生薬名 |
オウバク |
生薬英名 |
Phellodendron Bark |
生薬ラテン名 |
PHELLODENDRI CORTEX |
生薬和名 |
黄柏 |
基原植物 |
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部位 |
周皮を除いた樹皮 |
局方収載 |
局 |
食薬区分 |
専ら医薬品(葉・実は非医) |
生薬成分 |
alkaloid:berberine, palmatin,magnoflorine , phellodendrine, jateorrhizin など 苦味成分:obakunone, obakulactone( limonine) など steroid:β-sitosterol,campesterol など |
成分(化合物) |
Berberine Chloride(ベルベリン塩化物) , Palmatine Chloride(パルマチン塩化物) , Limonin(リモニン) |
性状 |
板状または巻き込んだ半管状の皮片で,厚さ2~4 mm. 外面は灰黄褐色~灰褐色で,多数の皮目の跡があり,内面は黄色~暗黄褐色で細かい縦線がある.折面は繊維性で鮮黄色.横切面をルーペ視するとき,皮部外層は黄色で薄く,石細胞が黄褐色の点状に分布する.皮部内層は厚く,一次放射組織は外方に向かうに従い幅が広がるので二次皮部の一次放射組織間はほぼ三角形を呈し,その頂点に後生放射組織が集中する.師部繊維群は褐色で階段状に並び,放射組織と交叉し,格子状を呈する.弱いにおいがあり,味は極めて苦く,粘液性で唾液を黄色に染める. |
用途 |
苦味健胃,整腸,消炎,収斂等 |
調製法 |
15年生以上の木について,水分を多く含んで樹皮がはがれやすく,外皮と内皮の分離が最も容易な時期(7月~8月)に伐採し,樹皮をはいで収穫する.伐採した幹に長さ0.8~1.0mの間隔で輪切り状横切りにナ夕あるいは皮むき鎌などで木部に達する位の深さに傷をつけ,さらに縦にも同じ要領で傷をつける.傷口に皮むき鎌あるいは竹串を用いて皮部と木部の間に挿入し皮部をはぎ取る.剥皮した皮部は直接地面に触れないように枝や樹幹の上に内側を太陽に向けて乾燥する. |
エキス収率 |
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文献情報 |
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処方 |
温青飲,黄連解毒湯,加味解毒湯,荊芥連翹湯,柴胡清肝湯,滋陰降火湯,七物降下湯,蒸眼一方,秦艽防風湯,清暑益気湯,中黄膏,独活湯,半夏白朮天麻湯,楊柏散 |
モデル試料 23件 |
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遺伝子情報 9件 |
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日本薬局方情報 |
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エキス含量 |
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精油含量 |
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純度試験 |
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その他 |
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NMR情報 7件 |
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漢方処方情報 |
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生物活性情報 |
植物名 |
キハダ |
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ラテン名 |
Phellodendron amurense Ruprecht |
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科名 |
Rutaceae |
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和科名 |
ミカン科 |
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一般名 |
キハダ |
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一般英名 |
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品種等 |
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分類 |
落葉樹 |
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画像 |
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形態的特徴 |
落葉性の高木で,高さ25mに達する.太い幹は厚いコルクで覆われて黒みを帯び,多数の縦溝がある.葉は対生し,奇数羽状複葉で長さ20~40cm,小葉は2~6対,狭卵状~卵状長だ円形で長さ5~10cm,尾状鋭尖頭,はじめ葉縁に毛があり,後に無毛または下面基部にやや毛がのこる,上面は暗緑色,下面は粉白色である.初夏,細毛のある円すい花序を枝端に生じ黄緑色の小花を付ける.雌雄異株.石果はほぼ球形,径約1cmで,黒熟する. |
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生態的特徴 |
日本では北海道から九州まで広く分布しており,広葉落葉樹林帯に混成している.本州においては,主に海抜500m~1,500mの山地にみられる.生育地は日当たりの良い山地で,やや湿気のある肥沃地や谷間,及びこれに接する傾斜地を好む.典型的な陽樹で日当たりが悪いと生育が遅れ,幼樹の場合では枯死することもある.成長は早く萌芽性が強い. |
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生育特性 |
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写真ライブラリー |
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文献情報 |
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生薬名 |
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組織培養物及び効率的増殖法 |
Phellodendron_amurense-Ref-1 , Phellodendron_amurense-Ref-2 , Phellodendron_amurense-Ref-3 |
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植物体栽培及び植物の効率的生産法 |
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さく葉標本情報 |
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報 |
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稀少植物情報 |
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保有資源情報 |
