生薬名
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シャゼンシ
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生薬英名
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Plantago Seed
,Plantaginis Semen
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生薬ラテン名
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Plantago Seed
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生薬和名
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車前子
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基原植物
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Plantago
asiatica L.(オオバコ) 植物詳細
植物名
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オオバコ
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ラテン名
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Plantago asiatica L.
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科名
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Plantaginaceae
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和科名
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オオバコ科
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一般名
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オオバコ
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一般英名
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Plantain
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品種等
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分類
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多年生草本
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画像
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形態的特徴
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葉は基部がら多数根生し,葉身は長さ4~20cm,幅3~8cmの卵形~広卵形で数本の明瞭な平行脈をもち,生長の良いものでは縁が波打つ.無毛または少量の毛がある.葉柄は,葉身と同じ程度の長さがあり,断面は半月形で内側を囲むようになっている.春から秋にかけて10~50cmの花茎を延ばし,先端から1/3~1/2に白色または薄紫色の風媒花を多数付ける.花は雌性先熟で,下の方から順に開花する.果実は4mm程度のカプセル状で,成熟したものに触れると容易に中央の横線で上部がはずれ,4~6個の黒色の種子がこぼれる.生育状況に応じて葉の大きさなどがさまざまであり,近縁のセイヨウオオバコとの区別に注意が必要である.
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生態的特徴
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土壌及び気候に対する適応性が高く,日本では寒冷地から暖地まで広く栽培が可能である.
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生育特性
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寒さの区分
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I~VI
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日照条件
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II~IV
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暖かさの区分
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45~170
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土壌分類
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II~V
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土壌適正
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(ア) 排水及び保水条件への適性 適度な保水力が必要(イ)土質及び土性 埴質壌土,砂質壌土,腐植質壌土 (ウ)肥沃地への適性 肥沃地に適する c)遮光の必要性 土壌の過度の乾燥がなければ,遮光の必要性はない
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遮光
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土壌の過度の乾燥がなければ,遮光の必要性はない
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画像
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー写真ライブラリー(Plantago asiatica L.(オオバコ))
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種子
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北海道研究部採取種種子
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葉
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6月下旬
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生育期
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6月下旬
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生育期
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筑波研究部
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花
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7月上旬
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果実
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9月上旬
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収穫物
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生薬
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発芽期
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5月下旬
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文献情報
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Piao, G. et al., Inorganic constituents in the whole herb of the Plantago
asiatica. Yanbian Daxue Yixue Xuebao (2004), 27(2), 100-102.
Kawamura, T. et al., Pharmacognostical studies of Plantaginis Herba. (13).
Constituents of seeds of Plantago sp. and commercial Plantago seeds.
Natural Medicines (1998), 52(1), 5-9.
Nishibe, S. et al., Studies on constituents of Plantaginis Herba 7.
Flavonoids from Plantago asiatica and P. hostifolia. Natural Medicines
(1995), 49(3), 340-2.
Li, M. et al., Isolation and structure identification of liposoluble
chemical constituents in rhizome of Plantago Asiatica L. Yanbian Yixueyuan
Xuebao (1995), 18(2), 85-7.
Tomoda, M. et al., Plant mucilages. XXXIV. The location of O-acetyl groups
and the structural features of plantago-mucilage A, the mucous
polysaccharide from the seeds of Plantago major var. asiatica. Chemical
& Pharmaceutical Bulletin (1984), 32(6), 2182-6.
Kameoka, H. et al., The constituents of the essential oil from Plantago
asiatica L. Yakugaku Zasshi (1979), 99(1), 95-7.
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生薬名
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シャゼンシ
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組織培養物及び効率的増殖法
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Plantago_asiatica-Ref-1
, 組織培養物及び効率的増殖法_文献
植物名
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オオバコ
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ラテン名
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Plantago asiatica L.
