ミヤマニガイチゴ
(バラ科キイチゴ属:落葉低木:樹高 〜1メートル:花期 〜6月)
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薬効 |
食用 |
果実酒 |
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分布生育場所 |
科名:バラ科/属名:キイチゴ属
和名:深山苦苺/学名:Rubus microphyllus var.subcrataegifolius
本州
の東北地方以南〜近畿地方以北のブナ帯などの標高の高い山地の日当たりの良い場所
バラ科キイチゴ属モミジイチゴ(紅葉苺)
バラ科キイチゴ属カジイチゴ(梶苺)
バラ科キイチゴ属ミヤマニガイチゴ(深山苺)
バラ科キイチゴ属ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)
バラ科キイチゴ属フユイチゴ(冬苺)
バラ科キイチゴ属ゴヨウイチゴ(五葉苺)
バラ科キイチゴ属クサイチゴ(草苺)
バラ科キイチゴ属ナワシロイチゴ(苗代苺)
中国南部 広西省チワン族自治区の山地に自生するバラ科キイチゴ属のテンチャ
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見分け方・特徴
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ニガイチゴより標高の高い場所に自生する落葉低木で高さ約1メートル
茎や枝は無毛、まばらに小さい刺が生える
葉は互生、葉柄約6センチ、葉の長さ4〜10センチ、長卵形、普通3裂して中央の裂片が長く大きく尖り、葉縁に重鋸歯があり、約1センチの線形の托葉がある
葉の裏面は淡白色、葉脈や葉柄に小さな刺がある
花は、5〜6月頃に、前年枝の葉腋から、約7センチの花柄を出して直径2〜2.5センチの白色の5弁花を1〜3個上向きにつける
果実は直径1〜1.5センチの球形の集合果、8〜9月の真っ赤に熟して甘くて美味しい 、核にかすかな苦味がある |
採集と調整 |
8〜9月の真っ赤に熟した果実を採取、甘くて美味しい、核にかすかな苦味がある |
薬効・用い方 |
8〜9月の真っ赤に熟した果実を採取
して生食、甘く美味しい
真っ赤に熟した果実を、200〜300グラム採取して、3〜4倍量の35度ホワイトリカーに漬けて、3〜6ヶ月冷暗所に置き、材料を引き上げる
深紅色の果実酒に仕上がり、やや苦味のある甘口の果実酒になる |
その他 |
名の由来は、核に少し苦味があることから、ニガイチゴ(苦苺)、山地に生え葉が円形〜円形3裂する、ニガイチゴ(苦苺)より、標高の高い山地に自生することから、深山苦苺(みやまにがいちご)の名になったという
クマイチゴの変種に分類されたことがあったが、現在は、ミヤマニガイチゴになった |