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植物名 |
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ラテン名 |
Phellodendron amurense Ruprecht |
文献コード |
Phellodendron_amurense-Ref-1 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) |
Azad MAK et al., Plant Cell, Tissue and Organ Culture 80: 43–50 (2005) |
要約(和訳) |
キハダにおける葉切片からのシュート形成と植物体再生法を確立した.MS培地でのシュート形成とカルス誘導及びシュート再分化を検討するため,培養個体から得られた若い葉切片を用いた.4.4μMのBAPと1.0μMのNAAを添加したMS培地に10日目の葉切片(1cm2)を置床して4週間培養すると,そこからシュートが直接再生した. 2.0μMのTDZと4.0μMの2,4-D又はNAAを添加した培地で3週間培養したところ,葉の切り口からカルスが形成した.1.5μMのBAPと1.0μMのNAA添加のMS培地で4週間培養後に葉から形成したカルスから最も多くのシュートが再生した.3回目の継代培養で最も多いシュート増殖が見られ,カルス当たり65本以上となった.発根のため,シュートを 2–4 cmの長さに切り,2.0μMのIBAを含むMS培地に植えた.3週間で2–6本の根が確認された.培養植物体は,鹿沼土に移植したところ,生存率は90%であった. |
目的 |
葉切片からのシュート形成と植物体再生法の確立 |
材料(品種,系統,産地,由来) |
栃木県の20年生樹から3-4cm長の小枝を採取 |
外植片 |
小枝を洗剤で15分間洗った後に、流水で20分間すすいだ。その後、70%エタノールで3分間、3%アンチホルミンで20分間の表面殺菌をし、滅菌水で3回すすいだ。1個の節を含む1-1.5cmのシュートを切り出し、0.88μM BAPを含むMS培地で3週間の培養後、形成したシュートの若い葉を材料に用いた。 |
初期培養 |
培養物から得られた若い葉を1cm2に切り出し、4.4μMのBAPと1.0μMのNAAを添加したMS培地で4週間培養すると、シュートが直接再生した。 |
シュート増殖 |
2.0μMのTDZと4.0μMの2,4-DまたはNAAを添加した培地で3週間の培養したところ、葉の切り口からカルスが形成した。1.5μMのBAPと1.0μMのNAA添加のMS培地で4週間の培養後に葉から形成したカルスから最も多いシュートが再生した。3回目の継代培養で最も多いシュート増殖が見られ、カルス当たり65本以上となった。 |
発根 |
シュートを 2–4 cmの長さに切り、2.0μMのIBAを含むMS培地に植えると、3週間で2–6本の根が得られた。 |
馴化条件 |
植物体を水洗後、水に1時間漬けて、鹿沼土を入れた9cmポットに植えた。高湿度を保つため、透明なプラスチックのふたをして、20日間順化させた。灌水として糖を除いた1/4MS培地を3週間施用した。 |
鉢上げ・定植 |
順化後、鹿沼土を入れた24cmの大型ポットに移植し、温室で3か月間維持した。 |
栽培条件 |
記述なし |
再生植物体の形質 |
順化後の植物体に形態的変異は見られない |
分析した成分 |
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成分の抽出法 |
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分析法 |
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備考 |
物名 |
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ラテン名 |
Phellodendron amurense Ruprecht |
文献コード |
Phellodendron_amurense-Ref-2 |
出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) |
M. A. K. Azad & S. Yokota & F. Begum & N. Yoshizawa, In Vitro Cell.Dev.Biol.-Plant (2009) 45:441–449 |
要約(和訳) |
胚軸から体細胞胚とそれからの植物体再生が確立できた。体細胞胚を含むフライアブルカルスは、8.8µM BA, 4µM ",4-D添加のMS培地で誘導できた。胚からの発芽は、ホルモンフリーの1/2MS培地が良かった。エンブリオジェニックカルスからの植物体再生は2µM BA, 1µM NAA添加のMS培地、発根は0.5-2µM IBA添加のMS培地が良かった。植物体をバーミキュライトに移植後、野外に移すことができた。 |
目的 |
不定胚経由の植物体再生による大量増殖系の開発 |
材料(品種,系統,産地,由来) |
成熟果実を熊本大学薬草園で採取し、種子を70%エタノール3分間、3%アンチホルミンに20分間の表面殺菌し、滅菌水で洗った。 |
外植片 |
2.2 μM BA.添加のMS培地に種子を蒔き、発芽させた。 |
初期培養 |
無菌発芽後、2-3節になったシュートを4週間ごとに1節ごとに切り分け、 2.0 μM BAを含むMS培地で増殖 |
シュート増殖 |
8.8 μM BA and 4.0 μM 2,4-D添加のMS培地でembryogenic callusと不定胚が形成され、そこからの植物体再生は2.0 μM BA and 1.0 μM NAAが適していた |
発根 |
発根は、シュートを0.5–2.0 μM IBA添加のMS培地に移植する |
馴化条件 |
バーミキュライトに移植し、順化 |
鉢上げ・定植 |
記載なし |
栽培条件 |
記載なし |
再生植物体の形質 |
順化後の植物体に形態的変異は見られない |
分析した成分 |
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成分の抽出法 |
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分析法 |
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備考 |
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ン名 |
Phellodendron amurense Ruprecht |
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文献コード |
Phellodendron_amurense-Ref-3 |
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年) |
Mustafa Abul Kalam Azad et al., Journal of Society of High Technology in Agriculture 16: 122-130 (2004) |
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要約(和訳) |
無菌培養の実生とシュートから胚軸および節を採取した。これらの外植片からのカルス誘導およびその後の植物再生系を確立した。体細胞胚様構造(ELS)を持つフライアブルカルスは、0.89-4.44μM BAPおよび2.26-9.05μM 2,4-Dまたは2.69-10.74μM NAAを添加したMS培地上で胚軸および節から形成した。カルスおよびELS形成は、MS培地に0.89μM BAPおよび4.52μM 2,4-D添加で高頻度で得られた。カルス誘導の後、シュートの再生のために、0.98-4.44μM BAPおよび0.54-2.69μM NAAまたは0.49-2.46μM IBA添加のMS培地上で培養した。異なるホルモン条件では、2.22μMのBAPと1.07μMのNAAとの組み合わせでカルスからのシュート再分化が最も良好であった。シュートは、0.5〜4.0μMのIBA、NAAまたはIAAのいずれかを含むMS培地で発根した。再生植物体は鹿沼土に移し、非無菌条件下で順化できた。 |
