生薬名
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ゴシツ
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生薬英名
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Achyranthes
Root
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生薬ラテン名
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ACHYRANTHIS
RADIX
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生薬和名
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牛膝
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基原植物
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Achyranthes
fauriei Lév. et Vaniot(ヒナタイノコズチ)
, 植物詳細
植物名
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ヒナタイノコズチ
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ラテン名
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Achyranthes
fauriei Lév. et Vaniot
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科名
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Amaranthaceae
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和科名
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ヒユ科
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一般名
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ヒナタイノコズチ
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一般英名
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Japanese
chaff flower
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品種等
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分類
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多年生草本植物
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画像
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多年生の草本植物.高さ40〜90cm,十分に生育すると150cmに達する.茎は4稜ででときには紅紫色を帯び,毛が多く,節は太く肥厚する.葉はだ円形か広卵形,質はやや堅く厚い.長さ10〜15cm,幅4〜10cm,短針尖突頭,基部は鋭形,多くは著しく毛がある.側根(3以上の1次分枝根)は,地際付近から主根の中位置にわたり発生する.
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形態的特徴
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生態的特徴
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中国.日本(本州,四国,九州)の路傍やぶ地に自生する.花は.8〜9月に緑色の花が咲く.どこでも栽培できるが,生薬として良品を得るには,高温,官営地をさけ,温暖な地域を選ぶ.根の生育及び品質は,土壌条件の影響を受けやすいので,排水良好な腐植質土壌で,耕土が深く,日当たりがよい,肥沃場土地を選ぶ.
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生育特性
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寒さの区分
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III
〜 V
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日照条件
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II
〜 V
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暖かさの区分
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65
〜 170
|
土壌分類
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II
〜 III
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土壌適正
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排水及び保水のよい場所に適する.砂壌土〜壌土に適し,膨軟で肥沃な土壌がよい.
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遮光
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画像
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー写真ライブラリー(Achyranthes
fauriei Lév. et Vaniot(ヒナタイノコズチ))
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花
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花
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ゴシツ:常陸ゴシツ
常陸生薬組合栽培 No.3109
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ヒナタイノコズチ 種子.jpg
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ヒナタイノコズチ 発芽期.jpg
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ヒナタイノコズチ 葉.jpg
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ヒナタイノコズチ 生育期.jpg
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ヒナタイノコズチ 生育期(滴心処理).jpg
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ヒナタイノコズチ 生育最盛期9月.jpg
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ヒナタイノコズチ 収穫物(根).jpg
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ヒナタイノコズチ 収穫調製品.jpg
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ヒナタイノコズチ 滴心処理.jpg
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果実
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筑波研究部実験圃場2009年産
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文献情報
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Ida, Y. et al., Achyranthosides C and D, novel glucuronide saponins from
Achyranthes fauriei root. Chemical & Pharmaceutical Bulletin (1995),
43(5), 896-8.
Ida, Y. et al., Achyranthosides A and B, novel cytotoxic saponins from
Achyranthes fauriei root. Tetrahedron Letters (1994), 35(37), 6887-90.
Ida, Y. et al., Glucuronide saponins of oleanolic acid from Achyranthes
fauriei roots. Planta Medica (1994), 60(3), 286-7.
Hikino, H. et al., Steroids. Part XXIX. Inokosterone, an insect
metamorphosing substance from Achyranthes fauriei. Absolute configuration
and synthesis. Tetrahedron (1976), 32(24), 3015-21.
Takemoto, T. et al., Absolute configuration of inokosterone, an
insect-moulting substance from Achyranthes fauriei. Tetrahedron Letters
(1968), (20), 2475-8.
Takemoto, T. et al., Constituents of achyranthis radix. III. Structure of
inokosterone. Yakugaku Zasshi (1967), 87(12), 1474-7.
Takemoto, T. et al., Constituents of achyranthis radix. I. Yakugaku Zasshi
(1967), 87(12), 1463-8.
