生薬名
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ブシ
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生薬英名
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Aconitie Root
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生薬ラテン名
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ACONITI RADIX
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生薬和名
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附子
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基原植物
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Aconitum
carmichaeli Debeaux(ハナトリカブト)
, 植物詳細
植物名
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ハナトリカブト
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ラテン名
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Aconitum carmichaeli Debeaux
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科名
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Ranunculaceae
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和科名
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キンポウゲ科
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一般名
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ハナトリカブト
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一般英名
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品種等
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オクトリカブト由来の栽培品種が育成されている。(サンワおくかぶと1号)
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分類
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多年生草本
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画像
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形態的特徴
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中国原産の多年生草本.葉は根生または茎に互生し,有柄で3深裂,側方の2片はさらに2裂して5小葉に掌状分裂し,粗きょ歯をもち,革質,濃緑色で表面に光沢がある.花は総状円すい花序で,がく片は5枚あり花弁状で紫色,頂がく片はかぷと状になる.花弁は2枚あり蜜線に変形し,内部に包まれる.雄しべは多数ある.地下に塊根を有し,毎年子根を形成する. 毎年子根を形成する.
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生態的特徴
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暖地でも栽培されるが,冷涼な気候に適している.融雪前後に生育が始まり,子根は5月に根生葉の葉腋に形成され始め,個数は8月まで,重量は収穫期まで直線的に増加する.1年目の母根は2年目の萌芽期に消失し,2年目には1年目の子根が母根となる(この生活史から疑似1年草ともいわれる).北海道北部地方では,ハナトリカブト由来の栽培種の開花期9月上旬~10月中旬.
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生育特性
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寒さの区分
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I~IV
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日照条件
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I~III
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暖かさの区分
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45~100
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土壌分類
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I~II
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土壌適正
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排水及び保水の良い場所に適する.砂壌土~埴壌土に適する.肥沃地に適する
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遮光
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不要
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー
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真ライブラリー(Aconitum carmichaeli Debeaux(ハナトリカブト))
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種いも
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水谷系
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萌芽期
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水谷系
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葉
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水谷系
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生育期
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水谷系(2年生生育盛期)
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花
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水谷系(1年生)
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果実
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水谷系
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収穫物
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水谷系
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生薬
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生薬
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生薬
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文献情報
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Wang, Y. et al., Alkaloids of cultivated Aconitum carmichaeli. Zhongguo
Yaoxue Zazhi (1996), 31(2), 74-7.
Chen, H. et al., Fuzitine: a new aporphine alkaloid from Fu Zi (Aconitum
carmichaeli Debx). Chinese Chemical Letters (1991), 2(10), 787-8.
Konno, C. et al., Validity of the Oriental medicines. 82. Aconitum roots.
21. Antidiabetes drugs. 5. Isolation and hypoglycemic activity of aconitans
A, B, C and D, glycans of Aconitum carmichaeli roots. Planta Medica (1985),
(2), 160-1.
Kitagawa, I. et al., Chemical studies on crude drug processing. II. Aconiti
tuber (1). On the constituents of "Chuan-wu", the dried tuber of
Aconitum carmichaeli DEBX. Yakugaku Zasshi (1984), 104(8), 848-57.
Kitagawa, I. et al., Chemical studies on crude drug processing. III. Aconiti
tuber (2). On the constituents of "Pao-fuzi", the processed tuber
of Aconitum carmichaeli Debx. and biological activities of lipoalkaloids.
Yakugaku Zasshi (1984), 104(8), 858-66.
Hikino, H. et al., Pharmaceutical studies on Aconitum roots. Part 13. Structure
of hokbusine A and B, diterpenic alkaloids of Aconitum carmichaeli roots
from Japan. Journal of Natural Products (1983), 46(2), 178-82.
Konno, C. et al., Pharmaceutical studies on Aconitum roots. 9. Structure of
senbusine A, B and C, diterpenic alkaloids of Aconitum carmichaeli roots
from China. Journal of Natural Products (1982), 45(2), 128-33.
