キウイ              (マタタビ科マタタビ属:蔓性落葉樹:樹高 〜 メートル:花期 〜5月)

薬効
かぜ 糖尿病予防 黄疸 むくみ
分布生育場所

科名:マタタビ科/属名:マタタビ属
和名:キーウィフルーツ/別名:シナサルサシ/学名:Actinidia chinensis
日本各地で果物として栽培

見分け方・特徴

キウイ(キウイフルーツ)は、雌雄異株(しゆういしゅ)で、若枝と葉柄(ようへい)には毛があります。
葉は、広楕円形、葉質は厚く、葉脈が明瞭で、裏面には綿毛が密生します。
花は、5月〜6月に、白色6弁花をつけ、雌花は3〜4センチで、雄花は少し小さい。
果実は、10月ころ、褐色短毛に覆われた、長卵形の液果です。
採集と調整
10月ころ、果実が7分程度熟したころに採取して、5ミリくらいの輪切りにして、天日で乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、獼猴桃(びこうとう)といいます。

獼猴桃(びこうとう)には、糖類、ビタミンC、有機酸、アクテイニジンを含有。
薬効・用い方
獼猴桃(びこうとう)は、風邪、扁桃腺(へんとうせん)などの高熱、糖尿病、黄疸(おうだん)、むくみなどに、1日量50〜100グラムを、適量の水で煎じて服用します。

中国では、利尿作用があり、熱を下げて口の渇きを止めるとされていて、古くから薬用として用いられています。

スーパーなどで普通に買える、生の果実には、ビタミンCはレモンと同等に含まれていて、体内の過剰な塩分を排出する作用のある、カリウムが非常に多く含まれているので、塩分の取りすぎが気になる人には便利な果物です。
その他
名前の由来は、ニュージーランドで栽培され、果実がニュージーランドの国鳥で翼(つばさ)がない鳥、キーウィに似ていることから、現地では「キーウィ」と呼んでいて、そこから、「キウイフルーツ」になりました。

キウイは、中国長江沿岸地方原産の蔓性落葉樹です。
古名としては、果実が、梨(ナシ)に似ていて、猿(サル)が良く食べる梨という意味から、サルナシと呼ばれ、中国(シナ)から来た、サルナシということから、シナサルナシという名があります。