LI9.上廉(じょうれん)

取穴部位:前腕後橈側にあり、曲池穴の下3寸、陽谿穴から曲池穴に向かい上7寸、長・短橈側手根伸筋の間

筋肉:長橈側手根伸筋短橈側手根伸筋

運動神経:橈骨神経

知覚神経:外側前腕皮神経

血管:橈骨動脈

 前腕外側の筋肉の盛り上がりの下に位置するのが、下廉なら、上に位置するのが上廉と付けた。
橈骨神経障害、前腕知覚運動障害、頭痛、腹痛、下痢、腸鳴、消化不良

下廉、上廉ともに橈骨神経痛及び麻痺に効く。従つて半身不随に用いられる。 

(引用元:『鍼灸治療基礎学』澤田健先生校訂・代田文誌著/医道の日本社)
腕や肩のケダルい痛みを感じる時、上肢が麻痺している時、手が痺れている時、お腹が鳴る時、お腹が痛い時などに効果を発揮します。また、寝違えて筋を痛めてしまった時や捻挫、ぎっくり腰、腱鞘炎などにも有効となります。

 

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