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生薬名
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ブシ
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組織培養物及び効率的増殖法
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Aconitum_carmichaeli-Ref-1
, 組織培養物及び効率的増殖法_文献
植物名
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ハナトリカブト
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ラテン名
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Aconitum carmichaeli Debeaux
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文献コード
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Aconitum_carmichaeli-Ref-1
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)
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Hatano K et al., Plant Cell Reports
6:446-448 (1987)
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要約(和訳)
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トリカブト(Aconitum
carmichaeli Debx.)の葯を用いて,カルス誘導を試みた. 5ppm 2,4-Dと1ppmのカイネチンの添加で15週間でカルスが形成された. 1ppmの2,4-Dを含む培地で12週間カルスを継代培養すると,胚発生が確認された.成熟した体細胞胚は,GA 1ppmとBAP 5ppm含む培地へ移植すると正常なシュートを形成した.IAA 0.5ppm含む新しい培地にシュートを移植すると発根した.すべての植物は5ヵ月間の培養で成熟個体となった.
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目的
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葯培養による植物体再生
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材料(品種,系統,産地,由来)
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野外のトリカブト植物から直径7-12mmの若い花蕾を採取し、水洗後、2%のアンチホルミン(0.01% Tween20添加)で10分間、70%エタノールで30秒間、表面殺菌し、滅菌水で2回洗った。無菌的に未熟な葯を取り出し供試した。
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外植片
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未熟な葯を5ppm 2,4-Dと1ppmのカイネチンの添加MS培地に置床すると15週間でカルスが形成。
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初期培養
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1ppm 2,4-Dを含むMS培地で12週間、カルスを継代培養すると、不定胚が発生。体細胞胚をGA 1ppmとBAP 5ppm含むMS培地へ移植すると正常なシュートを形成
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シュート増殖
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不定胚による増殖であるため記載なし
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発根
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IAA 0.5ppm含むMS培地にシュートを移植すると発根
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馴化条件
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記述なし
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鉢上げ・定植
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記述なし
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栽培条件
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記述なし
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再生植物体の形質
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記述なし
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分析した成分
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成分の抽出法
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分析法
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備考
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Aconitum_carmichaeli-Ref-2
組織培養物及び効率的増殖法_文献
植物名
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ハナトリカブト
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ラテン名
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Aconitum carmichaeli Debeaux
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文献コード
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Aconitum_carmichaeli-Ref-2
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出典(著者,雑誌,巻号頁,発行年)
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C. SHIPING S. J. SHAN,H. TANAKA and Y. SHOYAMA, BIOTRONICS 27,15-20,1998
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要約(和訳)
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Aconitum carmichaelii Debx.のクローン増殖をマイクロチューバを用いて検討した。増殖したシュートの発根条件は0.5 mg/lのIAA添加MS培地含む土に移し25℃の温度が良かった。マイクロチューバの形成は暗黒化で10℃や20℃より15℃で良好であった。mesaconitineやhypaconitine含量は10℃や15℃より20℃が良好であることから、温度はaconitine-type alkaloids生成に影響を及ぼした。
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目的
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クローン増殖シュートからのマイクロチューバ形成、培養温度、順化法とそのaconitine-type alkaloid含量を調査
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材料(品種,系統,産地,由来)
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茎頂培養の植物体
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外植片
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培養シュート
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初期培養
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シュート増殖
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発根
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馴化条件
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鉢上げ・定植
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栽培条件
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再生植物体の形質
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分析した成分
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成分の抽出法
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分析法
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備考
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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栽培情報 植物体栽培及び植物の効率的生産法
植物名
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ハナトリカブト
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ラテン名
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Aconitum carmichaeli Debeaux
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種苗および品種
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ハナトリカブト由来の在来種の他に,オクトリカブト由来の栽培品種が育成されている.
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繁殖
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栄養繁殖が行われている.
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栽培適性
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冷涼な気候を好み,土質は有機質が多く膨軟な砂壌土,埴壌土などに適し,排水,保水の良い場所が好ましい.排水不良地は病害が発生しやすく適さない.連作は好まないので避ける.
