SP4.公孫(こうそん)
取穴部位:足部内側で、第1中足骨底部前下縁の陥凹中、肌目 要穴:絡穴 知覚神経:伏在神経 血管:足背動脈の枝
主治・対象疾患
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SP4.公孫(こうそん)
太白穴の後1寸に取る。 解剖学的データ
主治・対象疾患
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SP4.公孫(こうそん)
太白穴の後1寸に取る。 解剖学的データ 脾臓に効く『5つのツボ』で疲れを回復しよう脾臓に利くツボは「脾経」にあり
脾経の主な働き
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・太白は、足の親指の付け根にある太い骨(中足指節関節)の内側で、膨らみの後ろの陥凹部にあります。足の甲の親指の骨(中足骨)の下を足首側から撫で降ろしていって、骨の膨らみに突き当たった所にあります。
・太白は、消化吸収の働きを良くすると同時に、肺(呼吸器系)の機能を助けるツボとしても用いられます。
・脾経は、五行では土にあたり、太白はその中の土のツボになります。土は金の母となって・金にパワーを与える存在なので、太白にお灸をすると、土が元気になり、その力で金、即ち、肺経の働きを助けるという理論です。
・公孫は、太白の後ろ一横指で骨の下縁にあります。よく触ると小さな凹みがあります。
・太白と同じで、胃腸の働きを調え、消化吸収能力を高めます。
③三陰交(さんいんこう)
・三陰交は、内くるぶしの上、四横指の高さで、脛骨(すね)の後縁にあります。
・足の陰の経絡である腎経、脾経、肝経の三つの経絡(気の流れ)が、この場所で一度交わって、再び分かれて上がっていく所なので、三つの陰が交わる所として名付けられました。
・三陰交は、生理不順、生理痛などをはじめ、婦人科疾患にとって不可欠なツボです。
・下腹部を温め、骨盤内蔵の働きを良くすると同時に、下腹部内の汚血、悪血を除去する働きがあります。
・安産のお灸としても用いられています
※これから先のツボ(陰陵泉、血海)は、三陰交と同じような働きがありますので、体を調える程度の場合は三陰交、慢性的な症状の場合は三陰交+陰陵泉、急性や重傷の場合は、三陰交+陰陵泉+血海のように、お灸の場所を増やしていけば良いと思います。
④陰陵泉(いんりょうせん)
三陰交から脛骨の後縁を撫で上げていき、膝関節の大きな骨の膨らみに突き当たった所にあります。・押すと強く痛みます。 |
⑤血海(けっかい)
・血海は、膝の内側の上で、膝頭の内上角から三横指上がった所の大腿四頭筋の内縁にあります。 |
大腸のツボで大腸経の働きを改善しよう
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膵臓のツボは身体のどこにある?
