ヒメガマ            (ガマ科ガマ属:多年草:草丈 〜1.5メートル:花期 〜8月)

薬効
小便不利 火傷(やけど) 外傷(がいしょう)
DATA

科名:ガマ科/属名:ガマ属
和名:姫蒲/学名:Typha angustifolia

2011/07/12 新潟市佐潟
日本全土の池や沼などの湿地に自生
ガマとの違いは、雌花穂がガマより少し細く雄花穂との間があいて茎が見えることから区別する
「古事記」の「今急(すみやけ)く此水門に往き、水を以ちて汝(な)が身を洗い、即ち其水門の蒲黄(ほおう)を取り、敷き散らして、其上に輾転(こいまろ)わば、汝が身、本の膚(はだ)の如、必ず差(いえ)なむ」と詠んでいる
古事記での「因幡(いなば)の白兎」では、「ガマの穂綿」で傷が癒(い)えたとあるが
雄花穂(かすい)の花粉蒲黄(ほおう)をつけて傷が癒えたものです
これは、雄花穂と雌花穂が分かれているヒメガマから採取したものになります
名の由来は、古事記ではカマと呼ばれて転訛(てんか)してガマの名になったという