吐血で一番多いのは、何といっても胃かいようの場合ですが、慢性胃炎でも多量の吐血が起こることがあり、また、食道がんや肝硬変症でも吐血がみられることがあります。吐血する血の色は胃内容物がまじり暗赤色です。
喀血は痰とともに血液が出る場合で肺結核により起きることが多く、気管支炎、肺腫瘍、肺炎などによる場合もありますが、いずれも血の色は鮮紅色です。