にきびは、思春期の男女の顔面、前胸部、背部などに多く生じ、軽度のものは一種の生理現象といわれるほどしばしばみられます。
一般に、毛孔に一致して赤い円錐形の小丘疹ができ、その後、細菌が感染したりするとその中央に膿胞を生じ、まわりが赤くなります。膿が排出されると、色素が沈着して、しみのように黒くなったり、化膿がひどいと、深くえぐられて瘢痕(はんこん)を残すことがあります。
にきびは、性ホルモンの急激な増加や代謝異常などによって毛孔に角質や脂肪がつまることによるもので、胃腸障害、便秘症、睡眠不足、食物の不摂生、皮膚の不衛生、生理不順などが直接の原因となります。
漢方では、患者の全身の状態や患部の状態をみて処方を決めることになります。 |