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文献コード
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Plantago_asiatica-Ref-1
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)
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Makowczyńska J and Andrzejewska-Golec E, Acta
Soc. Bo t. Pol., 69: 245-250 (2000)
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要約(和訳)
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オオバコの直接的な不定胚形成の初期段階を光学顕微鏡下で観察した。オオバコカルスでは、体細胞形態形成と体細胞不定胚形成が同時に生じていた。
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目的
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これまでに報告のないオオバコの体細胞不定胚の誘導
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材料(品種,系統,産地,由来)
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東京大学理学系研究科附属植物園由来の種子
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外植片
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種子
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初期培養
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2%次亜塩素酸ナトリウム溶液で10分間殺菌し,滅菌水で3回洗浄後、0.2 mg/l カイネチンと1 mg/lジベレリンを添加したMurashige and Skoog (MS)培地(0.7% Difco
Bacto Agarで固化)で無菌的に発芽させた(発芽までは暗所,発芽後は照明下で培養)実生(4週間)の胚軸,幼根及び子葉.
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シュート増殖
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不定胚形成能を有するカルスの誘導のため,外植片を0.5又は1 mg/l 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)と0.2 mg/l ベンジルアデニン(BAP)を添加したMS培地で培養.幼根を外植片とした場合が最もカルス誘導が良好で,1 mg/l 2,4-Dと0.2 mg/l BAP添加培地で培養した幼根より,球状の不定胚と多数の子葉のある魚雷型不定胚が形成(移植0代).6週間培養後の移植0代のカルスを0.5 mg/l 2,4-Dと0.2 mg/l BAP添加,または0.2 mg/l αナフタレン酢酸(NAA)と0.2 mg/l BAP添加,あるいは0.5 mg/l BAPのみを添加したMS寒天培地に移植し6週間培養(移植1代).球状不定胚,心臓型不定胚の形成と不定根形成,異常な魚雷型不定胚形成を観察.得られたマイクロシュートは正常な葉緑体,気孔,オオバコ科特有の先端のある毛の形成を観察.異常な体細胞不定胚形成を防ぐため,移植1代のカルスを移植2代以降は,0.5 mg/lアブシジン酸(ABA)と1 mg/l BAP添加MS培地で培養(移植2-5代).幼根由来の移植5代のカルスでは,多数のマイクロシュート形成を観察.
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発根
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馴化条件
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鉢上げ・定植
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栽培条件
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再生植物体の形質
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分析した成分
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成分の抽出法
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分析法
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備考
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Plantago_asiatica-Ref-2
, 組織培養物及び効率的増殖法_文献
植物名
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オオバコ
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ラテン名
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Plantago asiatica L.
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文献コード
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Plantago_asiatica-Ref-2
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)
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Makowczyńska J and Andrzejewska-Golec E, Acta
Soc. Bo t. Pol., 72: 191-194 (2003)
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要約(和訳)
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IAAとBAP又はカイネチン添加MS培地を用い,茎頂培養による薬用のオオバコ(Plantago asiatica)の増殖を行った.最良の増殖結果は,0.1
mg/l IAAと1 mg/l BAP添加培地で得られた.培養6週間後,発根のためシュートをMS培地に移植した.得られた幼植物体は,8週間後鉢に移植し,馴化の後,土壌(圃場栽培)へ移植した.オオバコは初めて茎頂培養により増殖された.
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目的
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オオバコの茎頂培養による増殖
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材料(品種,系統,産地,由来)
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東京大学理学系研究科附属植物園由来の種子
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外植片
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種子
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初期培養
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2%次亜塩素酸ナトリウム溶液で10分間殺菌し,滅菌水で3回洗浄後、2 mg/l カイネチンと1 mg/lジベレリンを添加したMurashige and Skoog (MS)培地(0.7% Difco
Bacto Agarで固化)で無菌的に発芽させた(発芽までは暗所,発芽後は照明下で培養)実生(2-4週間)のシュートの先端約1 cm.