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目的 |
P.amurenseのカルス経由での新しい増殖系を確立する。 |
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材料(品種,系統,産地,由来) |
果実は、熊本大学薬用植物園で栽培の50年生の樹木から採取した。0.1%の洗剤溶液中で15分間撹拌後、20分間洗浄した。次いで、70%エタノールで30分間、3%次亜塩素酸ナトリウム溶液で20分間表面殺菌した。 その後、滅菌蒸留水で少なくとも3回洗浄した。 |
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外植片 |
滅菌種子は2.22µM BAPを含むMS培地上で発芽させた |
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初期培養 |
ELS誘導のため、胚軸を0.89µM BAP+4.52µ 2,4-D添加のMS培地に置床。 25±1oCで16時間日長の白色蛍光灯( 50 µmol・m-2/s-1)で培養した。 |
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シュート増殖 |
2.22μMのBAPと1.07μMのNAAとの組み合わせでカルスからのシュート再分化が最も良好であった。 |
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発根 |
2.0 µM IBA添加のMS培地 |
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馴化条件 |
植物体は、鹿沼土を入れたポットに移植し、高湿度を維持するためプラスチックカップで20日間ふたをした。ショ糖とミオイノシトールを抜いた1/4MS液を4日毎に3週間、潅水代わりに施用した。実験室で順化させるため3週後にプラスチックカップを外した。 |
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鉢上げ・定植 |
順化植物体は、大きいポットに移し、温室で3か月維持した後、春に戸外に移した。 |
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栽培条件 |
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再生植物体の形質 |
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分析した成分 |
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成分の抽出法 |
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分析法 |
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備考 |
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植物名 |
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ラテン名 |
Phellodendron amurense Ruprecht |
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種苗および品種 |
在来種が栽培されている. |
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繁殖 |
種子を用いる.予め種子を水に浸漬しておくと発芽が揃う. |
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栽培適性 |
日本全域に分布する樹木であり,広い地域で栽培可能である.肥沃地で比較的保水力があり,土層が深く排水の良い土地で,日当たりが十分確保されていることが望ましい. |
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播種,定植および育苗 |
〈育苗〉 1㎡あたり堆肥2 kg, 化成肥料(窒素:燐酸:加里=20:20:10) 50 gを施した苗床に,3~4月に播種する.(暖地では秋播きでもよい.)苗床は1 m幅の平畦を作り,畦に垂直に10 cm間隔で播き溝をつけ,条播きする.予め催芽処理した種子を1 ㎡あたり7~8 gで播種する.5 mm程度の覆土をし,さらに乾燥防止のための敷き藁または寒冷紗による覆いをかける.発芽後,苗丈3 cm頃と15 cm 頃に間引きを行い,最終的に株間5 cm程度とする(200本/㎡).除草は間引きとほぼ同時に行う.雑草はなるべく小さいうちに取り除く.9月頃までは毎月1~2回位雨天の後に行うと容易である.翌春3月に床替えを行う.苗床同様の施肥を行い,条間70 cm, 株間15 cm の密度(1,000本/a)で移植する.疎植(50本/㎡)にすれば1年で山出し苗を得ることができるが,細根に乏しく活着率が悪いので床替えした2年生苗を使用する. 〈定植〉 定植は3月に行う.床替え2年生株を掘り取り,側枝を落とし,十数本ずつを束ね,根が乾かないように縄を巻き,湿らせる.予め2 m間隔(2,500本/ha)で,直径50 cm,深さ50 cm 程度の穴を掘り,堆肥あるいは腐熟させた落ち葉3~4 kgを施し,さらに細土を入れる. 苗木の束を解き1本ずつ穴に入れ,根が乾かないうちに根の周りに土が行きわたるように注意しながら定植を行う.定植後,目印もかねて高さ1 m程度の支柱を立てて苗を固定する. |
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肥料 |
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管理 |
5月と9月頃に下草刈りを行う.冬期に枝打ちを行い,まっすぐな樹型に整えるとともに日当たりを良くする.定植後12~13年頃に間伐を行い,約3 m間隔(約1,300本/ha)にする |
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病害虫駆除 |
特に問題となる病虫害はないが,幼苗期に立枯病が発生したり,マキアゲハチョウの幼虫が若い葉を食害することがある.マツに中間寄生するサビ病が発生することがあるので近くにマツ林がない場所を選ぶ. |
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収穫・調製 |
〈収穫〉 15年生以上の木について,水分を多く含んで樹皮がはがれやすく,外皮と内皮の分離が最も容易な時期(7月~8月)に伐採し,樹皮をはいで収穫する.その方法はスギ皮を剥皮する場合と同じ要領で,伐採した幹に長さ0.8~1.0 mの間隔で輪切り状横切りにナ夕あるいは皮むき鎌などで木部に達する位の深さに傷をつけ,さらに縦にも同じ要領で傷をつける.傷口に皮むき鎌あるいは竹串を用いて皮部と木部の間に挿入し皮部をはぎ取る.この時期は外側のコルク質と内側の黄色の利用部分がきれいにはがれるので,必ず分離しておく.乾燥後はこの作業が非常に困難となるので注意する.残ったコルク質は竹串等を用いて取り除く. 〈調製〉 剥皮した皮部は直接地面に触れないように枝や樹幹の上に内側を太陽に向けて乾燥する.晴天時は4~5日間で乾燥する.品質の低下を防ぐため乾燥中は雨にあてないようにする. |