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生薬名
|
ゴシツ
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組織培養物及び効率的増殖法
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Achyranthes_fauriei-Ref-1
組織培養物及び効率的増殖法_文献
植物名
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ヒナタイノコズチ
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ラテン名
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Achyranthes
fauriei Lév. et Vaniot
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文献コード
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Achyranthes_fauriei-Ref-1
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)
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Hikino
H. et al, Yakugaku Zasshi 95: 581-589 (1975)
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要約(和訳)
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イノコズチ属植物の生産する昆虫変態活性物質の生合成経路研究のため,イノコズチ属植物種子からのカルスの誘導及び増殖,カルスからの植物体再生,根の培養について検討し,効率的な培養条件を決定した.さらに,得られた各培養組織における昆虫変態活性物質の生産をセンチニクバエの蛹化試験及び抽出物のTLC,GCにより確認した.
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目的
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昆虫変態活性物質の生合成系研究の材料としての植物組織培養の利用可能性を検討
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材料(品種,系統,産地,由来)
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宮城県産 ヒナタノイノコズチ等
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外植片
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0.2%
HgCl2溶液あるいは10%NaClO溶液で10分間、ついで70% EtOHで1分間殺菌し、滅菌精製水で洗浄後、無菌播種した種子由来の実生
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初期培養
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(カルス誘導)Whiteの無機塩培地+2%ショ糖 + 0.7%寒天+1 ppm 2,4-D + 10% ココナッツミルク,27℃,明所 ⇒ カルス形成後は、22℃,暗所、(カルス増殖) Whiteの無機塩培地+2%ショ糖 + 0.7%寒天+1 ppm 2,4-D + 1 ppm Kin +
10% ココナッツミルク,22-27℃,暗所で1~2か月ごとに継代。
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シュート増殖
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2代継代培養して増殖したカルスを 各種濃度の植物ホルモン及び2% ショ糖、 0.7 % 寒天を含むMS培地上で27℃、明所において2~3か月培養した結果、IAA, NAAでは根を再分化する傾向が、Kinでは根と葉を再分化する傾向 (ただし根>葉)が、GAでは根及び葉の再分化が認められた。10 ppm の GAを含む培地で1ヵ月培養後、60%でシュート形成 (30%はシュート形成と同時に発根も)。
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発根
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2代継代培養して増殖したカルスを 各種濃度の植物ホルモン及び2% ショ糖、 0.7 % 寒天を含むMS培地上で27℃、明所において2~3か月培養した結果、IAA, NAAでは根を再分化する傾向が、Kinでは根と葉を再分化する傾向 (ただし根>葉)が、GAでは根及び葉の再分化が認められた。0.1ppm の IAAを含む培地で2週間培養後、90% が発根。1 ppm のKinを含む培地で2週間培養後、90% が発根
(20%は1ヵ月の培養で発根と同時にシュート形成)。
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馴化条件
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記載無し.
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鉢上げ・定植
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バーミキュライトを入れたポットに移植し栽培
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栽培条件
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記載無し.
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再生植物体の形質
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1
ppm の Kin あるいは 10 ppm の GA を含む培地で再分化させた再生植物体は、茎が2本癒着してねじれた帯化現象を示す、葉柄が短く数枚の葉が輪生し互いに癒着しているものが認められるなど形態的な異常が見られた。再分化植物体の昆虫変態活性物質の組成および含量は、正常植物のものと同様であった。
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分析した成分
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記載無し.
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成分の抽出法
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記載無し.
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分析法
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記載無し.
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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栽培情報 植物体栽培及び植物の効率的生産法
植物名
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ヒナタイノコズチ
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ラテン名
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Achyranthes
fauriei Lév. et Vaniot
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種苗および品種
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在来種が用いられる.
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繁殖
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種子を用いる.