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シュート増殖
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茎頂は,1又は0.1 mg/lインドール-3-酢酸(IAA)と種々濃度のカイネチンあるいは6-ベンジルアミノプリン(BAP)添加MS培地(0.7%寒天で固化)に植え付けた.培養条件は,25±2℃,相対湿度80-90%,光強度40μmol/m2s.茎頂培養2週目の初めに発根が観察され,2週目の終わり頃最初の芽が形成した.実生の状態(2週後あるいは4週後)や個々の種子での反応の違いは認められなかった.培養6週間後,最良の増殖率は,0.1 mg/l IAAと1 mg/l BAP添加MS培地で得られた(1切片あたりの5.2±0.6シュート).
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発根
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得られたシュートは,発根のため,6週間後,植物ホルモン無添加MS培地に移植.植物体の成長に他の培地の必要はない.8週間後,良く根が発達した幼植物が得られ,本植物は鉢栽培でさらに生育した.
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馴化条件
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2週間の発根期間後,幼植物を滅菌水で洗浄して寒天を取り除き,滅菌した土,砂,ピートの混合物(3:4:4 v/v)を積層した鉢に移植した.1日おきに滅菌水で灌水し,生育初期は高湿度を維持するため,ガラスのカバーで覆った.1週間後より,徐々に非滅菌状態の大気にさらした.3週間後にガラスカバーを取り除き,水道水で灌水した.
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鉢上げ・定植
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更に馴化させた植物をMedical
University of Lods, Department of Pharmacognosy, Garden of Medicinal
Plantsの土に移植した.
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栽培条件
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再生植物体の形質
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茎頂培養によりクローン増殖させた植物の外部形態は正常であった.それらは我々の気象,土壌で栽培している通常の植物と形態的な差異は認められなかった.再生植物体の生育は旺盛であった.それらは正常な根の形態を有していた.再生植物体は鉢栽培開始から3ヶ月目から5ヶ月目に開花し,室内条件で果実と完熟種子が得られた.圃場に移植した再生植物体は,冬までは良好に生存した.
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分析した成分
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成分の抽出法
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分析法
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備考
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Plantago_asiatica-Ref-3
組織培養物及び効率的増殖法_文献
植物名
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オオバコ
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ラテン名
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Plantago asiatica L.
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文献コード
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Plantago_asiatica-Ref-3
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)
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ZENG Jian-jun et
al. Journal of Anhui Agricultural Sciences 2008-05
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要約(和訳)
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オオバコの効率的増殖法をを検討した。胚軸と葉が付いた二勝を材料に用い、MS培地に異なる濃度のBAとNAAを添加し不定蛾の形成の効果を比較した。2mg/LのBA単用で胚軸から直接、不定芽が得られた。BAとNAAの混用ではカルスが形成しやすかった。NAA添加でシュートから容易に発根した。再生植物をポットに移植すると100%の生存であった。
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目的
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オオバコの大量増殖法の開発。
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材料(品種,系統,産地,由来)
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外植片
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胚軸と葉が付いた実生
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初期培養
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2mg/L BA単用添加のMS培地で胚軸から直接不定芽が得られた。
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シュート増殖
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発根
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NAA 添加培地で容易に発根した
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馴化条件
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ポットに移植すると容易に順化
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鉢上げ・定植
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栽培条件
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再生植物体の形質
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分析した成分
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成分の抽出法
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分析法
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備考
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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栽培情報 植物体栽培及び植物の効率的生産法
植物名
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オオバコ
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ラテン名
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Plantago asiatica L.
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種苗および品種
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野生種が栽培されている.
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繁殖
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種子繁殖
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栽培適性
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日本では北海道~沖縄に分布がみられるように,冷涼地~温暖地まで広い地域に適する.夏期の乾燥は生育を阻害するので,適度な雨量を必要とする. 土壌の適応性も良好であるが,通気性が悪く蒸れる環境ではウドンコ病が発生しやすいので,排水良好で,日当たりの良いところが適地と思われる.
