湿疹(くさ)
湿疹は、もっとも多い皮膚病のひとつで、全皮膚病の3分の1を占めるともいわれます。とくに乳幼児がかかりやすいものですが、成人もかかることが多いようです。
湿疹の内因としては、血管神経の異常と新陳代謝に関係した疾病があげられます。また、外因となるものには、機械的刺激、紫外線、日光、レントゲン、ラジウムなどの刺激、温熱寒冷などの刺激、うるし、銀杏などの植物性の刺激、各種の化粧品類、洗剤、塗料、ナイロン、テトロン、ウールなどの衣類による刺激、皮革類、金属類による刺激、食事の成分、服用した医薬品による刺激などがあげられます。湿疹は、体質的に湿疹にかかりやすい素質があって、それに種々の原因が作用して発病するものです。