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播種,定植および育苗
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栄養繁殖では母根(鳥頭)の周りにできた子根(附子)を種イモとして用いる. 生育,収量は種イモの大きさに影響を受けやすく,根径2 cm,根重15g程度のものを用いるのが望ましいが,収益性を考えると10~13gのものを用いても良い.根重15g以上の大きい種イモを使用しても増収率は小さい.種イモは植え付け前に殺菌剤で消毒し,黒い病斑のあるものは使用しない.植え付けの時期は秋が良く,排水良好な畑を選定し9月上旬~10月中旬に植え付ける.中熟堆肥を10a当たり3,000 kg散布し,プラウで耕起,ロータリーで耕うん,整地を行い,作条後,芽を上に向けて植え付け,厚めに覆土する.栽植密度は1年栽培では条間72~80 cm, 株間12~15 cm とし,2年生で収穫する場合は株間はやや広めの20 cm 程度にする.
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肥料
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管理
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春の萌芽は早く,積雪下ですでに萌芽しており融雪と同時に生育が始まる.春の施肥後第1回目の中耕を行い,以降は雑草の発生,土壌の膨軟性の低下をみて適宜中耕,除草を行う.
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病害虫駆除
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主な病虫害として,ウドンコ病,立ち枯れ様病害,センチュウ,アブラムシの発生がみられる.ウドンコ病は6~7月頃から発生がみられ,発病初期は葉の表面の一部分に白いカビが生える.病徴が進むと次第に白いカビが生える部分が拡大し,葉は生気を失う.立ち枯れ病は夏期に温度が高くなると発生し始め,葉が乾いたまま枯れる症状を示し,一度発病すると急速に進行する.白絹病(Corticium rolfsii)は高温多湿の条件で発生しやすく,連作地や排水不良な圃場で多発する傾向がある.その病状は,下葉が黒くなった時に根を抜き取ると根が溶けて白色を呈する.栽培期間中は発病株の早期発見に努め,他に伝播しないように早めに抜き取って焼却する.なお,白絹病は北海道ではほとんど発生しない.ネコブセンチュウの寄生もしばしばみられ,寄生した塊根は肥大を妨げられる.
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収穫・調製
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収穫は,調製作業があるために,北海道では9月上旬~10月中旬が適期である.掘り取りの方法は,畦ごとに堀り取り機で根元を深く起こして手で抜き取る.収穫後,茎を根元から切り離し,母根と子根に分け,ひげ根は除く.水でよく洗い,土砂を除く.かびが生えやすいので天日で陽乾し,乾燥が不十分な場合は55℃以下の温風で仕上げ乾燥を行う.陽乾せず直ちに温風乾燥する場合も55℃以下とする.
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収量
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10a当たりの乾根収量は1年栽培の子根(附子)が100~300 kg, 2年栽培の子根が300~480 kg であり,乾燥歩留りは30~36%である.
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参考情報(生物活性)
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参考情報(生物活性)ファイル
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特性分類表
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栽培暦
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栽培方法関連データ
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栽培方法関連写真データ
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表題
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ハナトリカブトの種イモ
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの萌芽期
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの生育初期
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの生育盛期
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの開花期
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの花
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの収穫期
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの収穫物:母根
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画像
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解説
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表題
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ハナトリカブトの収穫物:子根
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画像
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解説
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表題
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生薬(炮附子)
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画像
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解説
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種子発芽情報データ
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備考
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備考ファイル
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さく葉標本情報
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1964
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北海道研究部
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0779-64HK
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1975
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北海道研究部
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7076-75HK
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1979
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筑波研究部
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0512-79TS
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1987
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北海道研究部
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12324-87HK
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2002
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筑波研究部
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0482-02TS
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Aconitum
japonicum Thunb.(オクトリカブト)
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部位
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塊根
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局方収載
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局
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食薬区分
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専ら医薬品
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生薬成分
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ジテルペンアルカロイド; aconitine系(強毒性):aconitine, mesaconitine, hypaconitine, jesaconitine, lipoaconitine
など atisine系(低毒性):atisine, kobusine, higenamine(強心成分), coryneine(強心成分) など
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成分(化合物)
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Benzoylmesaconine
Hydrochloride(ベンゾイルメサコニン塩酸塩)
, 化合物情報詳細
免責事項・著作権について
Aconitine(アコニチン) , 化合物情報詳細
Hypaconitine(ハイパコニチン) , 化合物情報詳細
Mesaconitine(メサコニチン)化合物情報詳細
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性状
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本品はほぼ倒円すい形で,外面は淡褐色~赤褐色を呈する.質は堅く,しわはなく,折面は平らで白く粉質,蒸したものは角質半透明でつやがある. 折面は平らで白く粉質,蒸したものは角質半透明でつやがある.折面は平らで白く粉質,蒸したものは角質半透明でつやがある.本品の味はやや塩辛く,のち持続する麻痺性がある.