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栽培適性
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栽培圃場の土壌硬度が,主根の伸長や肥大,側根の発生に影響するため,特に排水の良い,耕土の深い土地を選ぶ.播種位置に沿って基肥を散布し,トレンチャーなどにより50~80 cm 程度の深さまで深耕する.
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播種,定植および育苗
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播種時期は5月上~下旬で,播種が遅れると発芽が著しく悪くなる.深耕10~14日後,整地した圃場に,畝幅70~80 cm で10 a当たり500
g の種子を播種し,1 cm程度覆土する.約10日間で発芽する.
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肥料
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管理
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発芽した後,密生した所を適宜間引きし,7月中旬までに株間を10 cm 程度の千鳥状にする.適宜,除草中耕を行う.
8月下旬~9月上旬,着蕾したら,地際から30~50 cm の高さで地上部を切除する.摘心した後,生じた花穂は随時切除する.
採種は10 a当たりの主根乾燥重量は120~160 kg である.
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病害虫駆除
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排水不十分の土地では,時によって9~10月の根の生長肥大期に根腐れを起こす場合がある.またネマトーダの被害,幼苗期にカブラヤガの幼虫による食害があるが,著しい被害はない.8月中旬~9月上旬にハマキムシ類が急激に発生し,甚だしい被害を生じることがある.
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収穫・調製
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11月中旬~12月中旬,地上部を10 cm程度残して刈り込み,株元近くの一方を深く掘り下げ,根を損傷しないように掘り採る.収穫した後,太い側根は除去し,根元を揃え一握りほどの小束に結び,軒下などで20~30日間陰干しする.乾燥した後,地上部は地際から切り捨て,根の形を整える.
収穫した根は,ほとんど土が付着していないが,土質により付着した土は水洗し,時には湯揉みする場合もある.
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収量
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10 a当たりの主根乾燥重量は120~160 kg である.
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参考情報(生物活性)
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参考情報(生物活性)ファイル
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特性分類表
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表題
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画像、ファイル
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備考
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表題
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画像、ファイル
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備考
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栽培暦
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表題
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画像、ファイル
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備考
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表題
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画像、ファイル
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備考
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栽培方法関連データ
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栽培方法関連写真データ
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表題
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ヒナタイノコズチの種子
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画像
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解説
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表題
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ヒナタイノコズチの発芽期
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画像
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解説
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表題
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ヒナタイノコズチの生育盛期
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画像
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解説
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表題
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ヒナタイノコズチの開花期
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画像
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解説
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表題
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ヒナタイノコズチの収穫期
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画像
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解説
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表題
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収穫作業
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画像
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解説
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表題
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掘り上げられた地下部
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画像
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解説
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表題
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収穫物
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画像
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解説
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表題
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生薬
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画像
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解説
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種子発芽情報データ
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備考
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備考ファイル
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さく葉標本情報
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さく葉標本 さく葉標本
植物名
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ヒナタイノコズチ
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ラテン名
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Achyranthes
fauriei Lév. et Vaniot
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備考
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ヒナタイノコズチ
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さく葉標本写真情報
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写真
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表題
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ヒナタイノコズチ
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採取地
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茨城県稲敷郡阿見町吉原ツムラ圃場野生品
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採取日
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2008.9.11
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採取者
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Eiji
Miki
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鑑定者
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Eiji
Miki
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備考
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1980
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筑波研究部
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1247-80TS
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場内自生種
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種子島研究部
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0000-NGTN
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Achyranthes
bidentata Blume(トウイノコズチ) 植物詳細
植物名
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トウイノコズチ
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ラテン名
|
Achyranthes
bidentata Blume
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科名
|
Amaranthaceae
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和科名
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ヒユ科
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一般名
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トウゴシツ
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一般英名
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Two
toothed chaff flower
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品種等
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分類
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多年生草本植物
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画像
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ヒナタイノコズチと形態が近似するが,やや小型であり.高さ30-100cm,扁だ円形または倒卵形である.側根(3以上の1次分枝根)は,主に地際付近に数本発生するが,主根の中位で発生は少ない.
