ニッケイ(ニッキ)
(クスノキ科クスノキ属:常緑高木:樹高 〜 メートル:花期 〜 月)
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薬効
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発汗 |
解熱 |
健胃・整腸 |
神経痛 |
桂枝湯 |
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分布生育場所 |
科名:クスノキ科/属名:クスノキ属
和名:肉桂/生薬名:桂皮(けいひ)/学名:Cinnamomum Loureiri Nees
中国雲南省・ベトナム原産とされ、日本には、桂皮(けいひ)の代用として鹿児島、高知、和歌山などの暖地で栽培され一部野生化している
クスノキ科クスノキ属クスノキ(樟)
クスノキ科クスノキ属シロダモ
クスノキ科クロモジ属クロモジ(黒文字)
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見分け方・特徴
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ニッケイは、クスノキ科クスノキ属の常緑高木で高さ10〜15メートルになり枝葉に芳香がある
葉は、互生で革質、長楕円形、先端は尖り、3主脈は明瞭
春、新梢の葉腋や枝先に、淡黄緑色の小花を集散花序につける
秋に、楕円形の果実が黒褐色に熟す
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採集と調整
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20〜30年程度の、ニッケイを、6〜7月に、根を傷つけないように掘り取り、適当な長さに切り、水洗いして、木槌でたたいて、根の皮を剥ぎ取り、天日で乾燥したものが、生薬で、日本肉桂(にほんにっけい)または、日本桂皮(にほんけいひ)と呼ぶ
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薬効・用い方
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有効成分は、精油のケイアルドヒド、オイゲノール、脂肪油など
初期の風邪の発汗、解熱、神経痛などに、桂枝湯(ニッケイ、シャクヤク、タイソウ、ショウキョウ各4g、カンゾウ2gを1日量として)、水0.4リットルで約半量まで煎じて、1日3回服用する
他に、桂皮(けいひ)を使った、漢方薬は多い
健胃、整腸の食欲不振、胃もたれ、消化不良などには、ニッケイを粉末にして、0.5〜1gを水で服用
昔、駄菓子屋などで売っていた、「ニッキ」は、キッケイの根の先の細いものを集めたもので、かむと、ニッケイの味と香りが楽しめた。
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その他 |
名の由来は、中国では、香木を「桂」と呼び、ニッケイの樹皮が厚いことから、肉桂(にっけい)の名になった
かつては中国から輸入される、ニッケイ(桂皮)の代用として、日本でも暖地で栽培されたが、中国産の桂皮が、香味が優れていて、現在は、ほとんど栽培されていない |