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播種,定植および育苗
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直播きでも栽培可能である.ただし,種子が小形であり,発芽に光を必要とするため,種子による育苗を行う.秋播きでは9月下旬~10月下旬に,春播きでは3月上旬~3月下旬に播種する.圃場10a当たりの苗床は20㎡を用意し,肥料は堆肥10 kg, 菜種油粕2 kgを施す.種子量は約4 g. 定植は春植えでは3月中旬~4月中旬,秋植えでは10月に行う.畝幅70 cm, 株間30 cmで植え付ける.泥はねを防ぎ,乾燥防止と雑草抑制目的のビ二-ルマルチあるいは敷き藁は効果的である.
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肥料
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管理
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株元の乾燥防止と泥はね防止の意味で,切り藁を敷いたり,マルチを施す.夏場に乾燥するようであれば,白寒冷紗などにより弱い遮光を行う.ただし,通気が悪くなるとウドンコ病が発生するので注意が必要.
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病害虫駆除
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ウドンコ病
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収穫・調製
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1年生では6月に入ると花茎が伸びはじめ,中旬には開花が始まる.以降,新葉の展開と花茎伸長がくり返される.収穫は6月下旬から可能で,株を根から掘り採り,水洗する.風通しの良い日陰で吊るすか,シート等に広げて水気を取る.水気がなくなったところで,日向で2~3時間干し,全体にしんなりしたら,根元を束ねて,風通しの良い日陰で吊るして再び乾燥する.乾燥中,水分に当たると変色やカビの原因になるので注意する.乾燥後は,ビニールなど密閉できるものに入れ,冷暗所で保存する.
採種(シャゼンシ)は7~8月にかけて完熟した花穂を刈り採り,ピニールシートに広げて乾燥させる.軽く叩くことで簡単に果実が壊れ,種子が出てくるので,篩い等を用いて成熟した種子だけを集める.完熟した果実は触れただけで開裂し,種子がこぼれるので,刈り採る際は注意する.
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収量
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10a当たり地上部乾燥重量(シャゼンソウ)180~300
kg.
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参考情報(生物活性)
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参考情報(生物活性)ファイル
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特性分類表
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栽培暦
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栽培方法関連データ
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栽培方法関連写真データ
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種子発芽情報データ
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備考
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備考ファイル
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さく葉標本情報
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さく葉標本 さく葉標本
植物名
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オオバコ
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ラテン名
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Plantago asiatica L.
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備考
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オオバコ
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さく葉標本写真情報
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写真
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表題
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オオバコ
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採取地
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山梨県北杜市須玉町神戸 塩川ダム
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採取日
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2007,7,15
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採取者
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横山潤、山路弘樹、宇山嘉秀
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鑑定者
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備考
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(株)ツムラ提供
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1991
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北海道研究部
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13215-91HK
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場内自生種
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種子島研究部
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0000-NGTN
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部位
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花期の全草または種子
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局方収載
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局
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食薬区分
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非医
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生薬成分
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粘物質:plantasan, イリドイド配糖体:aucubin, geniposidic acid など その他:acteoside,
syringing など
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成分(化合物)
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Aucubin(アウクビン)化合物情報詳細
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性状
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シャゼンソウ:通例,縮んでしわのよった葉及び花茎からなり,灰緑色~暗黄緑色を呈する.水に浸してしわを延ばすと,葉身は卵形~広卵形で,長さ4~15 cm, 幅3~8 cm, 先端は鋭頭,基部は急に細まり,辺縁はやや波状を呈し,明らかな平行脈があり,無毛またはほとんど無毛である.葉柄は葉身よりやや長く,基部はややふくらんで薄膜性の葉しょうを付ける.花茎は長さ10~50 cm で,上部の1/3~1/2は穂状花序となり,小形の花を密に付け,しばしば花序の下部は結実してがい果を付ける.根は,通例,切除されているが,付けているものでは細いものが密生する.わずかににおいがあり,味はない. シャゼンシ :偏だ円体で,長さ2~2.5 mm, 幅0.7~1 mm, 厚さ0.3~0.5 mm,外面は褐色~黄褐色を呈し,つやがある.においはなく,味はわずかに苦く,粘液性である.
