痛風とは、突然、足の親指の付け根をはじめ、足首、膝、肘、手の指の関節などがはれあがって熱を持ち、激しく痛む病気です。また、これと同時に寒気がして発熱することがあります。
このような症状は、1週間くらいで治ったようになりますが、しばらくするとまた発作が起こり、痛みの続く日数も発作の回数も年とともに多くなっていきます。そして、適当な治療もしないで、発作を何度も繰り返していると、しだいに関節が変形して動かしにくくなり、痛風結節というこぶができます。
痛風は、食べ物(とくに蛋白質)のとり過ぎが原因で、血液中に尿酸が異常に多くなり、このときに、冷えや外傷、疲労などの誘因があると、尿酸の一部が手足の関節のまわりに沈着して起こります。したがって、一般の治療の他に、とくに食べ物に注意することが必要となります。 |