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収量 |
胸高直径が20 cm 程度の木から乾燥樹皮が1本あたり10 kg程度収穫可能である.間伐したものについても樹皮の収穫が可能である.株間2 mで定植を行い,12~13年後に間伐し,最終栽植密度を1,300本/haとした場合,間伐時の収獲物も合計すると,1 haあたりで16,000~18,000 kg の乾燥樹皮が収穫可能と考えられる. |
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参考情報(生物活性) |
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参考情報(生物活性)ファイル |
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特性分類表 |
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栽培暦 |
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栽培方法関連データ |
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栽培方法関連写真データ |
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種子発芽情報データ |
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備考 |
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備考ファイル |
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名称 |
Berberine Chloride(ベルベリン塩化物) |
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別名 |
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構造 |
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分子式 |
C20H18ClNO4 |
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分子量 |
371.8142 |
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IUPAC名 |
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CAS |
633-65-8 |
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Other DB |
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文献情報 |
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NMR情報 |
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(LC/GC)MS情報 |
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この化合物を含有する生薬名 |
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名称 |
Palmatine Chloride(パルマチン塩化物) |
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別名 |
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構造 |
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分子式 |
C21H22ClNO4 |
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分子量 |
387.86 |
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IUPAC名 |
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CAS |
10605-02-4 |
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Other DB |
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文献情報 |
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NMR情報 |
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(LC/GC)MS情報 |
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この化合物を含有する生薬名 |
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薬名 |
オウレン |
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生薬英名 |
Coptis Rhizome |
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生薬ラテン名 |
COPTIDIS RHIZOMA |
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生薬和名 |
黄連 |
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基原植物 |
Coptis japonica Makino var. japonica Satake(キクバオウレン) , Coptis japonica Makino var. dissecta Nakai(セリバオウレン) , Coptis japonica Makino var. major Satake(コセリバオウレン) , Coptis teeta , Coptis chinensis , Coptis deltoidea |
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部位 |
根茎 |
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局方収載 |
局 |
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食薬区分 |
専ら医薬品(葉は非医) |
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生薬成分 |
alkaloid:berberine, coptisine, worenine, jateorrhizine, palmatin, magnoflorine など その他:ferulic, acid, chlorogenic acid など |
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成分(化合物) |
