生薬名
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ガイヨウ
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生薬英名
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Artemisia
Leaf
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生薬ラテン名
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ARTEMISIAE
FOLIUM
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生薬和名
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艾葉
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基原植物
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Artemisia princeps Pampanini(ヨモギ) ,
植物詳細
植物名
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ヨモギ
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ラテン名
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Artemisia
princeps Pampanini
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科名
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Compositae
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和科名
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キク科
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一般名
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ガイヨウ
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一般英名
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Artemisia
Leaf
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品種等
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分類
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画像
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形態的特徴
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生態的特徴
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生育特性
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー
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文献情報
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生薬名
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ガイヨウ
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組織培養物及び効率的増殖法
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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さく葉標本情報
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1984
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筑波研究部
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1786-84TS
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場内自生種
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種子島研究部
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0000-NGTN
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Artemisia montana Pampanini(オオヨモギ)
植物詳細
植物名
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オオヨモギ
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ラテン名
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Artemisia
montana Pampanini
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科名
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Compositae
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和科名
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キク科
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一般名
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ガイヨウ
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一般英名
|
Artemisia
Leaf
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品種等
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分類
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画像
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形態的特徴
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生態的特徴
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生育特性
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー
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文献情報
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生薬名
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ガイヨウ
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組織培養物及び効率的増殖法
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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さく葉標本情報
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1991
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北海道研究部
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13186-91HK
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部位
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葉及び枝先
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局方収載
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局
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食薬区分
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非医
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生薬成分
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精油:cineol,
α-thujone など 脂肪酸:capric
acid, palmitic acid, stearic acid など タンニン:caffetannin など その他:ビタミン類,arachinic acid, amylase, invertase, catalase, peroxydase など
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成分(化合物)
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Scopoletin(スコポレチン) ,
化合物情報詳細
Umbelliferone(ウンベリフェロン)
化合物情報詳細
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性状
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本品は縮んだ葉及びその破片からなり,しばしば細い茎を含む.葉の上面は暗緑色を呈し,下面は灰白色の綿毛を密生する.水に浸して広げると,形の整った葉身は長さ4~15 cm,幅4~12 cm,1~2回羽状中裂又は羽状深裂する.
裂片は2~4対で,長楕円状ひ針形又は長楕円形で鋭尖頭,ときに鈍頭,辺縁は不揃いに切れ込むか全縁である.小型の葉は3中裂又は全縁で,ひ針形を呈する.本品は特異なにおいがあり,味はやや苦い.本品の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,主脈部の表皮の内側には数層の厚角組織がある.主脈部の中央部には維管束があり,師部と木部に接して繊維束が認められることがある.
葉肉部は上面表皮,柵状組織,海綿状組織,下面表皮からなり,葉肉部の表皮には長柔毛,T字状毛,腺毛が認められる.表皮細胞はタンニン様物質を含み,柔細胞は油状物質,タンニン様物質などを含む.
