SI10.臑兪(じゅゆ)
取穴部位:第1・第2胸椎棘突起間(陶道穴)の外方3寸、肩甲骨内上角の骨際
筋肉:僧帽筋、肩甲挙筋
運動神経:副神経、頚神経叢筋枝、肩甲背神経
知覚神経:胸神経後枝
血管:頚横動脈
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SI10.臑兪(じゅゆ)
腋窩横紋後端の上方で、肩甲棘外端の下際陥凹部に取る。
解剖学的データ
筋肉
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三角筋
肩甲骨の肩甲棘・肩峰および鎖骨の外側1/3から起こり、肩関節を覆うように上腕骨三角筋粗面に停止する筋肉。作用は多様で肩甲棘から起こるものが上腕を伸展・内転・外旋、肩峰から起こるものが上腕を外転、鎖骨外側1/3から起こるものが上腕を屈曲・内転・内旋させる。
棘下筋
肩甲骨の棘下窩から起こり、上腕骨の大結節に停止する筋肉。肩関節の外旋・外転・内転させる作用がある。
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運動神経
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腋窩神経‐筋枝
腕神経叢から出て上腕骨後面へ向かう神経。腋窩神経は、小円筋・三角筋などを支配する筋枝と、上腕上部の外側の皮膚の知覚を司る上外側上腕皮神経に分かれる。
肩甲上神経
第5、6頸神経から起こり、肩甲切痕において肩甲横靭帯の下を通過していく神経。主に棘上筋、棘下筋を支配する。
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知覚神経
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鎖骨上神経
方へ数枝に枝分かれする神経。鎖骨表層と大胸筋の上外側面を支配する。
上外側上腕皮神経
腋窩神経から起こり、上腕の後外側の皮膚に分布する。
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血管
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後上腕回旋動脈
腋窩動脈から起こり、上腕骨外科頸の後面を通り、外方へ向かって前上腕回旋動脈と吻合する動脈。主に三角筋や肩関節を栄養する。
肩甲上動脈
甲状頸動脈から起こり、肩甲骨の肩甲切痕の上を越えて肩甲骨背面の筋を栄養する動脈。
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