いんきん・たむし
本来、いんきんとたむしは別のもので、いんきんは、陰のう湿疹や皮膚炎など陰部に生ずるいろいろな皮膚病を指す俗称のようです。

たむしとは、医学的には潜在性小水疱性斑状白癬(せんざいせいしょうすいほうせいはんじょうはくせん)または頑癬(がんせん)と呼ばれるもので、思春期の男性に多く見られます。いずれも原因は白癬菌の感染によるもので、股のつけ根や臀部(でんぶ)など皮膚の触れ合うところや、分泌物の多いところに湿疹と合併して起こります。

発病、悪化ともに季節的には夏が多いようです。これは、夏は高温多湿で白癬菌が繁殖しやすく、汗などで陰部が蒸れやすいためです。とくに海水浴やプールに入ったときなどに感染しやすいので、注意が必要になります。一度感染するとなかなか、がんこで再発しやすいのが特徴ですので徹底的に治療することが必要です。
薬用植物名 採集時期 成分 薬効 用法説明