オリーブノキ (モクセイ科オリーブ属:常緑高木:樹高 〜10メートル:花期 〜6月)
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薬効 |
緩下(かんげ) |
皮膚炎・あざ・虫さされ(外用) |
滋養 |
コレステロール |
分布生育場所 |
科名:モクセイ科/属名:オリーブ属
和名:オリーブ/学名:Olea europaea
地中海東部沿岸、北アフリカ原産とされる
日本では香川県小豆島等で主に栽培
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見分け方・特徴
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高さ10メートルになる常緑高木
樹皮は、灰緑色〜灰色、高木になると深い溝がある
葉は対生、小型で披針形、葉質は革質で、表面は暗緑色、裏面は毛が密生して銀白色
花は、5〜6月に葉腋から花枝を伸ばして黄白色の小花を総状花序につける
花後、楕円形の種子の入った果実をつけ、緑色〜黄色〜黒紫色に熟す |
採集と調整 |
8〜9月ころに、未熟果が黄色に熟したころに採集して、砕いて圧搾(あっさく)して採れる油が、オリーブ油で、オイレン酸(約75%を含み)、リノレン酸、パルチミン酸などを含む
葉は、随時採取する |
薬効・用い方 |
有効成分:葉には、オレオロビン、オレアステロール、レインを含み。オリーブ油には、オイレン酸を約75%を含み、単価不飽和脂肪酸などを含む
オリーブの葉には、血糖効下作用、血圧降下作用があり、循環系の機能改善、穏やかな利尿作用があり膀胱炎などに治療や糖尿病治療に用いられる
オリーブの葉の臨床実験では、葉に血圧降下作用があることが認められれいる
オリーブ油は、栄養分が豊富で、血液中の脂肪のバランスを改善する効果があり、コレステロールの改善や伝統的では、胆石治療に、オリーブ油スプーン数杯とレモン汁を服用する。
一般的には、オリーブ油は消化器官を保護する作用や外用剤として、精油の抽出剤として用いられる
便秘には、オリーブ油を杯一杯(30〜50CC)飲用、コレステロールが気に成る場合には、オリーブ油で代用。滋養には食事に追加して食べる。
虫さされ、あざや皮膚炎には、オリーブ油を暖め外用に塗布する |
その他 |
名の由来は、英名オリーブ(Olive)がそのまま和名になった
日本には、文久2年(1862)に初めて、オリーブの苗木が輸入されたが活着しなかったが、明治11年に、パリ万国博覧会での、日本館長であった前田正名が、フランスより持ち帰ったものが、日本最初のオリーブの樹として、兵庫県神戸市中央区にある、湊川神社(みなとがわじんじゃ)にあるという。
また。この神社は、楠木正成を祭る神社として知られ、地元では「楠公(なんこう)さん」と呼ばれて親しまれている。
オリーブは、紀元前3500年頃、クレタ島で始めて栽培したとされていて、多くの印象的な意味づけがある。例えば、オリーブの枝は平和の象徴であり、葉は古代オリンピック大会での勝者の冠とされ飾られた。
また、この葉は戦いで傷を受けた戦士の傷口を洗浄するのに用いられ、油は宗教的な儀式の塗油に用いられた。 |