足の場合は、大腿と下腿(膝から下)で、その位置関係が違っているので、混乱が起こります。
つまり理論的には、陰の場合、前から太陰、厥陰(けついん)、少陰となっていなければならないのに足の下腿は、前側の太陰と真ん中の厥陰が逆転していて、「太陰脾経」は、足の内側の真ん中を通って上がり、膝で厥陰と交叉して、大腿で初めて前側に行き、腹部に入っていくというルートになっています。
東洋医学では、脾と言った場合、単に脾臓のことではなく、小腸における栄養吸収といった働きも含めて、時には「脾胃」という表現で消化器系全般の働きを指しています。
脾の働きが弱くなった状態を「脾虚」と言い、食べても栄養が吸収されないか、或いは、最初から食欲が落ちているために、痩せています。また、消化吸収の働きが弱いので脳の栄養が養われず、そのためにものを考える力も落ち、従って色々な迷い(悩み)によって不眠になってきます。
更に、筋肉がつかないので体が重く、節々も痛くなり、様々な箇所で関節痛を起こします。脾経へのお灸は、脾経の働きを良くして、これらの症状を改善していきます。
臓の働きを良くするツボ
①太白(たいはく)
太白は、足の親指の付け根にある太い骨(中足指節関節)の内側で、膨らみの後ろの陥凹部にあります。足の甲の親指の骨(中足骨)の下を足首側から撫で降ろしていって、骨の膨らみに突き当たった所にあります。
・太白は、消化吸収の働きを良くすると同時に、肺(呼吸器系)の機能を助けるツボとしても用いられます。
・脾経は、五行では土にあたり、太白はその中の土のツボになります。土は金の母となって・金にパワーを与える存在なので、太白にお灸をすると、土が元気になり、その力で金、即ち、肺経の働きを助けるという理論です。
②公孫(こうそん)
・公孫は、太白の後ろ一横指で骨の下縁にあります。よく触ると小さな凹みがあります。
・太白と同じで、胃腸の働きを調え、消化吸収能力を高めます。
③三陰交(さんいんこう)
・三陰交は、内くるぶしの上、四横指の高さで、脛骨(すね)の後縁にあります。
・足の陰の経絡である腎経、脾経、肝経の三つの経絡(気の流れ)が、この場所で一度交わって、再び分かれて上がっていく所なので、三つの陰が交わる所として名付けられました。
・三陰交は、生理不順、生理痛などをはじめ、婦人科疾患にとって不可欠なツボです。
・下腹部を温め、骨盤内蔵の働きを良くすると同時に、下腹部内の汚血、悪血を除去する働きがあります。
・安産のお灸としても用いられています
※これから先のツボ(陰陵泉、血海)は、三陰交と同じような働きがありますので、体を調える程度の場合は三陰交、慢性的な症状の場合は三陰交+陰陵泉、急性や重傷の場合は、三陰交+陰陵泉+血海のように、お灸の場所を増やしていけば良いと思います。
④陰陵泉(いんりょうせん)
・三陰交から脛骨の後縁を撫で上げていき、膝関節の大きな骨の膨らみに突き当たった所にあります。
・押すと強く痛みます。
⑤血海(けっかい)
・血海は、膝の内側の上で、膝頭の内上角から三横指上がった所の大腿四頭筋の内縁にあります。
・膝を曲げてツボの位置に親指を当て、膝を伸ばしていくと、筋肉の溝が出てきますので、押して痛む所にツボを取りましょう。
《参考文献》
・本間祥白著「図解・十四経発揮」
・兵頭明監修「経絡・ツボの教科書」
大腸に効く『4つのツボ』で大腸経の働きを改善しよう 大腸のツボは「大腸経」にあり 大腸経は身体のどこにある?
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従って、大腸経は、大腸の働きを改善し、そこから起こる頭痛や肌荒れに効果があるばかりでなく、咽喉、歯、口の中、鼻、目などの充血、炎症、腫れ痛みなどにも効果があるのです。
覚えておきたい大腸経のツボ4選
前々回の記事にも書きましたが、合谷は四総穴の一つです。
「面目は合谷に求めよ」と言われるように、顔に現れる症状は、とにかく、まずは合谷へのお灸をして下さい。
疲れ目、仮性近視、鼻炎、口内炎、歯肉炎、のどの痛み、肌荒れ、吹き出物などに有効です。人差し指の骨を揉むように押し当てて、痛みのあるところにツボを取りましょう。
