アイゼルスベルグ幽門空置術
アイゼルスベルグユウモンクウチジュツ
【英】Eiselsberg's procedure
【独】Eiselsberg‐Pylorusausschaltung
幽門狭窄を呈していない幽門部潰瘍および腫瘍ならびに十二指腸潰瘍などの場合には,胃腸吻合のみを行っても食物は大部分正常経路を通過して症状を増悪させることがあるので,その予防のために,胃十二指腸通過遮断を目的として幽門部近くを切断してその両断端を閉鎖する手術方法である.この術式は胃十二指腸交通遮断には最も確実であるが,欠点として,術後消化性空腸潰瘍を合併することがある.〈1997〉