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用途
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去痰、消炎、利尿、止瀉、鎮咳薬
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調製法
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1年生では6月に入ると花茎が伸びはじめ,中旬には開花が始まる.以降,新葉の展開と花茎伸長がくり返される.収穫は6月下旬から可能で,株を根から掘り採り,水洗する.風通しの良い日陰で吊るすか,シート等に広げて水気を取る.水気がなくなったところで,日向で2~3時間干し,全体にしんなりしたら,根元を束ねて,風通しの良い日陰で吊るして再び乾燥する.乾燥中,水分に当たると変色やカビの原因になるので注意する.乾燥後は,ビニールなど密閉できるものに入れ,冷暗所で保存する.
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エキス収率
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文献情報
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処方
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牛車腎気丸,五淋散,清心蓮子飲,竜胆瀉肝湯
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モデル試料 7件モデル試料一覧
リンクをクリックすると、詳細情報を表示します。
チェックしたモデル試料のカテゴリ横断データを表示
チェックしたモデル試料のカテゴリ横断データを表示
モデル試料詳細
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遺伝子情報 19件http://getentry.ddbj.nig.ac.jp/search/get_entry?accnumber=AB296070
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日本薬局方情報
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定量法 定量法詳細
生薬名
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シャゼンシ
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試験名称
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定量法
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分析条件
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記載なし
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備考
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確認試験法 各種試験法詳細
生薬名
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シャゼンシ
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試験名称
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確認試験法
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分析条件
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(1) 本品1gに温湯2mLを加えて10分間放置するとき,種皮は膨起して粘液を出す.
(2) 本品1gに希塩酸10mLを加え,2分間穏やかに煮沸した後,ろ過し,ろ液に水酸化ナトリウム試液を加えて中和し,この液3mLにフェーリング試液1mLを加えて加温するとき,赤色の沈殿を生じる.
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備考
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確認試験法(TLC)
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乾燥減量
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灰分 各種試験法詳細
生薬名
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シャゼンシ
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試験名称
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灰分
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分析条件
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灰 分〈5.01〉5.5 %以下.
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備考
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酸不溶性灰分 各種試験法詳細
生薬名
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シャゼンシ
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試験名称
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酸不溶性灰分
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分析条件
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酸不溶性灰分〈5.01〉 2.0%以下.
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備考
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エキス含量
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精油含量
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純度試験 各種試験法詳細
生薬名
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シャゼンシ
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試験名称
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純度試験
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分析条件
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異物〈5.01〉本品は異物2.0 % 以上を含まない.