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用途
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鎮痛,利尿,強心,興奮,新陳代謝の機能亢進
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調製法
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収穫は,調製作業があるために,北海道では9月上旬~10月中旬が適期である.掘り取りの方法は,畦ごとに堀り取り機で根元を深く起こして手で抜き取る.収穫 後,茎を根元から切り離し,母根と子根に分け,ひげ根は除く.水でよく洗い,土砂を除く.かびが生えやすいので天日で陽乾し,乾燥が不十分な場合は55℃以下の温風で仕上げ乾燥を行う.陽乾せず直ちに温風乾燥する場合も55℃以下とする. ,収穫は,調製作業があるために,北海道では9月上旬~10月中旬が適期である.掘り取りの方法は,畦ごとに堀り取り機で根元を深く起こして手で抜き取る.収穫後,茎を根元から切り離し,母根と子根に分け,ひげ根は除く.水でよく洗い,土砂を除く.かびが生えやすいので天日で陽乾し,乾燥が不十分な場合は55℃以下の温風で仕上げ乾燥を行う.陽乾せず直ちに温風乾燥する場合も55℃以下とする.
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エキス収率
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文献情報
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処方
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桂枝加朮附湯,桂枝加苓朮附湯,牛車腎気丸,八味地黄丸,真武湯、四逆湯
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モデル試料 7件
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遺伝子情報
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日本薬局方情報
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定量法 定量法詳細
生薬名
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ブシ
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試験名称
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定量法
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分析条件
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本品の粉末約2gを精密に量り,共栓遠心沈殿管に入れ,アンモニア試液1.6mL及びジエチルエーテル20mLを加えて30分間振り混ぜ,遠心分離し,上澄液を分取する.残留物は,アンモニア試液0.8mL及びジエチルエーテル20mLを用いて,更にこの操作を3回行う.全抽出液を合わせ,減圧で蒸発乾固する.残留物をエタノール(99.5)5mLに溶かし,新たに煮沸し冷却した水30mLを加え,0.01mol/L塩酸で滴定〈2.50〉する(指示薬:メチルレッド・メチレンブルー試液3滴).ただし,滴定の終点は液の緑色が青緑色を経て,灰青色に変わるときとする.同様の方法で空試験を行い,補正する.
0.01mol/L塩酸1mL
=6.037mg総アルカロイド[ベンゾイルアコニン(C32H45NO10)として]
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備考
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確認試験法
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確認試験法(TLC)
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値:0.36 (黄褐色) 展開時間 10分 標準品 ベンゾイルメサコニン塩酸塩 ①ブシ(ハナトリカブト) ②ブシ(オクトリカブト)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値:0.37 (黄褐色) 展開時間 17分 標準品 ベンゾイルメサコニン塩酸塩 ①ブシ(ハナトリカブト) ②ブシ(オクトリカブト)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 7cm展開 Rf値:0.34 (黄褐色) 展開時間 8分 標準品 ベンゾイルメサコニン塩酸塩 ①ブシ(ハナトリカブト) ②ブシ(オクトリカブト)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 10cm展開 Rf値:0.37 (黄褐色) 展開時間 13分 標準品 ベンゾイルメサコニン塩酸塩 ①ブシ(ハナトリカブト) ②ブシ(オクトリカブト)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値:0.47 (黄褐色) 展開時間 9分 ①日本 ②日本 ③日本 ④日本 ⑤日本 ⑥日本 ⑦中国 ⑧中国 ⑨中国 ⑩日本 ⑪日本 ⑫日本
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 10cm展開 Rf値:0.43 (黄褐色) 展開時間 17分 ①日本 ②日本 ③日本 ④日本 ⑤日本 ⑥日本 ⑦中国 ⑧中国 ⑨中国 ⑩日本 ⑪日本 ⑫日本
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 7cm展開 Rf値:0.39 (黄褐色) 展開時間 7分 ①日本 ②日本 ③日本 ④日本 ⑤日本 ⑥日本 ⑦中国 ⑧中国 ⑨中国 ⑩日本 ⑪日本 ⑫日本
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 10cm展開 Rf値:0.36 (黄褐色) 展開時間 13分 ①日本 ②日本 ③日本 ④日本 ⑤日本 ⑥日本 ⑦中国 ⑧中国 ⑨中国 ⑩日本 ⑪日本 ⑫日本
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乾燥減量 種試験法詳細
生薬名
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ブシ
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試験名称
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乾燥減量
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分析条件
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乾燥減量〈5.01〉 15.0%以下(6時間).
