テッポウユリ (ユリ科ユリ属:多年草:草丈 〜100センチ:花期
〜7月)
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薬効 |
滋養強壮 |
気管支炎(気管支カタル) |
せき・たん |
小便不利 |
鼻血(はなぢ) |
口内炎 |
外用/打撲傷 |
食用 |
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分布生育場所 |
科名:ユリ科/属名:ユリ属
和名:鉄砲百合/別名:タメトモユリ/学名:Lilium longiflorum
九州種子島、沖縄の海岸付近の崖、岩場
薩南諸島(黒島、竹島、屋久島、種子島)、奄美大島、徳之島、沖永良部島、八重山諸島、小笠原
台湾に分布する
観賞用に栽培される
オニユリ、ヤマユリ、新潟県下田村のヒメサユリ、新潟県角田山のスカシユリ、新潟県奥只見のコオニユリ、新潟県柏崎市のタカサゴユリ、粟ケ岳のヒメサユリ、美しい海岸で知られる瀬波海岸のイワユリ、妙高市のササユリ、佐渡の海岸岩場のイワユリ
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見分け方・特徴
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九州の種子島〜沖縄の海岸の崖や岩場などに自生する高さ50〜100センチの多年草
地下には鱗茎があり扁球形で淡黄色
茎は直立、葉は柄がなく披針形で互生、長さ10〜15センチ、幅1〜1,5センチ、表面に光沢がある
花は、現地では5〜6月、栽培品は6〜7月頃につき、白色で花筒が長く花被片の先端が反り返る
雄しべ6本葯は黄色、花被より短く雌しべの先端の柱頭は丸く3裂する
花後、果実は刮ハ、長楕円形筒状、長さ約6センチ |
採集と調整 |
10〜11月、ヤマユリの鱗茎(りんけい)を掘り取り、水洗いして熱湯をかけてから天日で乾燥させたものを生薬で、百合(ひゃくごう)と呼ぶ
また、オニユリ、ヤマユリ、ササユリ、テッポウユリなども用いられます。
随時鱗茎を採取して、根を除き洗い、生のまま砕いて潰す
また食用には、秋に掘り取る |
薬効・用い方 |
有効成分:花粉にカロチノイド色素が含まれてる
沖縄地方の民間療法では、生の鱗茎を砕いて潰したものに食酢を加え木綿の袋に入れて、打撲傷の患部に湿布する
鱗茎は苦味が強いが、昔から食用にしていた。秋に鱗茎を掘り取り、鱗片を湯通しして、炒って天日で乾燥して苦味を抜き、料理や加工して食べたという |
その他 |
名の由来は、沖縄では琉球百合と古くから呼んでいたが、成形図説(1804)に、関東では鉄砲百合と呼ぶという記述があり、花の筒状部が長く鉄砲に見立てたという説、鉄砲が伝来した種子島に多く自生するからという説がある。
別名に、タメトモユリ(源為朝)の名があり、源為朝に関係の深い八丈島に由来するという |