ジャスミン
ジャスミン

インド、アフガニスタン、イランに自生 モクセイ科ソケイ属
つる性低木

特徴:
常緑のつる性の植物で、葉は対生し光沢のある緑色をしています。
夏から秋にかけて香り豊かな白い花を咲かせます。
その甘く上品な香りから香りの女王とも呼ばれます。
花1tからわずか1kgの製油しか取れないため、大変高価なものです。

栽培:
日当たりと水はけのよい肥沃な場所を好みます。
日陰に置くと花数が少なくなります。
季節風のあたらない場所がよいでしょう。
つるが伸びるので支柱か網が必要となります。
花が咲いた後、開花枝を切ってすかし、油粕や骨粉を追肥を与えます。
−5度くらいまで耐えるので、暖地では屋外でも生育は可能です。
春から秋に2節ずつ切って挿し木にすることができます。

利用法:
古くから香料植物として有名で、中国茶のジャスミンティーは半発酵のウーロン茶にジャスミンを入れ、香りをつけたものです。鎮静効果があるので、リラックスしたい時や、落ち込んでしまった時にぴったりのお茶です。また、下痢や腹痛を緩和すると言われています。ティーの他にも、マッサージオイル、芳香剤、ポプリなどに利用できます。日本では、温室内の育成が主で、挿し木で増やします。本物のモクセイ科以外は有毒のものもあるのでご注意を。

【練り香】
ジャスミンと蜜蝋で作る練り香です。アロマポットや香炉でくゆらせてリラックスタイムに・・・

《材料》
蜜蝋 20g
ジャスミン、ローズの粉末 各5g
ジャスミンオイル 少々

《作り方》
1.蜜蝋を湯せんにかけて溶かし、残りの材料を混ぜて火を止めます。
2.冷まして固まりかけたところで、好みの形にします。
3.1週間ほどおいて、乾かして出来上がりです。