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生薬名 |
ウワウルシ |
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生薬英名 |
Bearberry leaf |
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生薬ラテン名 |
UVAE URSI FOLIUM |
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生薬和名 |
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基原植物 |
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部位 |
葉 |
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局方収載 |
局 |
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食薬区分 |
専ら医薬品 |
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生薬成分 |
フェノール配糖体:arbutin, methylarbutin, tannine類:1,2,6-,1,3,6-,2,3,6-trigalloyglucose,1,2,3,6-tetragalloylglucose など フラボノイド:hyperoside,quercetin その他:gallic acid, ellagic acid,ursolic acid 等 |
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成分(化合物) |
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性状 |
本品は倒卵形〜へら形を呈し,長さ1〜3 cm, 幅0.5〜1.5 cm, 上面は黄緑色〜暗緑色,下面は淡黄緑色である.全縁で鈍頭または円頭でときにはくぼみ,葉脚はくさび形で,葉柄は極めて短い,葉身は厚く,上面に特異な網状脈があり,折れやすい.本品は弱いにおいがあり,味はわずかに苦く,収れん性である. 本品の横切片を鏡検するとき,クチクラは厚く,さく状組織と海綿組織の柔細胞の形は類似する.維管束中には1細胞列からなる放射組織が鎖骨状に2〜7条走り,維管束の上下面の細胞中には,まばらにシュウ酸カルシウムの多角形の単晶及び集晶を含む.他の葉肉組織中には結晶を認めない. |
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用途 |
尿路殺菌薬として腎盂炎、尿道炎、膀胱炎などに用いる |
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調製法 |
アルブチン含量が高い9, 10月に緑葉のついた枝条を刈り取り,風通しの良い目陰で乾燥し,仕上げに50°C温風乾燥するか,最初から温風乾燥を行う.なお,葉が濡れていたり雨に当たると変色しやすいので注意する.乾燥が終わったら,枝および異物が含まれないように注意しながら,葉をしごいて採取する. |
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エキス収率 |
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文献情報 |
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処方 |
ウワウルシ流エキス製造原料 |
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モデル試料 |
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遺伝子情報 |
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日本薬局方情報 |
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乾燥減量 |
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エキス含量 |
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精油含量 |
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その他 |
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NMR情報 |
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漢方処方情報 |
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生物活性情報 |
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植物名 |
クマコケモモ |
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ラテン名 |
Arctostaphylos uva-ursi (Linne) Sprengel |
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科名 |
Ericaceae |
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和科名 |
ツツジ科 |
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一般名 |
クマコケモモ |
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一般英名 |
Bearberry |
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品種等 |
栽培品種アルブータ(Arbuta) |
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分類 |
常緑小低木 |
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画像 |
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形態的特徴 |
枝条はほふく性で接地すると発根することがある.葉は互生,全縁,倒卵形〜長だ円形,へら形を呈し,長さ25mm,幅10mm内外,初期は草質で明るい緑色を呈し,次第に厚さを増しながら革質,暗緑色に変わる.特異な網状脈があり,主脈はほとんど突出しない.花は枝上端の葉腋に付き,小さなつぼ形の花を束生し,色は白色で赤い縁どりがある.液果は球形で紅熟. ほふくして伸びる茎から直立する茎を分枝し,主茎から一次分枝,一次分枝から二次分枝の順序で末広がりに生長していく.1年枝は木質化せず柔軟であり,2年枝は生育前半は若返り現象を起こしてやや柔軟であるが,後半は木質化し,3年以上の枝条はすべて木質化している. |
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生態的特徴 |
北部ユーラシア大陸〜北アメリカの冷涼な高地に自生する常緑小低木.周北極植物であり,寒冷地に適する.土壌に対する適応性は大きく,肥沃地では茎葉の生長が良く,やせ地では花付きが良い.地上部に比べて根量が多く,高山植物の性質に似ている.融雪後しばらくして新梢の萌芽・伸長が始まり,1箇月目位には開花(北海道では5月下旬〜6月上旬)がみられ,1〜2週間続く.果実は当初緑色であるが,秋(同9月中旬前後)になると紅熟する.耐冷性・耐乾性は高い. |
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生育特性 |
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写真ライブラリー |
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文献情報 |
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生薬名 |
