生薬名
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ニンドウ
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生薬英名
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Lonicera Leaf and Stem
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生薬ラテン名
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LONICERAE FOLIUM CUM CAULIS
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生薬和名
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忍冬
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基原植物
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Lonicera
japonica Thunberg (スイカズラ) 植物詳細
植物名
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スイカズラ
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ラテン名
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Lonicera japonica Thunberg
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科名
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Caprifoliaceae
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和科名
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スイカズラ科
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一般名
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スイカズラ
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一般英名
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品種等
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分類
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画像
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形態的特徴
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生態的特徴
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生育特性
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー
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文献情報
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生薬名
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ニンドウ
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組織培養物及び効率的増殖法
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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さく葉標本情報
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1964
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北海道研究部
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1063-64HK
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1997
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筑波研究部
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0224-97TS
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場内自生種
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種子島研究部
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0000-NGTN
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部位
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葉及び茎
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局方収載
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局
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食薬区分
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非医
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生薬成分
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イリドイド配糖体:loganin など フェニルプロパノイド:chlorogenic acid など フラボノイド配糖体:lonicerin タンニン, サポニン など
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成分(化合物)
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(E)-Chlorogenic
Acid((E)-クロロゲン酸)化合物情報詳細
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性状
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本品は葉及び短い茎に対生する葉からなる.葉は短い葉柄を付け,楕円形で全縁,長さ3~7cm,幅1~3cm,上面は緑褐色,下面は淡灰緑色を呈し,ルーペ視するとき,両面に軟毛をまばらに認める.茎は径1~4mm,外面は灰黄褐色~帯紫褐色で,横断面は円形,中空である. 本品はほとんどにおいがなく,味は収れん性で,後わずかに苦い.
本品の葉の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,最外層は上下面とも1層の表皮からなり,表皮には単細胞性の非腺毛と多細胞性の腺毛が認められる.主脈部では,表皮の内側数層は厚角組織からなり,中央部には維管束がある.葉肉部では上面表皮に接してさく状組織があり,下面表皮に接して海綿状組織がある.腺毛には褐色の分泌物が含まれ,柔細胞中にはシュウ酸カルシウムの集晶を含み,でんぷん粒が認められることがある.
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用途
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清熱,解熱の効果があり、温病発熱,筋骨疼痛に用いられる。日本でも民間薬として健胃、利尿薬、あるいは薬用剤として利用されてきた.
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調製法
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エキス収率
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文献情報
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処方
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治頭瘡一方
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モデル試料 1件
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遺伝子情報
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日本薬局方情報
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定量法
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確認試験法
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確認試験法(TLC) 各種試験法詳細
生薬名
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ニンドウ
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試験名称
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確認試験法(TLC)
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分析条件
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本品の粉末1gにメタノール5mLを加え,5分間振り混ぜた後,遠心分離し,上澄液を試料溶液とする.別に薄層クロマトグラフィー用クロロゲン酸1mgをメタノール2mLに溶かし,標準溶液(1)とする.また,薄層クロマトグラフィー用ロガニン1mgをメタノール2mLに溶かし,標準溶液(2)とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液,標準溶液(1)及び標準溶液(2)10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次に酢酸エチル/水/ギ酸混液(6:1:1)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは,標準溶液(1)から得た青白色の蛍光を発するスポットと色調及びRf値が等しい.また,薄層板に4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し,105℃で5分間加熱するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは,標準溶液(2)から得た赤紫色のスポットと色調及びRf値が等しい.
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備考
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画像データ
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 7cm展開
Rf値:0.44 (青白色蛍光) 展開時間 22分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 10cm展開
Rf値: 0.46 (青白色蛍光) 展開時間 44分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.54 (青白色蛍光) 展開時間 16分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 10cm展開
Rf値: 0.57 (青白色蛍光) 展開時間 37分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値:0.33 (赤紫色) 展開時間 22分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 10cm展開 Rf値:0.35 (赤紫色) 展開時間 44分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.33 (赤紫色) 展開時間 16分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 10cm展開 Rf値:0.35 (赤紫色) 展開時間 37分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国(2011年12月) ②中国(2010年6月) ③中国(2009年5月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 7cm展開
Rf値: 0.46 (青白色蛍光) 展開時間 22分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 10cm展開
Rf値: 0.50 (青白色蛍光) 展開時間 44分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.53 (青白色蛍光) 展開時間 12分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.58 (青白色蛍光) 展開時間 23分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値:0.36 展開時間 22分
標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 10cm展開 Rf値:0.40 展開時間 44分
標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 7cm展開 Rf値:0.53 展開時間 12分
標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 10cm展開 Rf値:0.58 展開時間 23分
標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン ①中国 (2006年2月) ②中国 (2009年10月
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 7cm展開
Rf値: 0.43・0.30 展開時間 17分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 10cm展開
Rf値: 0.46・0.34 展開時間 36分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.54・0.31 展開時間 12分30秒 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 10cm展開
Rf値: 0.56・0.34 展開時間 27分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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試液噴霧後加熱 Merck社製 7cm展開 Rf値: 0.43・0.30 (赤紫色) 展開時間 17分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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試液噴霧後加熱 Merck社製 10cm展開 Rf値: 0.46・0.34 (赤紫色) 展開時間 36分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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試液噴霧後加熱 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.54・0.31 (赤紫色) 展開時間 12分30秒 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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試液噴霧後加熱 Wako社製 10cm展開 Rf値: 0.56・0.34 (赤紫色) 展開時間 27分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 7cm展開
Rf値: 0.46 (青白色) 展開時間 18分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 10cm展開
Rf値: 0.47 (青白色) 展開時間 33分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.54 (青白色) 展開時間 13分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 10cm展開
Rf値: 0.54 (青白色) 展開時間 25分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 7cm展開
Rf値: 0.46 (青白色) 展開時間 18分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 10cm展開
Rf値: 0.47 (青白色) 展開時間 33分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.54 (青白色) 展開時間 13分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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紫外線(主波長365nm)照射 Merck社製 10cm展開
Rf値: 0.54 (青白色) 展開時間 25分 標準品1 クロロゲン酸 標準品2 ロガニン
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乾燥減量 各種試験法詳細
生薬名
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ニンドウ
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試験名称
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乾燥減量
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分析条件
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乾燥減量〈5.01〉 12.0%以下(6時間).
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備考
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灰分 各種試験法詳細
生薬名
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ニンドウ
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試験名称
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灰分
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分析条件
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灰分〈5.01〉 9.0%以下.
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備考
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酸不溶性灰分 各種試験法詳細
生薬名
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ニンドウ
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試験名称
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酸不溶性灰分
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分析条件
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酸不溶性灰分〈5.01〉 1.0%以下.
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備考
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エキス含量 各種試験法詳細
生薬名
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ニンドウ
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試験名称
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エキス含量
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分析条件
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エキス含量〈5.01〉 希エタノールエキス 12.0%以上.
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備考
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精油含量
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純度試験 各種試験法詳細
生薬名
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ニンドウ
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試験名称
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純度試験
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分析条件
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茎 本品は,異物〈5.01〉に従い試験を行うとき,径5mm以上の茎を含まない.
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備考
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その他
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NMR情報 1件NMR情報詳細
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漢方処方情報
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生物活性情報
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