アワ
(イネ科エノコログサ属:多年草:草丈 〜150センチ:花期 〜 月)
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薬効 |
糖尿病 |
アトピー |
肥満・美肌 |
高血圧予防 |
食用 |
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分布生育場所 |
科名:イネ科/属名:エノコログサ属
和名:粟/学名:Setaria italica
岐阜、長野、岩手などの山地で栽培、乾燥地などの環境の悪い場所でも育つ救荒作物のひとつ
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見分け方・特徴
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草丈1.5メートルになるイネ科エノコログサ属の多年草で五穀のひとつ
稈(かん)の先端に長さ15〜25センチ、径2〜3センチの穂を円錐状につける
穂には、小型の頴果(えいか)が密につき、熟すと下垂する
荒地でも栽培期間が3〜4ヶ月の短期間で収穫ができるので、昔は救荒作物として全国各地で栽培された |
採集と調整 |
一般には、5〜6月ころ播種、9〜10月に収穫、精白して食用、米(こめ)と比較すると食味は落ちる |
薬効・用い方 |
白米との比較は、アワがタンパク質、脂質、B1、B2などのビタミン類、カリウム、リン、鉄などのミネラル類、食物繊維などを多く含むので、一般的には、白米に好みの量を混ぜて炊いて食べる
漢方では、腎臓、すい臓、胆嚢の機能を促し、便秘、消化促進になります
また、白米のアレルゲン物質を含まないので、アトピー性皮膚炎の改善、高血圧、動脈硬化の予防、糖尿病の改善、疲労回復などに有効になる |
その他 |
名の由来は、説文解字(せつもんかいじ/紀元100年/許慎(きょしん)著)には、米は粟(あわ)を指していて、黄河文明以後の主食であった
アワ(粟)は、イネ科エノコログサ属が原種の1年草で、日本では、縄文時代には栽培されていて、稲(こめ)よりも以前に渡来して食用に栽培されていました
古代では、原産地の東インド、アジア全域、ヨーロッパ中南部、エジプト、アメリカの高地で栽培されていて、中国では紀元前2700年ころには栽培されてました
アワには、モチアワ、ウルチアワがあり精白して、あわ飯、餅、だんご、おこしなどにして食べます
大阪名物の「粟おこし」は、アワを煎って飴で固めたものです
「濡れ手で粟」の格言や、秋の季語「粟」など、古い時代では、主食として重要でした |