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形態的特徴
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生態的特徴
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主に中国に自生する.
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生育特性
|
寒さの区分
|
III
〜 V
|
日照条件
|
II
〜 V
|
暖かさの区分
|
65
〜 170
|
土壌分類
|
II
〜 III
|
土壌適正
|
排水及び保水のよい場所に適する.砂壌土〜壌土に適し,膨軟で肥沃な土壌がよい.
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遮光
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画像
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー写真ライブラリー(Achyranthes
bidentata Blume(トウイノコズチ))
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025-8-1K.jpg
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トウゴシツ
河南省(ウチダ和漢薬) 06.1.30
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025-2-1H.jpg
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発芽期
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025-3-1H.jpg
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葉
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025-4-1H.jpg
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生育期
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025-7-1H.jpg
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収穫物(根).jpg
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025-9-1H.jpg
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イノコズチの掘り取り
|
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文献情報
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Zhao, W. et al., Chemical constituents of Achyranthes bidentata. Shenyang Yaoke
Daxue Xuebao (2007), 24(4), 207-210.
Meng, D. et al., Phytosterone constituents from Achyranthes bidentata Bl.
Shenyang Yaoke Daxue Xuebao (2006), 23(9), 562-564, 576.
Qi, N. et al., Isolation and identification of chemical constituents in
radix from Achyranthes bidentata. Zhongguo Yaowu Huaxue Zazhi (2005),
15(3), 162-166.
Wang, T. et al., Studies on water-soluble chemical constituents in root of
Achyranthes bidentata. Zhongguo Zhongyao Zazhi (2004), 29(7), 649-652.
Chao, Z. et al., Studies on chemical constituents of water extract from
Achyranthes bidentata. Zhongguo Yaoxue Zazhi (1999), 34(9), 587-588.
Wei, S. et al., Separation and identification of the compounds from
Achyranthes bidentata Bl. Zhongguo Zhongyao Zazhi (1997), 22(5), 293-295.
Bishit, G. et al., Constituents of Achyranthes bidentata. Fitoterapia
(1993), 64(1), 85.
Bisht, G. et al., Chemical constituents and antimicrobial activity of
Achyranthes bidentata. Journal of the Indian Chemical Society (1990),
67(12), 1002-3.
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生薬名
|
ゴシツ
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組織培養物及び効率的増殖法
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Achyranthes_bidentata-Ref-1
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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さく葉標本情報
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さく葉標本_1 , さく葉標本
植物名
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トウイノコズチ
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ラテン名
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Achyranthes
bidentata Blume
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備考
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牛膝
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さく葉標本写真情報
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写真
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表題
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採取地
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茨城県稲敷郡阿見町吉原ツムラ圃場
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採取日
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2005.8.9
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採取者
|
Eiji
Miki
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鑑定者
|
Eiji
Miki
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備考
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(株)ツムラ提供 昆明より入手したものを圃場にて播種・栽培
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さく葉標本_2 , さく葉標本
植物名
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トウイノコズチ
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ラテン名
|
Achyranthes
bidentata Blume
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備考
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牛膝
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さく葉標本写真情報
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写真
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表題
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採取地
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茨城県稲敷郡阿見町吉原ツムラ圃場
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採取日
|
2005.8.9
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採取者
|
Eiji
Miki
|
鑑定者
|
Eiji
Miki
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備考
|
(株)ツムラ提供 昆明より入手したものを圃場にて播種・栽培
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さく葉標本_3 さく葉標本
植物名
|
トウイノコズチ
|
ラテン名
|
Achyranthes
bidentata Blume
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備考
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さく葉標本写真情報
|
写真
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表題
|
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採取地
|
茨城県稲敷郡阿見町吉原ツムラ圃場
|
採取日
|
2005.8.9
|
採取者
|
Eiji
Miki
|
鑑定者
|
Eiji
Miki
|
備考
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(株)ツムラ提供 昆明より入手したものを圃場にて採種・栽培
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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部位
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根
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局方収載
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局
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食薬区分
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専ら医薬品
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生薬成分
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サポニン,昆虫変態ホルモン(inokosterone),β-sitosterol,stigmasterol,アミノ酸,糖類など
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成分(化合物)
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性状
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主根及び側根を伴う主根からなり,根頭はわずかに根茎を付けるか,又は根茎部は切除されている.主根は細長い円柱形でときにやや弯曲し,長さ 15 〜 90 cm,径 0.5 〜 0.7 cm,外面は灰黄色〜黄褐色で,多数の縦じわ及びまばらに側根の跡がある.折面は平らで,周辺部は灰白色〜淡褐色を呈し,中心部に黄白色の木部を認める.質は堅くてもろいが,又はやや柔軟である.わずかににおいがあり,味はわずかに甘く,粘液性である.
