一般的に、ヒステリーを単に感情的に興奮した状態を指すことが多いのですが、医学的には、神経症のひとつの型で、自分では意識していないような欲求不満が積み重なり、それが爆発して、身体が病気になったように見える状態をいいます。
当人は、はっきり意識しているわけではありませんが、病気にのがれて自分を防衛して、また、欲望を満たしていくという動機が認められ、また、感情が変化しやすく、自分を誇張して見せようとする性格の人が多いようです。
急に身体を弓なりにして頭部をのけぞらせたり、足と頭で全身を支えるようにして痙攣を起こしたり、どこも悪くないのに、立てない、歩けない、声が出ない、目が見えない、耳が聞こえないなど、さまざまな症状が表れます。 |