T37.上巨虚(じょうこきょ)
取穴部位:膝を立て、足三里穴から解谿穴に向かい下3寸、外膝眼穴の下6寸 要穴:手の陽明大腸経の下合穴 筋肉:前脛骨筋 運動神経:深腓骨神経 知覚神経:外側腓腹皮神経 血管:前脛骨動脈 |
ST37.上巨虚(じょうこきょ)
膝を立て、足三里穴から解谿穴に向かい下3寸に取る。
解剖学的データ
主治・対象疾患 上巨虚穴は足三里穴から下に3寸下がったところに取ります。足三里穴から足首までが1尺3寸(13寸)ですので、下に3/13下がったところということになります。 ややこしいので、実際に取穴するときには同身寸でツボをとってもいいでしょう。3寸は指の幅4本分になりますので、足三里に指をあてて4本分下がったところが上巨虚穴ということになります。 『十四経発揮』:三里の下3寸に在り。足を挙げて之を取る 『甲乙経』:足の陽明と大腸と合す。三里の下3寸に在り 『霊枢』:三里を下ること3寸、巨虚上廉と為す 上巨虚穴は別名として「上廉」「巨虚上廉」と呼ばれることがあります。 足の陽明胃経を通る経穴ですが、大腸とも関係していると考えられており、大腸に病のある時は上巨虚穴にもその反応が現れます。そのため、大腸兪や大巨と密接な関係にあるといわれています。 大腸の病である腸炎や便秘、下痢などに効くほか、鼻閉塞、脚気、半身不随、腓骨神経痛などにも効果があります。 天枢穴と組み合わせて急性腹痛を、天枢・内関・曲池・公孫と組み合わせて細菌性の下痢や腹痛、腹脹などを治療します。
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便秘下痢を繰り返す大腸トラブルに上巨虚(じょうこきょ)日々のツボ ST37
足の陽明胃経:上巨虚(じょうこきょ)基本情報
解説 |