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用途
|
利尿,痛経薬
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調製法
|
収穫は 11
月中旬〜12月中旬.収穫した後,太い側根は除去し,根本を揃え一握りほどの小束に結び,軒下で陰干しする.乾燥した後,地上部は地際から切り捨て,根の形を整える.収穫した根は,ほとんど土が付着していないが,土質により付着した土は水洗し,ときには湯揉みする.,収穫は 11 月中旬〜12月中旬.収穫した後,太い側根は除去し,根本を揃え一握りほどの小束に結び,軒下で陰干しする.乾燥した後,地上部は地際から切り捨て,根の形を整える.収穫した根は,ほとんど土が付着していないが,土質により付着した土は水洗し,ときには湯揉みする.
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エキス収率
|
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文献情報
|
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処方
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芎帰調血飲第一加減,牛膝散,牛車腎気丸,折衝飲,疎経活血湯
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モデル試料 7件
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遺伝子情報
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日本薬局方情報
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定量法 定量法詳細
生薬名
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ゴシツ
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試験名称
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定量法
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分析条件
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記載なし
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備考
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確認試験法 各種試験法詳細
生薬名
|
ゴシツ
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試験名称
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確認試験法
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分析条件
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本品の粉末0.5 gを水10 mLに加え,激しく振り混ぜるとき,持続性の微細な泡を生じる.
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備考
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確認試験法(TLC)
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乾燥減量 各種試験法詳細
生薬名
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ゴシツ
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試験名称
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乾燥減量
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分析条件
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乾燥減量〈5.01〉 17.0%以下(6時間).
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備考
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灰分 各種試験法詳細
生薬名
|
ゴシツ
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試験名称
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灰分
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分析条件
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灰分〈5.01〉 10.0%以下.
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備考
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酸不溶性灰分 各種試験法詳細
生薬名
|
ゴシツ
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試験名称
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酸不溶性灰分
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分析条件
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酸不溶性灰分〈5.01〉1.5 % 以下.
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備考
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エキス含量
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精油含量
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純度試験 各種試験法詳細
生薬名
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ゴシツ
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試験名称
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純度試験
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分析条件
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(1) 茎 本品は,異物〈5.01〉に従い試験を行うとき,茎5.0%以上を含まない.
(2) 重金属〈1.07〉 本品の粉末3.0gをとり,第3法により操作し,試験を行う.比較液には鉛標準液3.0mLを加える(10ppm以下).
(3) ヒ素〈1.11〉 本品の粉末0.40gをとり,第4法により検液を調製し,試験を行う(5ppm以下).
(4) 異物〈5.01〉 本品は茎以外の異物1.0%以上を含まない.
