オシロイバナ (オシロイバナ科オシロイバナ属:1〜多年草:草丈 〜50センチ:花期 〜10月)

薬効
利尿 ニキビ・吹き出物(外用)
 
分布生育場所

科名:オシロイバナ科/属名:オシロイバナ属
和名:御白粉花/学名:Mirabilis jalapa
南アメリカ原産、江戸時代初期頃に渡来、観賞用として栽培

見分け方・特徴

高さ40〜50センチ、沖縄、伊豆七島などの暖地では多年草、一般的には1年草
地下には塊根があり、茎は太く枝分かれして木質化し節はふくらむ
葉は広卵円形、長さ5〜10センチ、全縁
花は、8月〜10月頃まで芳香のある赤紫、白、黄色や各色を帯びたものなど、いろとりどりの花がつく
花びらみ見えるがく片の先端が5裂してラッパ状になり、がくの下部に苞がある
花後、緑色の果実が黒く熟して落下すると中に白色の胚乳がつまっている
採集と調整
花が咲いている時期に地下の塊根(かいこん)を掘り取り、水で洗い、天日で乾燥させる

熟した果実を採取さいて、果実の皮の中の茶色の皮につつまれた胚乳を取り出して乾燥する
薬効・用い方
有効成分:アミノ酸アラニン、グリシン、ルイシン、トリプトファン、バリン、ステロイドのベータ・シトロールなど

利尿には、乾燥した塊根を刻み5〜15グラム、水0.6リットルで半量まで煎じて、1日2回食前に服用する。強い利尿作用がある

ニキビ、吹き出物には、外用として、胚乳を水で濡らして、1日数回患部に塗布する
その他
名の由来は、胚乳が白い粉から、和名で御白粉花(おしろいばな)の名になった

また、漢名は紫茉莉(しまり)と呼ぶ