生薬名
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トウガラシ
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生薬英名
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Capsicum
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生薬ラテン名
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CAPSICI FRUCTUS
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生薬和名
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蕃椒
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基原植物
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Capsicum
annuum Linné (トウガラシ) 植物詳細
植物名
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トウガラシ
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ラテン名
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Capsicum annuum Linné
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科名
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Solanaceae
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和科名
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ナス科
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一般名
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トウガラシ
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一般英名
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chile pepper
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品種等
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分類
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画像
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形態的特徴
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生態的特徴
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生育特性
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写真ライブラリー
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写真ライブラリー
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文献情報
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生薬名
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トウガラシ
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組織培養物及び効率的増殖法
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植物体栽培及び植物の効率的生産法
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さく葉標本情報
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トランスクリプトーム・ゲノミクス情報
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稀少植物情報
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保有資源情報
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導入年
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保有研究部
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導入番号
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1979
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筑波研究部
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0649-79TS
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1995
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種子島研究部
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0049-95TN
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1998
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種子島研究部
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0041-98TN
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2003
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筑波研究部
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0084-03TS
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部位
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果実
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局方収載
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局
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食薬区分
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非医
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生薬成分
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辛味成分:capsaicin カロチノイド色素:capsanthin
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成分(化合物)
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(E)-Capsaicin((E)-カプサイシン)
, 化合物情報詳細
Dihydrocapsaicin(ジヒドロカプサイシン)化合物情報詳細
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性状
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本品は長円錐形~紡錘形を呈し,しばしば曲がり,長さ3~10cm,幅約0.8cmで,外面は暗赤色~暗黄赤色でつやがあり,果皮の内部はうつろで,通例,2室で多数の種子がある.種子はほぼ円形で偏平,淡黄赤色を呈し,径約0.5cmである.
本品は,通例,がく及び果柄を付けている. 本品は弱い特異なにおいがあり,味はやくように辛い.
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用途
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辛味健胃薬,香辛料,皮膚刺激薬の原料
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調製法
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エキス収率
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文献情報
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処方
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トウガラシチンキ
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モデル試料
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遺伝子情報
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日本薬局方情報
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定量法 定量法詳細
生薬名
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トウガラシ
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試験名称
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定量法
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分析条件
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本品の中末約0.5gを精密に量り,共栓遠心沈殿管に入れ,メタノール30mLを加えて15分間振り混ぜ,遠心分離し,上澄液を分取する.残留物はメタノール10mLずつを2回加え,それぞれ5分間振り混ぜ,遠心分離し,上澄液を分取する.全抽出液を合わせ,メタノールを加えて正確に50mLとし,試料溶液とする.別に定量用(E)-カプサイシンをデシケーター(減圧,酸化リン(Ⅴ),40℃)で5時間乾燥し,その約10mgを精密に量り,メタノールに溶かして正確に50mLとする.この液2mLを正確に量り,メタノールを加えて正確に25mLとし,標準溶液とする.試料溶液及び標準溶液20μLずつを正確にとり,次の条件で液体クロマトグラフィー〈2.01〉により試験を行う.試料溶液の(E)-カプサイシン及びジヒドロカプサイシン((E)-カプサイシンに対する相対保持時間約1.3)のピーク面積ATC及びATD並びに標準溶液の(E)-カプサイシンのピーク面積ASを測定する.
総カプサイシンの量(mg)=MS × (ATC+ATD)/AS × 0.08
MS:定量用(E)-カプサイシンの秤取量(mg)
試験条件
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:281nm)
カラム:内径4.6mm,長さ25cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフィー用フェニル化シリカゲルを充てんする.
カラム温度:30℃付近の一定温度
移動相:薄めたリン酸(1→1000)/アセトニトリル混液(3:2)
流量:(E)-カプサイシンの保持時間が約20分になるように調整する.
システム適合性
システムの性能:定量用(E)-カプサイシン1mg及びノニル酸ワニリルアミド1mgをメタノールに溶かして50mLとする.この液20μLにつき,上記の条件で操作するとき,ノニル酸ワニリルアミド,(E)-カプサイシンの順に溶出し,その分離度は1.5以上である.
システムの再現性:標準溶液20μLにつき,上記の条件で試験を6回繰り返すとき,(E)-カプサイシンのピーク面積の相対標準偏差は1.5%以下である.