Berberine Chloride(ベルベリン塩化物) , Palmatine Chloride(パルマチン塩化物) , Coptisine (コプチシン) |
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性状 |
多少湾曲した円柱形で,結節があり,しばしば分枝し,長さは通例2〜4 cm,径0.2〜0.7 cm,外面は灰黄褐色で輪節があり,多数の根の基部及び葉柄の残基がある.折面はやや繊維性で,皮部は黄褐色,木部は黄色,随は黄褐色である.わずかに特異なにおいがあり,味は極めて苦く残留性で,唾液を黄色に染める. |
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用途 |
止瀉整腸,苦味健胃等 |
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調製法 |
地上部を刈り取り,三つ鍬で掘り起こし,ひろげて3〜4日乾燥し,絡み合った根茎を分離する.細い根を”毛焼き”によって除いた後,金網の上で磨く.,地上部を刈り取り,三つ鍬で掘り起こし,ひろげて3〜4日乾燥し,絡み合った根茎を分離する.細い根を”毛焼き”によって除いた後,金網の上で磨く.,地上部を刈り取り,三つ鍬で掘り起こし,ひろげて3〜4日乾燥し,絡み合った根茎を分離する.細い根を”毛焼き”によって除いた後,金網の上で磨く.,地上部を刈り取り,三つ鍬で掘り起こし,ひろげて3〜4日乾燥し,絡み合った根茎を分離する.細い根を”毛焼き”によって除いた後,金網の上で磨く.,地上部を刈り取り,三つ鍬で掘り起こし,ひろげて3〜4日乾燥し,絡み合った根茎を分離する.細い根を”毛焼き”によって除いた後,金網の上で磨く.,地上部を刈り取り,三つ鍬で掘り起こし,ひろげて3〜4日乾燥し,絡み合った根茎を分離する.細い根を”毛焼き”によって除いた後,金網の上で磨く. |
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エキス収率 |
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文献情報 |
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処方 |
胃苓湯,温青飲,温胆湯,黄連阿膠湯,黄連解毒湯,黄連湯,葛根黄連黄芩湯,葛根紅花湯,加味解毒湯,甘草瀉心湯,荊芥連翹湯,柴陥湯,柴胡清肝湯,三黄瀉心湯,蒸眼一方,生姜瀉心湯,清上防風湯,竹茹温胆湯, 女神散(安栄湯),半夏瀉心湯 |
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モデル試料 10件 |
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遺伝子情報 11件 |
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日本薬局方情報 |
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エキス含量 |
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精油含量 |
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その他 |
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NMR情報 6件 |
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漢方処方情報 |
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生物活性情報 |
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試験名 |
NO production inhibitory activity |
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研究領域 |
免疫系 |
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試験レベル |
Cell-based |
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プロトコール |
<NO産生抑制試験> |
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結果タイプ |
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PubMed ID |
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備考 |
オウレン |
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活性試験結果情報 |
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試験名 |
Amyloid beta cell death |
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研究領域 |
脳・神経系 |
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試験レベル |
Cell-based |
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プロトコール |
ddYマウス胎生14日齢胎児脳より大脳皮質を摘出し分散培養した。培養1日後、10uM Amyloid-beta(25-35)と試験エキスを同時投与し、48時間後の生細胞数をCellTiter-Glo 試薬 (Promega #G7571)にて測定した。 |
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結果タイプ |
コントロール細胞の生存を100%,Amyloid beta(25-35)処置による細胞生存を0%とし,試験薬物による変化を%で示し細胞死阻害活性とした。(正数値が大きいほど細胞死阻害活性が高い) |
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PubMed ID |
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備考 |
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活性試験結果情報 |
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名称 |
Limonin(リモニン) |
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別名 |
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構造 |
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分子式 |
C26H30O8 |
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分子量 |
470.5116 |
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IUPAC名 |
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CAS |
1180-71-8 |