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備考
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その他
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NMR情報
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漢方処方情報
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牛車腎気丸 , 漢方処方情報
処方番号
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処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方よみがな
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ごしゃじんきがん
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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ジオウ 5-8 サンシュユ 2-4 サンヤク 3-4 タクシャ 3 ブクリョウ 3-4 ボタンピ 3 ケイヒ 1-2 ブシ 0.5-1 ゴシツ 2-3 シャゼンシ 2-3
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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ジオウ , サンシュユ , サンヤク , タクシャ , ブクリョウ , ボタンピ , ケイヒ , ブシ , ゴシツ , シャゼンシ
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副作用情報
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間質性肺炎 , 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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間質性肺炎
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文献情報
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医薬品・医療機器等安全性情報 No.226
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間質性肺炎 , 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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間質性肺炎
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文献情報
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松島秀和, 高柳昇, 徳永大道, 前野有里, 宮岡啓介, 佐藤長人, 倉島一喜, 生方幹夫, 柳沢勉, 杉田裕,金沢実, 牛車腎気丸による薬剤性肺炎の1例 本邦における漢方薬による薬剤性肺炎の文献的考察を加えて, 日本胸部臨床, 62 (4) 363-368, 2003
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間質性肺炎 , 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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間質性肺炎
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文献情報
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片山均, 濱田泰伸, 横山彰仁, 門脇徹, 伊東亮治,檜垣實男, 牛車腎気丸による薬剤性肺炎の1例, 日本老年医学会雑誌(0300-9173),
41 (6) 675-678, 2004
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女性化乳房 , 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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女性化乳房
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文献情報
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伊藤剛, 及川哲郎, 鈴木邦彦, 早崎知幸,花輪壽彦, 北里東医研診療録から 牛車腎気丸により女性化乳房が出現したI型糖尿病の一例, 漢方の臨床, 57 (1) 115-122, 2010
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薬疹 , 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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薬疹
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文献情報
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成松昭夫, 女性泌尿器科疾患 女性の頻尿に対する牛車腎気丸エキス顆粒の有用性の検討,
産婦人科漢方研究のあゆみ(0913-865X), (24) 17-23, 2007
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偽アルドステロン症
, 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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ツムラ
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副作用の概要
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偽アルドステロン症
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文献情報
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中永士師明,小玉弘之, 甘草による浮腫が甘草減量で軽減しブシ末で冷え症が改善した1症例, 漢方医学, 33
(3) 434-435, 2009
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間質性肺炎 副作用情報
処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方の由来
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不明
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副作用の概要
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間質性肺炎
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文献情報
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岡村佳代子, 坂本浩一, 瀧口純司, 橋本由香子, 井上信孝,大西一男, 牛車腎気丸による薬剤性肺炎の1例, 日本胸部臨床, 71
(2) 172-177, 2012
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Kampo CONSORT Statement
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疎経活血湯 漢方処方情報
処方番号
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処方名(漢字)
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疎経活血湯
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処方よみがな
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そけいかっけつとう
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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トウキ 2-3.5 ジオウ 2-3 センキュウ 2-2.5 ソウジュツ 2-3(ビャクジュツも可) ブクリョウ 1-2 トウニン 2-3 シャクヤク 2.5-4.5 ゴシツ 1.5-3 イレイセン 1.5-3 ボウイ 1.5-2.5 キョウカツ 1.5-2.5 ボウフウ 1.5-2.5 リュウタン 1.5-2.5 ショウキョウ 0.5 チンピ 1.5-3 ビャクシ 1-2.5 カンゾウ 1
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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トウキ , ジオウ , センキュウ , ソウジュツ , ブクリョウ , トウニン , シャクヤク , ゴシツ , イレイセン , ボウイ , キョウカツ , ボウフウ , リュウタン , ショウキョウ , チンピ , ビャクシ , カンゾウ
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副作用情報
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Kampo CONSORT Statement
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生物活性情報