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備考
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確認試験法
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確認試験法(TLC) 各種試験法詳細
生薬名
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トウガラシ
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試験名称
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確認試験法(TLC)
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分析条件
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本品の粉末2.0gにエタノール(95)5mLを加え水浴上で5分間加温し,冷後,遠心分離し,上澄液を試料溶液とする.別に薄層クロマトグラフィー用(E)-カプサイシン1mgをエタノール(95)1mLに溶かし,標準溶液とする.これらの液につき,薄層クロマトグラフィー〈2.03〉により試験を行う.試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする.次にジエチルエーテル/メタノール混液(19:1)を展開溶媒として約12cm展開した後,薄層板を風乾する.これに2,6-ジブロモ-N-クロロ-1,4-ベンゾキノンモノイミン試液を均等に噴霧し,アンモニアガス中に放置するとき,試料溶液から得たスポットは,標準溶液から得た青色のスポットと色調及びRf値が等しい.
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備考
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画像データ
画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値: 0.54 (青色) 展開時間 9分 標準品 (E)-カプサイシン ①中国(2009年2月)0.153%(カプサイシン含量) ②中国(2010年12月)0.461%
③中国(2006年3月)0.554% ④中国(2001年4月)0.262%
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 12cm展開 Rf値: 0.67 (青色) 展開時間 21分 標準品 (E)-カプサイシン ①中国(2009年2月)0.153%(カプサイシン含量) ②中国(2010年12月)0.461%
③中国(2006年3月)0.554% ④中国(2001年4月)0.262%
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 7cm展開 Rf値: 0.60 (青色) 展開時間 6分 標準品 (E)-カプサイシン ①中国(2009年2月)0.153%(カプサイシン含量) ②中国(2010年12月)0.461%
③中国(2006年3月)0.554% ④中国(2001年4月)0.262%
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 12cm展開 Rf値: 0.74 (青色) 展開時間 18分 標準品 (E)-カプサイシン ①中国(2009年2月)0.153%(カプサイシン含量) ②中国(2010年12月)0.461%
③中国(2006年3月)0.554% ④中国(2001年4月)0.262%
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 7cm展開 Rf値: 標準品 0.59 試料① 0.60 試料② 0.60 試料③ 0.61 展開時間 9分 標準品 (E)-カプサイシン
①中国(2010年8月) ②中国(2008年6月) ③中国(2006年2月)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Merck社製 12cm展開 Rf値: 標準品 0.62 試料① 0.62 試料② 0.62 試料③ 0.63 展開時間 21分 標準品 (E)-カプサイシン
①中国(2010年8月) ②中国(2008年6月) ③中国(2006年2月)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 7cm展開 Rf値: 標準品 0.50 試料① 0.50 試料② 0.50 試料③ 0.50 展開時間 6分 標準品 (E)-カプサイシン
①中国(2010年8月) ②中国(2008年6月) ③中国(2006年2月)
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画像
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モデル試料のTLC画像と比較する
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備考
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Wako社製 12cm展開 Rf値: 標準品 0.65 試料① 0.65 試料② 0.65 試料③ 0.66 展開時間 15分 標準品 (E)-カプサイシン
①中国(2010年8月) ②中国(2008年6月) ③中国(2006年2月)
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乾燥減量 各種試験法詳細
生薬名
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トウガラシ
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試験名称
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乾燥減量
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分析条件
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乾燥減量〈5.01〉 14.0%以下(6時間).
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備考
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灰分 各種試験法詳細
生薬名
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トウガラシ
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試験名称
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灰分
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分析条件
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灰分〈5.01〉 8.0%以下.
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備考
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酸不溶性灰分 各種試験法詳細
生薬名
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トウガラシ
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試験名称
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酸不溶性灰分
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分析条件
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酸不溶性灰分〈5.01〉 1.2%以下.
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備考
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エキス含量
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精油含量
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純度試験 各種試験法詳細
生薬名
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トウガラシ
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試験名称
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純度試験
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分析条件
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異物〈5.01〉 本品は異物1.0%以上を含まない.
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備考
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その他
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NMR情報 2件NMR情報一覧
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NMR情報詳細
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漢方処方情報
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生物活性情報
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