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用途
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止血,月経調整作用,去痰
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調製法
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エキス収率
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文献情報
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処方
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芎帰膠艾湯
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モデル試料
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遺伝子情報
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日本薬局方情報
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定量法
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確認試験法
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確認試験法(TLC)
各種試験法詳細
生薬名
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ガイヨウ
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試験名称
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確認試験法(TLC)
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分析条件
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本品の粉末(粉砕時に粉末とならない綿毛などは取り除くことができる)0.5gにメタノール/水混液(3:2)5mLを加え、10分間振り混ぜた後、遠心分離し、上澄液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ウンベリフェロン1mg及び薄層クロマトグラフィー用スコポレチン1mgをそれぞれメタノール10mLに溶かし、標準溶液(1)及び標準溶液(2)とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィー<2.03>により試験を行う。
試料溶液10μL、標準溶液(1)及び標準溶液(2)5μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。
次に、酢酸エチル/ヘキサン/酢酸(100)混液(20:10:1)を展開溶媒として、約7cm展開した後、薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長365nm)を照射するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち2個のスポットは、標準溶液(1)及び標準溶液(2)から得た青白色の蛍光を発するスポットと色調およびRf値が等しい。
システム適合性(紫外線ランプ(主波長365nm))
標準溶液(1)1mLをとり、メタノールを加えて10mLとする。
この液1μLにつき、上記の条件で試験を行うとき、青白色の蛍光を発するスポットが検出できることを確認する。
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備考
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Merck社製とWako社製TLC
plateの比較および、7cmと10cm展開の比較
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画像データ
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.50・0.36(青白色の蛍光) 展開時間 10分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin)
① 日本(2006年8月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ①’日本(2006年8月入手))⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
② 韓国(2002年7月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ②’韓国(2002年7月入手)⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.52・0.36(青白色の蛍光) 展開時間 16分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin)
① 日本(2006年8月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ①’日本(2006年8月入手))⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
② 韓国(2002年7月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ②’韓国(2002年7月入手)⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.50・0.39(青白色の蛍光) 展開時間 6分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin)
① 日本(2006年8月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ①’日本(2006年8月入手))⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
② 韓国(2002年7月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ②’韓国(2002年7月入手)⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(10cm展開) Rf値 0.50・0.35(青白色の蛍光) 展開時間 12分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin)
① 日本(2006年8月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ①’日本(2006年8月入手))⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
② 韓国(2002年7月入手)⇒綿毛などを除いた粉末(0.5g/5mL抽出・10μLスポット(試験法通りで抽出可能) ②’韓国(2002年7月入手)⇒綿毛込みの粉末(0.5g/10mL抽出・20μLスポット(嵩が高く試験方法通りでは抽出不可)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標準1 標準2 標準品 0.47 0.29 試料① 0.47 0.29 試料② 0.47 0.29 展開時間 10分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレ
チン(Scopoletin) ①日本・徳島(2009年1月入手) ②日本・徳島(2010年6月入手)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(10cm展開) Rf値: 標準1 標準2 標準品 0.45 0.32 試料① 0.45 0.32 試料② 0.45 0.32 展開時間 19分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin) ①日本・徳島(2009年1月入手) ②日本・徳島(2010年6月入手)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標準1 標準2 標準品 0.47 0.34 試料① - 0.34 試料② - 0.34 展開時間 6分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin) ①日本・徳島(2009年1月入手) ②日本・徳島(2010年6月入手)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(10cm展開) Rf値: 標準1 標準2 標準品 0.50 0.35 試料① - 0.35 試料② - 0.35 展開時間 12分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin) ①日本・徳島(2009年1月入手) ②日本・徳島(2010年6月入手)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標品1 標品2 標準品 0.46 0.31 試料① 0.47 0.31 試料② 0.47 0.31 試料③ 0.47 0.31 展開時間 10分 標準品1 ウンベリフェロン (1mg/10mL メタノール)5μL 標準品2 スコポレチン (1mg/10mL メタノール)5μL ①日本(2009年1月)
②日本(2009年10月) ③日本(2010年6月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標品1 標品2 標準品 0.44 0.32 試料① 0.47 0.32 試料② 0.49 0.32 試料③ 0.49 0.32 展開時間 9分 標準品1 ウンベリフェロン (1mg/10mL メタノール)5μL 標準品2 スコポレチン (1mg/10mL メタノール)5μL ①日本(2009年1月)
②日本(2009年10月) ③日本(2010年6月)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.47・0.33(青白色の蛍光) 展開時間 10分40秒 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin) 標準3 システム適合性用標準液
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.44・0.31(青白色の蛍光) 展開時間 7分40秒 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin) 標準3 システム適合性用標準液
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.51・0.36(青白色の蛍光) 展開時間 8分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin)
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.52・0.31(青白色の蛍光) 展開時間 6分 標準1 ウンベリフェロン(Umbelliferone) 標準2 スコポレチン(Scopoletin)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.49・0.33 展開時間 8分 標準品1 ウンベリフェロン
標準品2 スコポレチン ①韓国(2009年) ②韓国(2011年) ③韓国(2011年)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.50・0.34 展開時間 10分 標準品1 ウンベリフェロン 標準品2 スコポレチン ①韓国(2009年) ②韓国(2011年) ③韓国(2011年)
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乾燥減量 各種試験法詳細
生薬名
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ガイヨウ
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試験名称
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乾燥減量
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分析条件
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乾燥減量〈5.01〉 14.0%以下.