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備考
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灰分 各種試験法詳細
生薬名
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ブシ
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試験名称
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灰分
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分析条件
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灰分〈5.01〉
ブシ1 4.0%以下.
ブシ2 12.0%以下.
ブシ3 19.0%以下.
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備考
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酸不溶性灰分 各種試験法詳細
生薬名
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ブシ
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試験名称
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酸不溶性灰分
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分析条件
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酸不溶性灰分〈5.01〉 0.9%以下.
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備考
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エキス含量
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精油含量
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純度試験 各種試験法詳細
生薬名
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ブシ
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試験名称
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純度試験
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分析条件
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(1) 重金属〈1.07〉 本品の粉末3.0gをとり,第3法により操作し,試験を行う.比較液には鉛標準液3.0mLを加える(10ppm以下).
(2) ヒ素〈1.11〉 本品の粉末0.40gをとり,第4法により検液を調製し,試験を行う(5ppm以下).
(3) ブシジエステルアルカロイド(アコニチン,ジェサコニチン,ヒパコニチン及びメサコニチン) 本品の粉末約0.5gを精密に量り,共栓遠心沈殿管に入れ,水3.0mLを加えてよく振り混ぜた後,アンモニア試液1.0mL及びジエチルエーテル20mLを加えて30分間振り混ぜ,遠心分離し,上澄液を分取する.残留物はアンモニア試液1.0mL及びジエチルエーテル20mLを用いて,更にこの操作を2回行う.全抽出液を合わせ,40℃以下で溶媒を減圧留去した後,残留物にブシ用リン酸塩緩衝液/アセトニトリル混液(1:1)10mLを正確に加えて溶かし,この液を遠心分離し,上澄液を試料溶液とする.試料溶液及び純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液20μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のアコニチン,ジェサコニチン,ヒパコニチン及びメサコニチンに対応する各ピーク高さ,HTA及びHSA,HTJ及びHSJ,HTH及びHSH,HTM及びHSMを測定する.次式により換算した生薬の乾燥物1gに対し,アコニチン,ジェサコニチン,ヒパコニチン及びメサコニチンの量を求めるとき,それぞれ60μg以下,60μg以下,280μg以下及び140μg以下で,更にこれら4成分の総量は450μg以下である.
アコニチン(C34H47NO11)の量(μg)
=CSA/M × HTA/HSA × 10
ジェサコニチン(C35H49NO12)の量(μg)
=CSJ/M × HTJ/HSJ × 10
ヒパコニチン(C33H45NO10)の量(μg)
=CSH/M × HTH/HSH × 10
メサコニチン(C33H45NO11)の量(μg)
=CSM/M × HTM/HSM × 10
CSA:純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液中の純度試験用アコニチンの濃度(μg/mL)
CSJ:純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液中の純度試験用ジェサコニチンの濃度(μg/mL)
CSH:純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液中の純度試験用ヒパコニチンの濃度(μg/mL)
CSM:純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液中の純度試験用メサコニチンの濃度(μg/mL)
M:乾燥物に換算した本品の秤取量(g)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:アコニチン,ヒパコニチン及びメサコニチンは231nm,ジェサコニチンは254nm)
カラム:内径4.6mm,長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相:ブシ用リン酸塩緩衝液/テトラヒドロフラン混液(183:17)
流量:メサコニチンの保持時間が約31分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液20μLにつき,検出器の測定波長を254nmとし,上記の条件で操作するとき,メサコニチン,ヒパコニチン,アコニチン,ジェサコニチンの順に溶出し,それぞれの分離度は1.5以上である.