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NO
production inhibitory activity , 生物活性情報
試験名
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NO
production inhibitory activity
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研究領域
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免疫系
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試験レベル
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Cell-based
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プロトコール
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<NO産生抑制試験>
96ウェルプレートにマウスマクロファージ様細胞株RAW264.7細胞を1.2×106cells/mlに調製して、200ul撒き、37℃、5%CO2の条件下で、前培養を2時間行ない、LPSを100ng/ml、IFN-γを0.3ng/mlの濃度になるように添加し、さらに、DMSOに溶解した被検物質のサンプルを100ug/mlになるように投与した。37℃、5%CO2の条件下で、16時間、本培養を行なった。
培養上清を回収し、NO2-をグリース試薬により発色させ、550nm(対照650nm)の吸光度を測定し、下記式によりNO産生抑制率を算出した。
NO産生抑制率=(1-(AS-AN)/(AD-AN))×100
AN:未処理群の吸光度
AS:サンプル/LPS/IFN添加群の吸光度
AD:DMSO/LPS/IFN添加群の吸光度
培養上清を回収した残りの細胞にMTT試薬を0.1mg/mlの濃度になるように添加し、37℃、5%CO2の条件下で、4時間、培養を行なった。培養上清を捨て、150ulのDMSOに溶解し、550nm(対照650nm)の吸光度を測定し、下記式により細胞生存率を算出した。
細胞生存率=AS/AD×100
AS:サンプル/LPS/IFN添加群の吸光度
AD:DMSO/LPS/IFN添加群の吸光度
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結果タイプ
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PubMed
ID
|
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備考
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ゴシツ
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活性試験結果情報
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%
inhibition 生物活性試験結果情報
測定データ種別
|
%
inhibition
|
動物種
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濃度単位
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mg/ml
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備考
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活性試験結果
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No.
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モデル試料
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生薬
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濃度
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試験結果
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判定
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活性情報ファイル
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備考
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1
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NIB-0016
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ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:14.9% Cell viability:102.7%
|
|
|
Water
extract
|
2
|
NIB-0079
|
ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:15.1% Cell viability:100.9%
|
|
|
Water
extract
|
3
|
NIB-0096
|
ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:19.9% Cell viability:100.7%
|
|
|
Water
extract
|
4
|
NIB-0120
|
ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:12.3% Cell viability:99.8%
|
|
|
Water
extract
|
5
|
NIB-0152
|
ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:19.4% Cell viability:90.9%
|
|
|
Water
extract
|
6
|
NIB-0189
|
ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:13.6% Cell viability:96.1%
|
|
|
Water
extract
|
7
|
NIB-0212
|
ゴシツ
|
0.1
|
NO
production inhibitory activity:19.2% Cell viability:89.2%
|
|
|
Water
extract
|
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モデル試料詳細
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Amyloid
beta cell death 生物活性情報
試験名
|
Amyloid
beta cell death
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研究領域
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脳・神経系
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試験レベル
|
Cell-based
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プロトコール
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ddYマウス胎生14日齢胎児脳より大脳皮質を摘出し分散培養した。培養1日後、10uM Amyloid-beta(25-35)と試験エキスを同時投与し、48時間後の生細胞数をCellTiter-Glo 試薬 (Promega #G7571)にて測定した。
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結果タイプ
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コントロール細胞の生存を100%,Amyloid beta(25-35)処置による細胞生存を0%とし,試験薬物による変化を%で示し細胞死阻害活性とした。(正数値が大きいほど細胞死阻害活性が高い)
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PubMed
ID
|
|
備考
|
|
活性試験結果情報
|
%
inhibition 生物活性試験結果情報
測定データ種別
|
%
inhibition
|
動物種
|
マウス
|
濃度単位
|
mg/ml
|
備考
|
|
活性試験結果
|
No.
|
モデル試料
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生薬
|
濃度
|
試験結果
|
判定
|
活性情報ファイル
|
備考
|
1
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
-9.86017457343228
|
|
|
|
2
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
-4.17064946885198
|
|
|
|
3
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
-5.88309015836275
|
|
|
|
4
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
20.9903602661377
|
|
|
|
5
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
-13.4915828258672
|
|
|
|
6
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
-3.54331971130847
|
|
|
|
7
|
|
ゴシツ
|
0.01
|
-28.0981932616446
|
|
|
|
|
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