曲池は、合谷と併用して用いますが、特に、目の疲れ、肩こり、肌荒れなどに有効です。
手の三里は、肩や首などが凝った時によく揉んで下さい。頭痛や歯の痛みにも有効です。
④温溜(おんる)
温溜は、手の三里から四横指(3寸)下がったところにあります。
温溜は、大腸経の症状の中で、激しいものに用いますので、痛みが強い場合や炎症がひどい場合に、合谷と併用して用いて下さい。
血糖値が 下がった「糖尿穴」
私の治療院には、腰痛、ひざ痛、股関節痛など、痛みの症状に悩む患者さんが、連日訪れます。
患者さんの話をよく聞き、状態を把握したうえで、鍼や灸、整体、マッサージ、指圧などのなかから、最も適した方法を選び治療に当たっています。
関節痛だけでなく、ほかの悩みを抱えている患者さんも少なくありません。
なかでも多いのが、「糖尿病を改善したい」という患者さんです。
糖尿病の場合、血液検査で血糖値の高さを指摘され、食事療法や服薬で治療に当たっているケースがほとんどです。
それなのに、「数値が改善しない。どうしたらいいか」という相談を、よく受けます。
そんな患者さんに勧めているのが、左足にあるツボを刺激する「太ももの1点押し」です。
このツボは、私の師匠である宮本紘吉先生から「膵臓のツボ」として教えてもらいました。
そのため、私は膵臓の働きが衰えている患者さんに、このツボ押しをよく行ってきました。
あるとき、「膵臓は血糖値を下げるインスリンを出す臓器だから、糖尿病も改善するのでは」と思いついたのです。
そこで、3年ほど前に、糖尿病の患者さん10人に協力してもらい、左太もものツボを押す前後で、血糖値の変化を調べました。
すると、10人全員の血糖値が下がったのです。
後日、このツボが「糖尿穴」と呼ばれていることを知りました。
それ以来、私は糖尿病に悩んでいる人に、左太ももの中心を押すように勧めています。
体の左側に現れる四十肩ひざ痛、腰痛にも著効
では、やり方をご紹介しましょう。
❶ひざが直角になる高さのイスに腰かけます。
❷ツボの位置は、左足のつけ根からひざまでの中間点で、太ももの幅の左右中央です。
この周辺を目安にして、指で前後左右に皮膚をなぞり、グッと押してみて痛いところを探します。
その痛い場所が糖尿穴です。
❸両手の親指を重ねてツボの上に置き、グッと体重をかけて5秒ほど押し続けます。
これを3回ほどくり返します。
このツボは、ひざを直角にしたときに現れるので、①の姿勢を保って押しましょう。
糖尿病やその傾向のある人が押すと、強い痛みを感じますが、そうでない人はさほど痛くないはずです。
テレビを見ているときや、公園のベンチなど、ひざが直角になるイスに腰かけているときなら、いつ行ってもかまいません。
1日に何回行ってもけっこうです。
「なぜ左足なのか」という理由は、はっきりわかりません。
ただ、インスリンの分泌腺を持つ膵臓が、体の左寄りにあることが関係していると思われます。
私の治療経験から見ても、糖尿病は、膵臓がある体の左側のトラブルと連動することがわかっています。
例えば、糖尿病の人は多くの場合、左の股関節がかたく、開きにくいのです。
左太ももの糖尿穴を押すと、血糖値が下がるとともに、左股関節の動きがよくなるケースが多く見られます。
また、糖尿病の人は、左手が上がりにくいという特徴もあります。
糖尿穴を押すと、左手もスムーズに上がるようになります。
糖尿病のうち、このツボ押しが効くのは、膵臓からのインスリンの分泌が悪い人と、左の股関節がかたくなっている人です。
糖尿病には、肝臓の機能低下が関係している場合があります。
肝臓が原因の場合、このツボを押しても効果はありません。
糖尿穴を押しても血糖値が下がらなければ、肝臓の機能低下を疑ってください。
糖尿穴は、体の左側に出た痛みやしびれにもよく効きます。
私の経験では、四十肩、ひざ痛、腰痛、座骨神経痛などの改善に、著効を発揮します。
糖尿病だけでなく、体の左側に痛みやしびれ、動きにくさなどが現れたら、すぐにこのツボを押してみてください。
症状の改善が期待できるでしょう。
自分の手の指を使うツボ押しは、誰でも簡単にできて、安全な方法です。
病院での糖尿病治療と併行して、日々の生活に取り入れてください。