LI6.偏歴(へんれき)

取穴部位:前腕後橈側にあり、陽谿穴から曲池穴に向かい上3寸、短橈側手根伸筋の間

要穴:絡穴

筋肉:長母指外転筋短母指伸筋

運動神経:橈骨神経

知覚神経:外側前腕皮神経

血管:橈骨動脈

 斜めを偏、通過を歴といい、肺経に向かい走ることから名づけられた。

難聴、耳鳴、喉の痛み、鼻血、目赤、顔面神経麻痺、てんかん、水腫、ド・ケルバン病などにも使われる。

デジタル大辞泉の解説

へん‐れき【遍歴】

[名](スル)

1 広く各地を巡り歩くこと。「諸国を遍歴する」

2 いろいろな経験を重ねること。「アルバイト遍歴」「男性遍歴」

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出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

 
世界大百科事典内の遍歴の言及

【職人】より

…マギステルを長とする石工の組織が修道院の組織を模倣したものといわれるのも,その関係によるとみられる。これらの石工たちは中世都市が成立すると定住するようになるが,それまでは仕事場を求めて各地を遍歴していた。 他方でザンクト・ガレンやエッセンなどの修道院には学校がおかれ,そこでも石工や木彫,絵画,金細工,製本,鐘の鋳造,織物などの技術が授けられていた。…

【中世社会】より

【職人】

 このような平民に対し,みずからの身につけた職能を通じて,天皇家,摂関家,仏神と結びつき,供御人(くごにん),殿下細工,寄人(よりうど),神人(じにん)などの称号を与えられて奉仕するかわりに,平民の負担する年貢・公事課役を免除されたほか,交通上の特権などを保証され,その一部は荘園・公領に給免田畠を与えられることもあった職能民を,ここでは職人と規定しておく。

[遍歴する非農業民]

 中世社会には農業以外の生業に主として携わる非農業民(原始・古代以来の海民,山民,芸能民,呪術的宗教者,それに商工民など)が少なからず生活していた。これらの人々のなかには平民として非水田的な年貢を貢納する人々もあったが,その一部を品部(しなべ)・雑戸(ざつこ)として組織していた律令制の解体とともに,それぞれの職能に即して自立した集団をなし,もっぱらみずからの職能に依存しつつ,交易などによって生活する非農業民集団も少なくなかったのである。…

【徒弟制度】より

…徒弟期間を修了すると職人となり,他の親方の下で働き賃金を得た。その際,大陸では各地を遍歴して技術の向上につとめる慣行があったが,イギリスでは遍歴は必ずしも一般的でなかった。職人が親方の資格を得るためには,親方作品masterpieceを作り,ギルド組合員の審査を受けなければならなかった。…

【漂泊民】より

…さすらい人。漂泊・遍歴と定住・定着とは,人間の二つの基本的な生活形態である。それゆえ,漂泊民といい,定住民といっても,それは絶対的なものではなく,漂泊についていえば,居所の定まらぬ漂泊,本拠地を持つ遍歴,本拠地を変更するさいの移動,さらに一時的な旅など,さまざまな形態がありうる。…

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