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組織培養物及び効率的増殖法 |
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植物体栽培及び植物の効率的生産法 |
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さく葉標本情報 |
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報 |
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稀少植物情報 |
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保有資源情報 |
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真ライブラリー(Arctostaphylos uva-ursi (Linne) Sprengel(クマコケモモ))
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植物名 |
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ラテン名 |
Arctostaphylos uva-ursi (Linne) Sprengel |
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種苗および品種 |
日本には栽培品種・系統はなく,野生種が試作されているにすぎないが,旧チェコスロバキアではアルブチン含量が高く再生力の大きい栽培品種アルブータ(Arbuta)が育成されている. |
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繁殖 |
親株よりやや木質化した穂木(2年枝なら6月,当年枝なら7月)を採取し,5~10 cmの長さに切って下方の葉を取り除き,挿し穂にする.穂木の先端部はほとんど発根しないので使用を避けた方が良い.また,穂木には蒸散抑制剤の効果が高く,インドール酢酸(500 mg/L)またはアスコルビン酸(1,250 mg/L)は発根を促進する. 苗床は微塵を除いた小粒の赤玉土を深目の育苗箱に満たし,やや深めに穂木を挿し,風の当たらない日陰におく. 翌春,発根した挿し穂を直径10 cm 内外のビ二-ルポットに移植し,1年間育成して苗に用いる. |
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栽培適性 |
冷涼地を好み,北海道・東北または高冷地に適する. |
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播種,定植および育苗 |
苗は,耕起前に中熟堆肥を施し,よく耕うんした畑に春植える. 試植密度は畝幅100 cm, 株間100 cm とし,生育当初は間作する. |
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肥料 |
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管理 |
移植後2~3年間は緩効性または遅効性肥料を春に10 a当たり50 kg散幡し,土と混和するが,それ以後は枝条が蔓延して施肥を行うことができなくなる.中耕・除草も生育当初は行うが,畑が被覆されるとほとんど雑草は生えない. |
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病害虫駆除 |
現在のところ,被害の発生するような病害虫はみられず,防除は不要である. |
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収穫・調製 |
萌芽・伸長の盛んな頃の葉は薄く,夏秋になると厚みを増して硬くなり,アルブチン含量も高いので,収穫は9, 10月が適しており,必ず晴天日に行う. 調製法は,緑葉のついた枝条を刈り取り,風通しの良い目陰で乾燥し,仕上げに50 ℃温風乾燥するか,最初から温風乾燥を行う.なお,葉が濡れていたり,雨に当たると変色しやすいので注意する.乾燥が終わったら,枝および異物が含まれないように注意しながら,葉をしごいて採取する. |
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収量 |
挿し木苗を用いた場合,4年生の乾葉収量は10 a当たり500~600 kg である. |
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参考情報(生物活性) |
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参考情報(生物活性)ファイル |
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特性分類表 |
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栽培暦 |
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栽培方法関連データ |
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栽培方法関連写真データ |
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種子発芽情報データ |
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備考 |
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備考ファイル |
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生薬名 |
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試験名称 |
定量法 |
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分析条件 |
本品の粉末約0.5gを精密に量り,共栓遠心沈殿管に入れ,水40mLを加えて30分間振り混ぜ,遠心分離し,上澄液を分取する.残留物は更に水40mLを加え,同様に操作する.全抽出液を合わせ,水を加えて正確に100mLとし,試料溶液とする.別に定量用アルブチンをデシケーター(減圧,シリカゲル)で12時間乾燥し,その約40mgを精密に量り,水に溶かして正確に100mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液10μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行い,それぞれの液のアルブチンのピーク面積AT及びASを測定する. |
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備考 |
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生薬名 |
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試験名称 |
確認試験法 |
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分析条件 |
本品の粉末0.5gに熱湯10mLを加え,少時振り混ぜた後,冷後,ろ過し,ろ液1滴をろ紙上に滴下し,これに塩化鉄(Ⅲ)試液1滴を加えるとき,暗紫色を呈する. |
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備考 |
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生薬名 |
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試験名称 |
純度試験 |
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分析条件 |
(1) 枝 本品は,異物〈5.01〉に従い試験を行うとき,枝4.5%以上を含まない. |
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備考 |