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Other DB |
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文献情報 |
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NMR情報 |
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(LC/GC)MS情報 |
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この化合物を含有する生薬名 |
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生薬名 |
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試験名称 |
定量法 |
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分析条件 |
本品の粉末約0.5gを精密に量り,メタノール/希塩酸混液(100:1)30mLを加え,還流冷却器を付けて水浴上で30分間加熱し,冷後,ろ過する.残留物は,メタノール/希塩酸混液(100:1)30mL及び20mLを用いて,更にこの操作を2回行う.最後の残留物にメタノール10mLを加え,よく振り混ぜた後,ろ過する.全ろ液を合わせ,メタノールを加えて正確に100mLとし,試料溶液とする.別にベルベリン塩化物標準品(別途「ベルベリン塩化物水和物」と同様の方法で水分〈2.48〉を測定しておく)約10mgを精密に量り,メタノールに溶かして正確に100mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のベルベリンのピーク面積AT及びASを測定する. |
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備考 |
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生薬名 |
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試験名称 |
確認試験法 |
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分析条件 |
(1) 本品の粉末1gにジエチルエーテル10mLを加え,時々振り混ぜながら10分間放置し,ろ過する.ろ紙上の粉末を集め,エタノール(95)10mLを加え,時々振り混ぜながら10分間放置した後,ろ過する.ろ液2~3滴に塩酸1mLを加え,過酸化水素試液1~2滴を加えて振り混ぜるとき,液は赤紫色を呈する. |
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備考 |
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生薬名 |
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試験名称 |
確認試験法(TLC) |
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分析条件 |
確認試験法(1)のろ液を試料溶液とする.別にベルベリン塩化物標準品1mgをメタノール1mLに溶かし,標準溶液とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液及び標準溶液5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次に1-ブタノール/水/酢酸(100)混液(7:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは,標準溶液から得た黄色~黄緑色の蛍光を発するスポットと色調及びRf値が等しい. |
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備考 |
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生薬名 |
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試験名称 |
灰分 |
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分析条件 |
灰分〈5.01〉 7.5%以下. |
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備考 |
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生薬名 |
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試験名称 |
灰分 |
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分析条件 |
灰分〈5.01〉 7.5%以下. |
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備考 |
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験名 |
Amyloid beta cell death |
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研究領域 |
脳・神経系 |
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試験レベル |
Cell-based |
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プロトコール |
ddYマウス胎生14日齢胎児脳より大脳皮質を摘出し分散培養した。培養1日後、10uM Amyloid-beta(25-35)と試験エキスを同時投与し、48時間後の生細胞数をCellTiter-Glo 試薬 (Promega #G7571)にて測定した。 |
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結果タイプ |
コントロール細胞の生存を100%,Amyloid beta(25-35)処置による細胞生存を0%とし,試験薬物による変化を%で示し細胞死阻害活性とした。(正数値が大きいほど細胞死阻害活性が高い) |
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PubMed ID |
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備考 |
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活性試験結果情報 |
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測定データ種別 |
% inhibition |
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動物種 |
マウス |
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濃度単位 |
mg/ml |
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備考 |
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活性試験結果 |
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