システムの再現性:純度試験用ブシジエステルアルカロイド混合標準溶液1mLをとり,ブシ用リン酸塩緩衝液/アセトニトリル混液(1:1)を加えて10mLとする.この液20μLにつき,検出器の測定波長を231nmとし,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,メサコニチンのピーク高さの相対標準偏差は1.5%以下である.
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備考
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その他
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NMR情報 4件
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漢方処方情報
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桂枝加朮附湯 , 漢方処方情報
処方番号
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処方名(漢字)
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桂枝加朮附湯
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処方よみがな
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けいしかじゅつぶとう
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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ケイヒ 3-4 シャクヤク 3-4 タイソウ 3-4 ショウキョウ 1-1.5(ヒネショウガを使用する場合3-4) カンゾウ 2 ソウジュツ 3-4(ビャクジュツも可) ブシ 0.5-1
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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ケイヒ , シャクヤク , タイソウ , ショウキョウ , カンゾウ , ソウジュツ , ブシ
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副作用情報
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Kampo CONSORT Statement
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牛車腎気丸 , 漢方処方情報
処方番号
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処方名(漢字)
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牛車腎気丸
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処方よみがな
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ごしゃじんきがん
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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ジオウ 5-8 サンシュユ 2-4 サンヤク 3-4 タクシャ 3 ブクリョウ 3-4 ボタンピ 3 ケイヒ 1-2 ブシ 0.5-1 ゴシツ 2-3 シャゼンシ 2-3
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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ジオウ , サンシュユ , サンヤク , タクシャ , ブクリョウ , ボタンピ , ケイヒ , ブシ , ゴシツ , シャゼンシ
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副作用情報
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間質性肺炎 , 間質性肺炎 , 間質性肺炎 , 女性化乳房 , 薬疹 , 偽アルドステロン症 , 間質性肺炎
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Kampo CONSORT Statement
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八味地黄丸 , 漢方処方情報
処方番号
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処方名(漢字)
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八味地黄丸
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処方よみがな
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はちみじおうがん
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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ジオウ 5, 6-8 サンシュユ 3, 3-4 サンヤク 3, 3-4 タクシャ 3, 3 ブクリョウ 3, 3 ボタンピ 3, 3 ケイヒ 1, 1 ブシ 0.5-1, 0.5-1(左側の数字は湯 右側は散)
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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ジオウ , サンシュユ , サンヤク , タクシャ , ブクリョウ , ボタンピ , ケイヒ , ブシ
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副作用情報
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偽アルドステロン症
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Kampo CONSORT Statement
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麻黄附子細辛湯
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処方名(漢字)
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麻黄附子細辛湯
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処方よみがな
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まおうぶしさいしんとう
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処方局法収載
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医療用処方
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処方成分分量
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マオウ 2-4 サイシン 2-3 ブシ 0.3-1
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処方用法・用量
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処方効能・効果
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処方原典
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処方出典
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処方エキス収率ファイル名
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文献情報
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生薬名
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マオウ , サイシン , ブシ
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副作用情報
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Kampo CONSORT Statement
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生物活性情報
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Amyloid
beta cell death 生物活性情報
試験名
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Amyloid beta cell death
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研究領域
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脳・神経系
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試験レベル
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Cell-based
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プロトコール
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ddYマウス胎生14日齢胎児脳より大脳皮質を摘出し分散培養した。培養1日後、10uM Amyloid-beta(25-35)と試験エキスを同時投与し、48時間後の生細胞数をCellTiter-Glo 試薬 (Promega #G7571)にて測定した。
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結果タイプ
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コントロール細胞の生存を100%,Amyloid beta(25-35)処置による細胞生存を0%とし,試験薬物による変化を%で示し細胞死阻害活性とした。(正数値が大きいほど細胞死阻害活性が高い)
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PubMed ID
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備考
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活性試験結果情報
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No
type
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