろもじの名になった

昔信州秋山郷では、枝葉を、水蒸気蒸留して、クロモジ油(香料)の原料にした。
昔は、羽後・越後地方で、クロモジ油が生産された

料理屋などで、醤油(しょうゆ)を「むらさき」と呼び、楊枝を「くろもじ」と呼ぶと、いき な感じがする