百日ぜきは、子供の病気で、他の伝染病と違って母親から免疫体を受け継ぐことが少なく、生後すぐにでもかかることが特徴といえます。このため、法律で予防接種をするように決められています。潜伏期が過ぎると普通のかぜの場合と同じような、せきが出始めて、これが、だんだんひどくなり、そのうち発作性、けいれん性の、せきをするようになります。コンコンと短い、爆発するような激しい、せきが連続して起こり大変苦しみます。このころになると、痰(たん)を出すようになり、また発作のときに嘔吐(おうと)が起こります。そして、このような状態が過ぎると、咳(せき)は回数も減り、また強さも弱まり、しだいに治っていきます。 |