柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) | ||||||||
適応症 | 心臓神経症 | 心臓病弁膜症 | 心臓性ぜんそく | 狭心症 | 心筋梗塞(しんきんこうそく)症 | 動脈硬化 | 高血圧症 | 腎炎 |
ネフローゼ | 萎縮腎(いしゅくじん) | インポテンツ | 性的ノイローゼ | バセドウ病 | ノイローゼ(神経症) | 不眠症 | 夜驚症 | |
血の道、更年期障害 | 脱毛症 | 緑内障 | ||||||
目標 | 精神不安があって驚きやすく、心悸亢進(しんきこうしん)、胸内苦悶、めまい、のぼせ、不眠などを伴い、あるいは臍(へそ)部周辺に動悸を自覚し、みぞおちがつかえて便秘し、尿量減少するもの。 |
構成 | 柴胡(さいこ):3 | 半夏(はんげ):3 | 茯苓(ぶくりょう):2 | 桂枝(けいし):2 | 黄今(おうごん):1 |
大棗(たいそう):1 | 生姜(しょうきょう):1 | 人参(にんじん):1 | 竜骨(りゅうこつ):1 | 牡蛎(ぼれい):1 | |
大黄(だいおう):1 | |||||
備考 | 本方は、高血圧症、動脈硬化症に体質改善の意味で用いますが、とくにストレスの強い人や精神不安があって驚きやすいものを目標とします。また、腹部に動悸を自覚したり、不眠、肩背部のこりを訴えるものに多く適用します。
本方は、比較的体力のある人の円形脱毛症には、第一に考えるべき薬方です。また、青年、中年以降の精力減退、ストレスによる精神不安によく用いられます。 |