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備考
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その他 各種試験法詳細
生薬名
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シャゼンシ
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試験名称
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その他
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分析条件
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<参考情報>
調製方法:粉末1 g→メタノール5 mL,10分間振り混ぜ
展開溶媒:アセトン/酢酸エチル/水/酢酸(100)混液(10:10:3:1)
塗 布 量 :5 μL
検出方法:4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液噴霧,105℃5分間加熱
標準品①:アクテオシド(1 mg→メタノール1 mL,5 μL塗布)
標準品②:薄層クロマトグラフ用シャゼンシ標準品
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備考
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TLC条件の検討およびMerck社製とWako社製TLC plateの比較
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画像データ
画像
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備考
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Merck 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値:0.26 展開時間:12分
標準品①:アクテオシド 標準品②:薄層クロマトグラフ用シャゼンシ標準品 ① 中国・江西(2013年) ② 中国・江西(2012年) ③ 中国・江西(2010年)
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画像
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備考
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Wako 社製 TLC plate(7cm展開) Rf値:0.27 展開時間:9分
標準品①:アクテオシド 標準品②:薄層クロマトグラフ用シャゼンシ標準品 ① 中国・江西(2013年) ② 中国・江西(2012年) ③ 中国・江西(2010年)
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NMR情報 1件NMR情報詳細
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漢方処方情報
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牛車腎気丸 漢方処方情報
処方番号
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処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方よみがな
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ごしゃじんきがん
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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ジオウ 5-8 サンシュユ 2-4 サンヤク 3-4 タクシャ 3 ブクリョウ 3-4 ボタンピ 3 ケイヒ 1-2 ブシ 0.5-1 ゴシツ 2-3 シャゼンシ 2-3
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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ジオウ , サンシュユ , サンヤク , タクシャ , ブクリョウ , ボタンピ , ケイヒ , ブシ , ゴシツ , シャゼンシ
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副作用情報
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間質性肺炎 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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間質性肺炎
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文献情報
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医薬品・医療機器等安全性情報 No.226
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, 間質性肺炎 , 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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間質性肺炎
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文献情報
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松島秀和, 高柳昇, 徳永大道, 前野有里, 宮岡啓介, 佐藤長人, 倉島一喜, 生方幹夫, 柳沢勉, 杉田裕,金沢実, 牛車腎気丸による薬剤性肺炎の1例 本邦における漢方薬による薬剤性肺炎の文献的考察を加えて, 日本胸部臨床, 62 (4) 363-368, 2003
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間質性肺炎 , 女性化乳房 , 薬疹 , 偽アルドステロン症 , 間質性肺炎
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Kampo CONSORT Statement
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生物活性情報
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NO
production inhibitory activity , 生物活性情報
試験名
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NO production
inhibitory activity
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研究領域
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免疫系
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試験レベル
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Cell-based
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プロトコール
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<NO産生抑制試験>
96ウェルプレートにマウスマクロファージ様細胞株RAW264.7細胞を1.2×106cells/mlに調製して、200ul撒き、37℃、5%CO2の条件下で、前培養を2時間行ない、LPSを100ng/ml、IFN-γを0.3ng/mlの濃度になるように添加し、さらに、DMSOに溶解した被検物質のサンプルを100ug/mlになるように投与した。37℃、5%CO2の条件下で、16時間、本培養を行なった。
培養上清を回収し、NO2-をグリース試薬により発色させ、550nm(対照650nm)の吸光度を測定し、下記式によりNO産生抑制率を算出した。
NO産生抑制率=(1-(AS-AN)/(AD-AN))×100
AN:未処理群の吸光度
AS:サンプル/LPS/IFN添加群の吸光度
AD:DMSO/LPS/IFN添加群の吸光度
培養上清を回収した残りの細胞にMTT試薬を0.1mg/mlの濃度になるように添加し、37℃、5%CO2の条件下で、4時間、培養を行なった。培養上清を捨て、150ulのDMSOに溶解し、550nm(対照650nm)の吸光度を測定し、下記式により細胞生存率を算出した。
細胞生存率=AS/AD×100
AS:サンプル/LPS/IFN添加群の吸光度
AD:DMSO/LPS/IFN添加群の吸光度
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結果タイプ
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PubMed ID
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備考
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シャゼンシ
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活性試験結果情報
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%
inhibition
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Amyloid
beta cell death 生物活性情報
試験名
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Amyloid beta cell
death
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研究領域
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脳・神経系
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試験レベル
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Cell-based
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プロトコール
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ddYマウス胎生14日齢胎児脳より大脳皮質を摘出し分散培養した。培養1日後、10uM Amyloid-beta(25-35)と試験エキスを同時投与し、48時間後の生細胞数をCellTiter-Glo 試薬 (Promega #G7571)にて測定した。
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結果タイプ
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コントロール細胞の生存を100%,Amyloid beta(25-35)処置による細胞生存を0%とし,試験薬物による変化を%で示し細胞死阻害活性とした。(正数値が大きいほど細胞死阻害活性が高い)
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PubMed ID
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備考
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活性試験結果情報
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%
inhibition
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