生薬詳細

生薬名

ビワヨウ

生薬英名

Loquat Leaf

生薬ラテン名

ERIOBOTRYAE FOLIUM

生薬和名

枇杷葉

基原植物

Eriobotrya japonica Lindley(ビワ) 植物詳細

植物名

ビワ

ラテン名

Eriobotrya japonica Lindley

科名

Rosaceae

和科名

バラ科

一般名

ビワ

一般英名

Loquat

品種等

分類

画像

形態的特徴

生態的特徴

生育特性 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

写真ライブラリー写真ライブラリー

文献情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

生薬名

ビワヨウ

組織培養物及び効率的増殖法

植物体栽培及び植物の効率的生産法

さく葉標本情報

トランスクリプトーム・ゲノミクス情報

稀少植物情報

保有資源情報

導入年

保有研究部

導入番号

1979

北海道研究部

9129-79HK

1979

筑波研究部

0012-79TS

2004

北海道研究部

15073-04HK

来歴不明

種子島研究部

0000-UKTN

部位

局方収載

食薬区分

非医

生薬成分

トリテルペノイド:ursolic acid, oleanolic acid, 2α-hydroxyoleanolic-acid-methyl-ester など 精油:transnerolidol など    その他:amygdalin, 糖類, タンニン, 有機酸 など

成分(化合物)

Corosolic Acid(コロソリン酸)化合物情報詳細

名称

Corosolic Acid(コロソリン酸)

別名

2alpha-Hydroxyursolic acid

構造

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/COMPOUND_DATA/STRUCTURE_IMAGE_FILE/thumbnail/65.png
Corosolic acid.mol

分子式

C30H48O4

分子量

472.70

IUPAC

(1S,2R,4aS,6aR,6aS,6bR,8aR,10R,11R,12aR,14bS)-10,11-dihydroxy-1,2,6a,6b,9,9,12a-heptamethyl-2,3,4,5,6,6a,7,8,8a,10,11,12,13,14b-tetradecahydro-1H-picene-4a-carboxylic acid

CAS

4547-24-4

Other DB

CHEBI

CHEMPDB

KEGG

NIKKAJI

J14.066J

PUBCHEM

CID:6918774

文献情報

NMR情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

Type

マシン名

1H-NMR

日本電子 ECS400

(LC/GC)MS情報 http://mpdb.nibiohn.go.jp/mpdb/img/plusminus01-001.gif

この化合物を含有する生薬名

ビワヨウ(ERIOBOTRYAE FOLIUM)

性状

本品は長楕円形~広ひ針形で,長さ1230cm,幅49cm,先端はとがり,基部はくさび形で,短い葉柄を付け,辺縁には粗いきょ歯がある.ときに,短径510mm,長径数cmの短冊状に切裁されている.上面は緑色~緑褐色を呈し,下面は淡緑褐色で,淡褐色の綿毛を残存する.葉脈部は淡黄褐色を呈し,下面に突出している. 本品はわずかににおいがあり,味はほとんどない. 本品の横切片を鏡検〈5.01〉するとき,上面及び下面のクチクラは厚く,さく状組織はおおむね45層で,ところどころに葉緑粒を欠く大型の細胞を認める.主脈部では並立維管束は木部側の基本組織の湾入によって一部切断されたほぼ環状を呈し,師部に接する繊維群を認める.葉肉中にはシュウ酸カルシウムの単晶及び集晶を認める.綿毛は単細胞性で湾曲し,太さ約25μm,長さ1.5mmに達する.

用途

消炎,鎮吐,排膿

調製法

エキス収率

文献情報

処方

辛夷清肺湯

モデル試料  

遺伝子情報  

日本薬局方情報

定量法

確認試験法

確認試験法(TLC) 各種試験法詳細

生薬名

ビワヨウ

試験名称

確認試験法(TLC)

分析条件

本品の粉末0.3gにメタノール10mLを加え,水浴上で時々振り混ぜながら5分間加温し,冷後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする.この液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液5μLを薄層クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次に水/アセトニトリル混液(32)を展開溶媒として約10cm展開した後,薄層板を風乾する.これに希硫酸を均等に噴霧し,105℃で10分間加熱するとき,Rf0.5付近に赤紫色の主スポットを認める

備考


画像データ

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/1322.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

7cm10cm展開の比較 Merck社製 TLC plate7cm展開) Rf値:0.54 展開時間:28分 ① 日本・徳島 ② 中国

 

画像

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_DATA/JP_IDENTIFICATION_PHOTO_FILE/thumbnail/1323.jpgモデル試料のTLC画像と比較する

備考

7cm10cm展開の比較 Merck社製 TLC plate10cm展開) Rf値:0.50 展開時間:29分 ① 日本・徳島 ② 中国

乾燥減量 各種試験法詳細

生薬名

ビワヨウ

試験名称

乾燥減量

分析条件

乾燥減量〈5.01〉 15.0%以下(6時間)

備考

灰分 各種試験法詳細

生薬名

ビワヨウ

試験名称

灰分

分析条件

灰分〈5.01〉 10.0%以下.

備考

酸不溶性灰分

エキス含量 各種試験法詳細

生薬名

ビワヨウ

試験名称

エキス含量

分析条件

エキス含量〈5.01〉 希エタノールエキス 16.0%以上.

備考

精油含量

純度試験 各種試験法詳細

生薬名

ビワヨウ

試験名称

純度試験

分析条件

BHCの量及び総DDTの量〈5.01〉 各々0.2ppm以下.

備考

その他

NMR情報  1NMR情報詳細

生薬名

ビワヨウ

モデル試料

NMR TYPE

1H-NMR

マシン名

日本電子 ECS400

磁場(MHz)

399.7822

溶媒

CD3OD

測定温度()

25

積算回数()

16

試料量

45mg

スペクトル

http://mpdb.nibiohn.go.jp/CONTENTS_ROOT/NMR_DATA/SPECTRUM_FILE/thumbnail/142.JPG

JCAMPファイル

Corosolic acid.jdx  (viewer *for windows)

FIDファイル

Corosolic acid.jdf

帰属情報

化合物名

Corosolic Acid(コロソリン酸)

備考

溶媒量:1.3mL 和光純薬提供

漢方処方情報

生物活性情報