ナンテンハギ (マメ科ソラマメ属:多年草:草丈 〜90センチ:花期 〜10月)
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薬効 |
めまい |
疲労回復 |
山菜 |
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分布生育場所 |
科名:マメ科/属名:クサフジ属
和名:南天萩/別名:フタバハギ/アズキナ/学名:Vicia unijuga
北海道、本州、四国、九州の山地
朝鮮半島、中国〜シベリア東部、サハリンに分布
マメ科ソラマメ属クサフジ(草藤)
マメ科ソラマメ属カラスノエンドウ(烏の豌豆)
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見分け方・特徴
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高さ50〜90センチになる多年草、地下には木質の太い根茎があり茎には稜がある
葉は互生、2枚の小葉のつく羽状複葉、小葉は広披針形〜卵形、長さ4〜7センチ、幅1.5〜4センチ、洋紙質でふつう全縁、毛がつく
花は、6〜10月葉腋から長さ2〜4センチの総状花序を茎の片方につけ、紅紫色の蝶形花を数個つける
長さ1.2〜1.8センチ、苞は長さ約1ミリ、開花前に落ちる
莢果は、狭長楕円形、長さ2.5〜3センチ、中に球形の黒褐色径約3ミリの種子が3〜7個ある
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採集と調整
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秋頃に開花期の全草を抜き取り、刻んで水洗いして天日で乾燥する
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薬効・用い方
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有効成分は、葉にはフラボン・ルテオリンの配糖体、種子にはアミノ酸ガンマ・ハイドロオキシオルニチンを含む
めまいや疲労回復には、1日量5〜10グラム、水0.6リットルで半量まで煎じて、1日数回に分けて服用する
岐阜県や飛騨地方、高山市から古川町付近では、ナンテンハギの若芽を、アズキナと呼び、まろやかな甘味と青豆のような香りがあり、古くからアズキナ(小豆菜)の名で親しまれていて、山菜料理やお土産の加工品が朝市、駅弁に利用されていて飛騨高山では盛んに栽培されている
春の柔らかい若芽は、そのまま天ぷら、揚げ物、バター炒め、塩茹でして煮びたし
蕾や花は、熱湯をくぐらせ、辛子ドレッシング、甘酢などで食べる
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その他 |
名の由来は、葉をナンテンの葉に見立て、ナンテンハギ(南天萩)の名になった、別名の、フタバハギ(二葉萩)は、羽状の葉が2枚つくことから
また、飛騨地方の、アズキナ(小豆菜)は、若葉を煮ると、小豆(あずき)を煮たときの匂いがすることから付いた |