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備考
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灰分 各種試験法詳細
生薬名
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ガイヨウ
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試験名称
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灰分
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分析条件
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灰分〈5.01〉 13.0%以下.
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備考
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酸不溶性灰分 各種試験法詳細
生薬名
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ガイヨウ
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試験名称
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酸不溶性灰分
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分析条件
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酸不溶性灰分〈5.01〉 3.0%以下.
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備考
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エキス含量 各種試験法詳細
生薬名
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ガイヨウ
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試験名称
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エキス含量
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分析条件
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エキス含量〈5.01〉 希エタノールエキス 16.0%以上.
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備考
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精油含量
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純度試験 各種試験法詳細
生薬名
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ガイヨウ
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試験名称
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純度試験
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分析条件
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アルテミシア・アルギイ 本品の粉末(粉砕時に粉末とならない綿毛などは取り除くことができる)0,5gにメタノール/水混液(3:2)5mLを加え、10分間振り混ぜた後、遠心分離し、上澄液を試料溶液とする。別に純度試験用アルミテンシア・アルギイ0.5gにメタノール/水混液(3:2)5mLを加え、10分間振り混ぜた後、遠心分離し、上澄液を標準液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/ヘキサン/酢酸(100)混液(20:10:1)を展開溶媒として約7cm展開した後、薄層板を風乾する。これに希硫酸を均等に噴霧し、105℃で5分間加熱した後、紫外線(主波長365nm)を照射するとき、標準溶液から得た緑色の蛍光を発するスポット(Rf値0.5付近)と等しい位置に試料溶液ではスポットを認めない。
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備考
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画像データ
画像
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標準品
0.43 試料① - 試料② - 試料③
- 展開時間 7分 標準品 アルテミシア・アルギィ
①日本(2009年1月) ②日本(2009年10月) ③日本(2010年6月)
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画像
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標準品
0.50 試料① - 試料② - 試料③
- 展開時間 7分 標準品 アルテミシア・アルギィ
①日本(2009年1月) ②日本(2009年10月) ③日本(2010年6月)
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画像
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備考
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Merck社製 TLC plate(7cm展開) Rf値:
0.49 (緑色蛍光) 展開時間 8分 標準品 アルテミシア・アルギィ ①日本 ②日本
③日本
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画像
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備考
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Wako社製 TLC plate(7cm展開) Rf値:
0.44 (緑色蛍光) 展開時間 6分 標準品 アルテミシア・アルギィ ①日本 ②日本
③日本
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画像
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値: 標品1 標品2 標準品 0.46 0.31 試料① 0.47 0.31 試料② 0.47 0.31 試料③ 0.47 0.31 展開時間 10分 標準品1 ウンベリフェロン (1mg/10mL メタノール)5μL 標準品2 スコポレチン (1mg/10mL メタノール)5μL ①日本(2009年1月)
②日本(2009年10月) ③日本(2010年6月)
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画像
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.42・試料なし
展開時間 9分 標準品 アルテミシア・アルギイ ①韓国(2012年8月) ②韓国(2011年8月)
③韓国(2010年7月) ④日本(2010年1月)
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画像
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備考
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Merck
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.45 展開時間 10分40秒 標準品 アルテミシア・アルギイ
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画像
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備考
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Wako
社製 TLC plate(7cm展開) Rf値 0.43 展開時間 7分40秒 標準品 アルテミシア・アルギイ
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その他
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NMR情報詳細
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漢方処方情報
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生物活性情報
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