キクイモ
(キク科ヒマワリ属:多年草:草丈 〜200センチ:花期 〜10月)
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薬効 |
製薬原料 |
糖尿病予防 |
肥満予防 |
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分布生育場所 |
科名:キク科/属名:ヒマワリ属
和名:菊芋/学名:Helianthus tuberosus
北米原産の帰化植物。日本各地の日当たりの良い空き地、野原に群生
似た生態で芋が小さいイヌキクイモ
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見分け方・特徴
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高さ1.5〜2メートルにもなる大型の多年草
茎は直立して上部で枝分かれして、葉は、卵形、先端は尖り、下部では対生、上部では互生
花は、9〜10月ころ、茎頂に黄色の舌状花(ぜつじょうか)10〜15枚、中央に黄色の筒状花(とうじょうか)密集する、キク花をつける |
採集と調整 |
10〜11月の茎葉が枯れるころ、根塊を掘り取り、水洗いして食べる |
薬効・用い方 |
有効成分:イヌリンを多量に含有、果糖(フラクトーズ)、ミネラル、ビタミン類、植物繊維を含有
イヌリンは、果糖が多数結合した多糖類で、果糖を製造する注射剤として製薬原料に用いられる
また、イヌリンは、微生物以外の生物しか消化ができず、家畜などには、イヌリンを消化する微生物がいますが、人の消化器官には、イヌリンを消化できる微生物がいないので、消化分解できません。
さらに、キクイモの果糖は、ブドウ糖では無いので、摂取しても血糖値は上がりません。
また、果糖、アルコールの原料、飼料などにも用いられる
最近は、糖尿病など生活習慣病予防に、盛んに栽培されるようになった |
その他 |
キクイモは、江戸時代末期(1859)に渡来したとされ、名の由来は、黄色いキク状花が咲き、地下には、生姜に似た、芋(いも・根茎)があることから、キクイモの名になった
戦時中〜終戦直後の食料不足の時代には、キクイモを煮たり、漬物、味噌漬けにして食べたが、今は忘れられていたが、最近の健康志向により、見直されている |