取穴部位:下顎骨の後下方、胸鎖乳突筋の前縁で、扶突穴と天容穴のほぼ中央、扶突穴の後方で胸鎖乳突筋の後縁
筋肉:広頚筋、胸鎖乳突筋
運動神経:顔面神経、副神経、頚神経叢筋枝
知覚神経:頚横神経
血管:外頚動脈
棘下窩のほぼ中央に取る。
解剖学的データ
筋肉
棘下筋¥
肩甲骨の棘下窩から起こり、上腕骨の大結節に停止する筋肉。肩関節の外旋・外転・内転させる作用がある。
運動神経
肩甲上神経
第5、6頸神経から起こり、肩甲切痕において肩甲横靭帯の下を通過していく神経。主に棘上筋、棘下筋を支配する。
知覚神経
肋間神経‐外側皮枝
胸神経前枝のことで、肋間動静脈とともに肋間を走行する神経。肋間神経からは、外肋間筋・内肋間筋・最内肋間筋・肋下筋・胸横筋・内腹斜筋・外腹斜筋・腹横筋・腹直筋・錐体筋・肋骨挙筋・上後鋸筋・下後鋸筋を支配する筋枝が出る他、前胸部から体表に出て知覚を司る前皮枝、体幹の外側で体表に出て知覚を司る外側皮枝が分岐する。第2もしくは第1・第3肋間神経外側皮枝は肋間上腕神経の一部となる。
胸神経‐後枝
胸椎の高さから出る12対の脊髄神経のこと。胸神経の前枝は肋間神経ともいい、胸部や腹部の筋肉の支配や皮膚の知覚を司る。また、後枝は背部の筋肉や皮膚を分節的に支配する。
血管
肩甲回旋動脈
肩甲下動脈から起こり、内側腋窩隙を通って背側にまわる動脈。主に棘下筋を栄養する。
肩甲上動脈
甲状頸動脈から起こり、肩甲骨の肩甲切痕の上を越えて肩甲骨背面の筋を栄養する動脈。
肩背痛
肩こり
肩関節の運動障害
肩関節痛
上腕の知覚障害
上腕の運動障害
上腕痛
前腕の知覚障害
前腕の運動障害
前腕痛
手部の知覚障害
手部の運動障害
手部の痛み
四十肩
高血圧
乳腺炎
乳汁分泌不足
中耳炎
胸痛
肋間神経痛
胸膜炎